本記事では、色々な所で目にする「ポケットWiFi(ポケットワイファイ)」とは何なのか、仕組みや用途などを解説しています。
この記事を見ればポケットWiFiの全貌がわかるよう、なるべく丁寧に解説していきます。
このページの目次
ポケットWiFi(ポケットワイファイ)とは
一般的には、この持ち歩けるインターネット回線の事をポケットWiFiと呼んでいますが、厳密には違います。
実はポケットWiFiとは、ワイモバイルのモバイルWiFiルーターの商標です。
ですが昨今では、WiMAXやモバイルWiFiルーター全てを含め、持ち歩けるWiFiは全てポケットWiFiと表現する人も増えてきました。
中には、ポケットWiFi(モバイルWiFiルーター)とWiMAXを分けて考えている人もおります。当サイトでも、なるべくポケットWiFiとWiMAXは別物として表記させて頂いています。
その理由を、ポケットWiFiとWiMAXの違いから解説していきます。
ポケットWiFiとWiMAXの違い
ポケットWiFiは各キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク/ワイモバイル)の「4G/LTE回線」。
WiMAXはUQコミュニケーションズが提供している「WiMAX回線」を利用。
一般的にはWiMAXのほうが通信速度の理論値が高くなっています。
4G/LTE回線だと最大260Mbps程度しかでない速度も、WiMAXの場合最大440Mbpsまでの速度を出すことが出来るようになっています。
通信速度の理論値はそこまで重要ではありません
WiMAX回線と4G/LTE回線では、通信速度の最大値が結構変わってくるので、やっぱり契約するならWiMAXだよね、となりがちですが、それが意外な落とし穴。
先程も触れた通り、この理論値の速度を出すことは無理です。
あくまでも各社で、「超すごい環境で全ての条件が揃ったら、この最大通信速度でますよ」というだけなので、我々ユーザーがその条件を満たすことは不可能です。
ポケットWiFiの仕組み
ポケットWiFiは、無線を飛ばしてインターネットに接続する機器のため、自宅の無線LANルーターと変わらないように見えます。
しかし、これら2つは全く別物で、WiFiを飛ばす仕組みとして「固定回線を利用しているかどうか」が違いとなってきます。
無線LANルーターの仕組み
アクセスポイント(親機)と無線LANルーターを接続し、そこからWiFiの電波を飛ばす仕組み。
ポケットWiFiの仕組み
ポケットWiFi単体で電波を飛ばす仕組み。
ポケットWiFiはアクセスポイントに繋がずに持ち歩いてどこえも使えるのに対して、無線LAN接続の場合、アクセスポイントとなる機器と接続をしないと利用することができません。
なので、外に持ち歩くことができないというデメリットも備わっています。
ポケットWiFiは機器さえあれば使えるの?
よくAmazonなどでモバイルルーター単体が1万円程度で購入できますが、あの機器だけではポケットWiFiとして機能しません。
例としては下記のようなルーターです。
ポケットWiFiはスマホ同様に、各社の基地局から発せられている電波をキャッチして接続しなければいけないので、回線の契約が必要になってくるのです。
基地局からの電波をキャッチして、それをWiFiとしてモバイルルーターが電波を飛ばす仕組み。
そして、ポケットWiFiから発せられる電波をスマホやパソコンで受信して接続。基地局は固定回線とは違い、街中を歩いているときでも受信出来るようになっています。
なのでポケットWiFiは「持ち歩きできるインターネット」と呼ばれているのです。
ポケットWiFiを使うことのメリットは?
