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タワマン住みが教える!高層マンションのWiMAXが遅くておすすめできない理由

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タワーマンションを始めとした高層マンションでは、予め無料の共用インターネット回線が用意されていることが多いです。しかし、戸数が多いため、思ったより速度が遅くて夜の時間帯は使い物にならないことがあります。

そんな時に「WiMAXなら速度も速いし使えるんじゃないか!」と考えるかもしれません。しかし、筆者はタワマン、高層マンション住みの方にはWiMAXは絶対におすすめしません。

そこで本記事では、タワーマンションや高層マンションにWiMAXをおすすめしない理由を徹底紹介。これからインターネット環境を整える方の参考になれば幸いです。

高層階のマンションでWiMAXをおすすめしないたった一つの理由

高層マンションには必ずと言っていいほど無料のインターネット回線が用意されていますが、冒頭でも書いたとおり、夜のゴールデンタイムになるとマンション内の住民が一斉にインターネットに接続するため、通信速度が大幅に遅くなります。

筆者もこれは経験済みで、ネットゲームを嗜むことから「これじゃラグが酷くてマルチプレイができないな」と感じ、WiMAXを用意しました。

しかし、実際に使ってみると、WiMAXは高層マンションで利用するのは向いていないと感じました。その理由はたった一つ。

「速度が遅い」「階層によっては繋がらない」からです。

30数階あるタワーマンションの19階部分に住んでいる筆者ですが、実際にWiMAXを使ってみた感想や速度の測定結果を具体的にご紹介していきたいと思います。

【検証】高層階のマンションでWiMAXを使って速度を測定してみた

下記環境で、WiMAXの速度を計測しました。

計測環境

  • 測定場所:都内
  • 測定階層:19階
  • 測定時間:18時~1時

回線が混みやすいとされている18時~1時頃に掛け、電波が比較的入りやすい窓際にWiMAXのホームルーターを置き、WiFiは5Gに接続して計測を行い、以下のような結果が得られました。

測定結果をグラフにして表示したのが下記となります。

21時頃までは遅くても5Mbpsの下り速度が出ていましたが、22時を過ぎた当たりから速度がガクッと落ちました。22時から0時にかけては2Mbps以下の速度しか出ておらず、YouTubeやNetflixなどの動画を見るのも一苦労。

高層階といえ、まだ19階なので、これ以上の階層に住んでいる人であればもっと速度が遅くなることが懸念されます。WiMAXはお世辞にも、高層マンションで常時快適に使えるとは言い難い結果になりました。

なぜ高層マンションでWiMAXの速度が遅いのか?

高層階のタワーマンション等でなぜWiMAXの速度が遅くなりがちなのか、その理由は大きく2つあります。

  1. 基地局が遠くなる
  2. WiMAXの電波性質によるもの

理由1:基地局から遠くなるから

WiFiは基地局がなければ繋げることができません。では、その基地局は一体どこに設置されているかご存知でしょうか。基地局と言えば、多くの方が「鉄塔」をイメージするかもしれません。

しかし、実際の基地局は「電柱」に備え付けられています。街中の電柱をふと見上げた時、下記のようなボックスを見たことはないでしょうか。

引用:Twitter

この箱は、WiMAX 2+の基地局として使われています。一般的な基地局の印象とはかけ離れている見た目なので、まさか電柱に設置されている箱が基地局と思う人は少ないでしょう。

そんな電柱に設置されているWiMAX 2+の基地局ですが、どのくらいの高さはご存知でしょうか。

実は電柱は高くてもマンション4~5階分付近。つまり、高層階に位置するマンションだと基地局から遠くなってしまい、到着するまでに電波が弱まってしまうのです。そのため、基地局からある程度近い距離の10階付近までは問題なくWiMAXを使えますが、それ以上の階層になるとガクッと速度が遅くなることがあります。

SoftBank Airでは、例え通信エリア内だったとしても11階以上であった場合契約が不可となっています。理由はWiMAX 2+同様に基地局から遠くなることで、通信品質を担保できないからです。

理由2:WiMAX 2+の電波の性質!

WiMAX 2+の電波は、周波数帯が「2.5GHz」です。

一般的に電波は周波数が高くなれば高くなるほど通信速度が速くなります。それだけ見るとメリットが大きいように思えますが、実はデメリットも同時に存在します。

WiMAX 2+の電波は周波数帯が高いため、直進性が高いのが弱点です。つまり、障害物を回り込む能力が低く障害物に当たりながらルーターまで電波を届けるため、その間に電波の強度が弱くなってしまうのです。

特に高層階のマンションになると基地局から電波を送る距離、そして鉄筋コンクリートが当たり前なので、アンテナの状態が3バリでなかったり、3バリでも思ったより速度が出ないことがあります。

例え広範囲にWiFiを届けられるホームルーターを使ったとしても、元の電波が弱いと速度が遅くなるのは仕方がありません。

高層マンションに適しているのは「4G LTE回線のポケットWiFi」

WiMAXが高層階のマンションにおすすめできない理由について理解して頂けたでしょうか。だからと言って、マンションが無料提供している遅いインターネット回線を使うのは嫌だと思う人も少なくないと思います。

そんな時におすすめなのが、4G LTE回線を使ったポケットWiFiです

4G LTEのポケットWiFiは、WiMAXとは真逆の性質を持っているのが特徴で、我々の生活必需品である「携帯電話・スマートフォン」にも使われている電波です。

4G LTE回線は通信エリアが段違いに広い

まず1つ目の特徴が、電波の届くエリアが広いことです。元々ポケットWiFiで使われている電波は、キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)所有のものであるため、いつも利用しているスマホ同様にインターネットに接続できます。

