※JPWiMAXは現在、端末の在庫不足で新規契約とレンタルを停止しています。
WiMAXの利用を検討している方は、下記の記事を参考にしてください。
WiMAXのプロバイダは色々ありますが、やはり選ぶべきポイントは月額料金・トータル料金の安さだと思います。さらに言うと、WiMAXを契約する人の多くは、キャッシュバックを受け取って最安値を目指すか、キャッシュバックなしで月額料金が最も安いプロバイダを選ぶのか、2択になります。
当サイトではこれまで、後者のキャッシュバックなしで月額料金が最も安いプロバイダとして「GMOとくとくBB」をおすすめしてきましたが、「JPWiMAX(ジェーピーワイマックス)」と呼ばれる月額料金が安いWiMAXが非常に気になりました。
そこで本記事では、JPWiMAXの料金プラン・口コミ・評判などを徹底レビュー。これからJPWiMAXの契約を検討している方のご参考になりましたら幸いです。
このページの目次
JPWiMAXとは?
JPWiMAXとは、WiMAX回線が使えるモバイルWiFiルーターを提供しているプロバイダの一つです。運営会社は株式会社ONE PIECE(ワンピース)。
会社自体の設立は2012年で、設立当初からポケットWi-Fiのレンタルサービスを行っている企業です。
主な事業内容
- モバイルWi-Fiレンタルサービス「Mobile PEACE(モバイルピース)」の運営
- 来日台湾人旅行客向けWi-Fiレンタルサービス「Wi-Fi SAMURAI(ワイファイサムライ)」の運営
- その他、メディア事業、システム事業、CRM事業、ISP事業を展開
まだ認知度が低いプロバイダではありますが、利用しているユーザーからの満足度は上々で、なんと言っても月額料金がWiMAX業界の中でも最安値級なのがポイントです。
また、以前からポケットWi-Fiを事業としてきた企業なので、ある程度モバイルWiFiに関する知識がある会社であるのはメリット。そのノウハウを活かしてJPWiMAXの運営を行っている事が考えられます。
JPWiMAX:ユーザーの評判や口コミは?

良い評判・口コミ
- すぐにAmazonギフト券1万円分キャッシュバックで受け取れるのはお得すぎる
- 最初の3ヶ月は月額2,880円で利用でき、その後も料金は安い
- 高額キャッシュバックのように受け取れないことは絶対にない
- 契約書月は日割りで計算してくれる
JPWiMAXで見られた良い口コミは、「月額料金の安さ」「キャッシュバックが即受け取れる」に絞られます。やはりここに魅力を感じて契約する人が多いのでしょう。
よくある高額キャッシュバックだと受け取れるのは早くても半年後、遅ければ1年後くらいになるので、意識していないと忘れてしまい受け取れない人も続出します。その点Amazonギフト券で即還元してくれるJPWiMAXは良心的と言えますね。
悪い評判・口コミ
- プロバイダの知名度が低いのでちょっと不安
- 公式サイトで料金が確認しにくく、少し不親切に感じる
- 電話が繋がりにくい
- 支払いがクレジットカードのみ…口座振替に対応していないのが残念
- メールでの問い合わせは時間がかかる
- 即日発送と書かれているが即日発送されない
- W05のブラックライムを契約したが、ホワイトが送られてきた
- 契約者名が違う契約書が届いた
最後の2つはハッキリ言って致命的。月額料金自体は悪くありませんが、ユーザーへの対応がおざなりだと感じます。認知度が低いゆえの弊害だと思いますが、こういった口コミを見ると契約する際に不安を覚えてしまうのも無理はありませんね。