ポケットWiFiは、いまいちスマホのインターネット回線と大差ないのでは、と感じるかもしれません。
しかし、スマホにはないメリットがたっぷりあります。
- データ容量無制限で使えるプランがある
- 自宅に固定回線を引かなくてもよくなる
- 光回線よりも安いポケットWiFiがほとんど
データ通信無制限プランが超便利
スマホの回線ですと、どんなに大容量のプランでも20GB、30GB程度だったりします。
しかしポケットWiFiですと、「データ容量無制限」で使えるプランが当たり前のように存在しており、なおかつスマホのギガプランよりも月額料金が安いです。
自宅のインターネット回線代わりになる
今まで引っ越しの度に、家に業者さんを呼んで固定回線を引いていた場合、ポケットWiFiを使えば自宅の固定回線代わりとして、インターネットに接続出来るようになります。
最大同時接続数も10台、15台というモバイルルーターがあるので、一人暮らしやカップルでの生活ならばポケットWiFiで十分過ぎます。
また、先程も書きましたが、データ容量無制限で使えるプランがあるのも大きなメリットです。
固定の光回線より月額料金が安い傾向にある
一般的なフレッツ光回線は、安くても4,000円程度。標準的な光回線だと約6,000円程度かかってしまいます。
一方でポケットWiFiの場合、データ容量無制限プランでも4,000円程度で借りられます。もっと安いものだと、2,980円から無制限で利用できるポケットWiFiもあります。
コストの節約という意味でも、ポケットWiFiのメリットは大きいですね。
ポケットWiFiはどうやって契約するの?
ポケットWiFiとWiMAXでは、少し契約する時のルートが変わってきます。しかし、根本的な部分は同じですのでご安心ください。
ポケットWiFiの契約方法とポイント
取扱いショップを探す
まずはポケットWiFiを取り扱っているショップを探します。
家電量販店でも販売されていることもありますが、限られた所にしかないため、ポケットWiFiを探すならばインターネット上で契約できるオンラインショップがおすすめです。
おすすめのポケットWiFiについては、記事下部でご紹介しています。
月額料金や初期費用をチェック
契約時にかかる初期費用や、月額料金はどのくらいなのかを確認しましょう。
中には初月は2,980円程度に使えるのに、2ヶ月目からは3,980円に値上げされる悪質なポケットWiFi業者もあります。
違約金をチェックしよう
違約金は必ずチェックしましょう。
ほとんどのポケットWiFiが2~3年縛りなので、その期間中に解約してしまうと使用月数に応じた違約金を支払わなければならないケースがあります。
最近は違約金が発生せず、2年縛りなどの契約期間なしのポケットWiFiが販売されるようになったので、それを契約するのもおすすめです。
ポケットWiFiと契約!
ここまでのチェックがしっかりできたら、後は契約するだけになります。
契約時に必要な書類や、支払い方法は各種オンラインショップで違うので、その辺は公式サイトを確認してください。
WiMAXの契約方法とポイント
取扱プロバイダを探す
WiMAXはポケットWiFiと違い、「プロバイダ」を選択する作業から始めなければなりません。
ですが、基本的にポケットWiFiの取扱店を探す作業と同じです。
大きく違うのは、WiMAXではキャッシュバックキャンペーンを行っているプロバイダがほとんどと言うことです。なので、どのキャンペーンが一番お得なのかを見極める必要があります。
おすすめのWiMAXプロバイダについては、記事下部でご紹介しています。
プランの料金や初期手数料をチェック
この部分はポケットWiFiと全く一緒です。
WiMAXにもデータ容量無制限プランが存在しています。
違約金と契約期間のチェック
こちらもポケットWiFiと同じです。
WiMAXは2年縛りがほとんどなので、WiMAXを契約する際は基本的に長期間使うことを前提に契約した方が良いでしょう。
ルーターを選ぶ
WiMAXを契約する際に利用するルーターを選びます。
なるべく最新のルーターを選んでおけば間違いありません。
WiMAXと契約!
ここまで出来たら、後はプロバイダ経由で申し込みをするだけです。
WiMAXはプロバイダによって料金やキャッシュバックも大きく異なるので、慎重に契約しましょう。
ポケットWiFiとWiMAXはどっちを契約すべき?
例えばですが、田舎で契約する場合はWiMAXだとエリアに対応していないので、契約しても損をしてしまうことがあります。
そこでこの章では、用途別、利用する場所別に分けておすすめポケットWiFiを紹介しています。
入院中にポケットWiFiを使うなら
田舎(地方)でポケットWi-Fiを使うなら
おすすめのポケットWiFi(WiMAX)はありますか?
しっかり使ってレビューしている商品もあるのでご安心ください。
短期間使えるレンタルポケットWiFiまとめ
違約金/契約縛りなしのポケットWiFiまとめ
最強の無制限ポケットWiFiの選び方