実際にWiMAX 2+と4G LTE回線の通信エリアの違いを見てみましょう。

都内や大きな市ではさほど通信エリアに差はありませんが、山間部や海辺では大きな違いがあります。ただ、これは単純な通信エリアの範囲なだけで、ビルの階層などは一切考慮されていません。

例えば、同じ都内でも地下に入るとWiMAXは繋がりにくいですが、4G LTEの回線であれば問題なく繋がります。

「高低差」も考慮に入れてしまうと、通信エリアがダントツで広い4G LTEの方が電波が繋がりやすいのが結論です。

4G LTE回線の電波(プラチナバンド)は障害物に強い

WiMAXは2.5GHzのWiMAX 2+回線が使われているとお話ししました。

一方、4G LTE回線のポケットWiFiは700 〜 900MHzの低周波数帯である「プラチナバンド」を使って電波を飛ばしています。

周波数は高ければ高いほど直進性が高く、通信速度が速いと少し前にも書きましたが、プラチナバンドは逆に「障害物を避け、回り込んで電波を届ける」性質を持っています。

その分WiMAX 2+回線よりも通信速度が遅いとされていますが、プラチナバンドでもベストエフォートで最大150Mbpsまでの速度は実現可能なので、インターネットの速度としては十分だと思います。

まとめ:WiMAX 2+回線と4G LTE回線の比較

ここまで、WiMAXと4G LTE回線のポケットWiFiのメリット・デメリットを詳しくご紹介してきました。最後に、それぞれの特徴を表にまとめました。

WiMAX 2+4G LTE
電波の性質遮蔽物が苦手遮蔽物は得意
通信速度最大440Mbps最大150Mbps
高層階苦手普通
通信エリアやや狭い広い

比較結果からわかったのは、高層マンションに適しているのは「4G LTE回線のポケットWiFi」であることです。もちろんタワーマンションでも固定回線を引き込めるならそっちの方が良いですが、無理な場合はポケットWiFiの契約を視野に入れることをおすすめします。

タワマン・高層階のマンションなら「どんなときもWiFi」がおすすめ

4G LTE回線のポケットWiFiは多々存在しますが、その中でも昨今人気を集めているのが「どんな時もWiFi」です。どんなときもWiFiが他のポケットWiFiやWiMAXと違うのは、次の点です。

  • 事実上の速度制限なし!データ通信無制限で使える
  • 月額料金が安い

また、クラウドSIMと呼ばれる技術で、現在地によって適切な回線に繋いでくれるのが特徴。どんなときもWiFiで使える回線はドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアとなっています。なお、ほとんどソフトバンクで繋がります。

3日10GB制限なし!データ通信無制限でインターネットができる

どんなときもWiFi最大のメリットは、WiMAXのような3日で10GB以上の通信をしたら翌日に速度制限される心配がないことです。筆者も利用していますが、データ通信無制限でインターネットが楽しめています。

家庭用のインターネットとして、出張先に持ち歩くWiFiとしてなど、様々なシーンで速度制限を気にせず使うことができるポケットWiFiです。

WiMAXと同レベルの月額料金と短い契約期間

どんなときもWiFiは、月額料金が本けUQ WiMAXよりも確実に安いです。しかし、WiMAXはプロバイダ毎に料金が異なります。ここでは、毎月最安値級を記録している「GMOとくとくBB WiMAX 2+」と「どんなときもWiFi」の料金を比較して表にまとめました。

どんなときもWiFiGMOとくとくBB WiMAX 2+
契約年数2年3年
速度制限原則なし3日/10GB
月額料金1~24ヶ月:3,480円
25ヶ月目以降:3,980円
1~2ヶ月目:2,170円
3ヶ月目以降:3,480円
初期手数料3,000円3,000円
キャッシュバック--
2年間実質料金86,520円83,900円
3年間実質料金134,280円125,660円

3年間使った場合、約1万円ほどGMOとくとくBBの方が安いことがわかります。しかし、ここで見てもらいたいのが「契約年数」です。

どんなときもWiFiが2年なのに対して、GMOとくとくBBは3年契約。もし、GMOとくとくBBを2年で解約した場合は違約金が9,500円発生するので、2年間の実質料金で比較するとどんなときもWiFiの方が安くなります

昨今のWiMAXはほぼ全て3年契約です。2年契約である「どんなときもWiFi」と比較すると契約期間が長すぎるのもデメリットだと感じます。

まとめ

ここまで、高層階のマンションでWiMAXは使えるのかを検証、そしてなぜ速度が遅くなったり繋がらなくなるのかの原因を紹介してきました。

記事のまとめ

  • 高層マンション、タワーマンションにWiMAXは不向き
  • 電波のエリアが広い4G LTE回線のポケットWiFiがおすすめ
  • おすすめのポケットWiFiは、データ無制限で使える「どんなときもWiFi」

タワーマンションを始めとした、高層マンションでのネット環境整備は大変です。特に独自の固定回線を導入することができないのが痛い部分だと思います。WiMAXは高層マンションでも繋がりはしますが、電波の強度が落ちているので夜の時間帯は遅いと感じるでしょう。

ですので、個人的には低周波数帯の4G LTE回線のポケットWiFi、その中でも「どんなときもWiFi」をおすすめします。

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