JPWiMAX:月額料金プランを他社と比較
JPWiMAXを、他社と比較したのが下記となります。
プロバイダ名 | 月額料金 | 3年間実質料金 |
---|---|---|
GMO とくとくBB CBあり | ¥3,609~ | ¥123,560 |
JP WiMAX | ¥2,800~ | ¥124,100 |
GMO とくとくBB CBなし | ¥2,170~ | ¥125,660 |
DTI WiMAX | ¥0~ | ¥129,670 |
Broad wimax | ¥2,726~ | ¥131,626 |
Smafi WiMAX | ¥3,590 | ¥132,240 |
カシモWiMAX 最安級プラン | ¥1,380~ | ¥133,368 |
カシモWiMAX 最新機種プラン | ¥1,380~ | ¥135,668 |
AsahiNet WiMAX 2+ | ¥0~ | ¥140,280 |
EDION WiMAX(2年) | ¥3,880 | ¥142,680(別途端末代金) |
EDION WiMAX(3年) | ¥3,880 | ¥142,680(別途端末代金) |
novas WiMAX | ¥2,780~ | ¥143,880 |
hi-ho WiMAX (ギガ放題36) | ¥3,780~ | ¥147,960 |
So-net | ¥3,380~ | ¥148,656 |
UQ WiMAX | ¥3,880 | ¥154,680 |
Dis mobile WiMAX | ¥3,880 | ¥157,680 |
YAMADA ギガ放題プラン(3年一括) | ¥3,880 | ¥157,680 |
BIC WiMAX(3年分割) | ¥3,880 | ¥157,680 |
BIC WiMAX(3年一括) | ¥3,880 | ¥157,680 |
KT WiMAX 2+ (分割) | ¥3,880 | ¥157,680 |
KT WiMAX 2+ (一括) | ¥3,880 | ¥157,680 |
@nifty | ¥0~ | ¥158,902 |
J:COM WiMAX | ¥4,379 | ¥160,644 |
advent WiMAX | ¥4,380 | ¥160,680 |
BIGLOBE WiMAX | ¥3,980~ | ¥161,500 |
YAMADA ギガ放題プラン(3年分割) | ¥3,880~ | ¥172,680 |
ヨドバシカメラ 2年プラン | ¥4,268 | ¥173,448 |
ヨドバシカメラ 3年プラン | ¥4,268 | ¥173,448 |
これを見るとわかる通り、月額料金が安いだけではなく3年間のトータル料金でもトップクラスの安さになります。(ただし、時期によって変動あり。)
JPWiMAXには即貰えるAmazonギフト券1万円の進呈がある
料金表を見ると3年間なら「JP WiMAX」の月額料金が最も安くなります。
JPWiMAXは「契約後すぐにAmazonギフト券1万円分プレゼントキャンペーン」がもらえるため、キャッシュバックの受け取りやすさは抜群。そして、1年後に追加でAmazonギフト券をもらうことができ、2019年4月時点では合計16,000円のキャッシュバックが受け取れることになります。
余談ですが、キャッシュバック金額ランキングは次のようになっています。
プロバイダ | キャッシュバック | 契約期間 | 受取日 | 指定機種 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
GMO とくとくBB | 34,700円 | 3年 | 11ヶ月目 | W06 | |
GMO とくとくBB | 34,700円 | 3年 | 11ヶ月目 | WX05 | |
GMO とくとくBB | 34,700円 | 3年 | 11ヶ月目 | WX05 | クレードル |
GMO とくとくBB | 34,700円 | 3年 | 11ヶ月目 | HOME 01 | |
GMO とくとくBB | 34,700円 | 3年 | 11ヶ月目 | L02 | |
BIGLOBE | 30,000円 | 3年 | 12ヶ月目 | - | |
JP WiMAX | 10,000円 | 3年 | 初月 | WX05 | Amazonギフト券 |

JPWiMAXのメリット
メリット1:無料で最新端末がもらえる
2019年10月時点で、JPWiMAXでは「Speed Wi-Fi NEXT W06」「Speed Wi-Fi NEXT W05」と「Speed Wi-Fi HOME L02」を取り扱っています。それぞれWシリーズ、Lシリーズの最新機種なので、どちらかを選んでおけば間違いありません。個人的にはW06をオススメします。
2つの大きな違いは持ち歩きに適しているか、そうではないかとなります。
W06は自宅でも外出先でも使えますが、L02はACアダプタのない場所では利用できないデメリットも。なので、色々な場面を想定して使うのでしたらW06を選んでおけば間違いありません。もしW05を使う場合は、「クレードル」を一緒に購入すると捗ります。
これらの端末はJPWiMAXと契約すれば無料で借りることができます。ただし、注意しなければならない点が一つあり、それに関してはJPWiMAXのデメリットで詳しく紹介します。
メリット2:Amazonギフト券1万円分が即受け取れる
JPWiMAX最大のメリットと言って良いのが「Amazonギフト券1万円分を受け取れる」キャンペーンがあることです。受取りにかかる時間も非常に早く、次の4ステップをクリアしたら1週間以内にはAmazonギフト券1万円分が受け取れます。
- JPWiMAXを申し込み
- 「お申込み完了メール」が登録メールアドレス宛に送られてくるので保存しておく
- 端末を受け取ったら、「お申込み完了メール」に書かれているURLからAmazonギフト券を申請
- 1~2営業日以内に、登録メールアドレス宛にAmazonギフト券が送られてくる
超簡単に受け取ることができますが、Amazonギフト券進呈キャンペーンを受けるにはJPWiMAXの限定ページ経由で契約する必要があることだけに注意してください。
メリット3:初期契約解除制度を利用できる
WiMAXを契約したけども自分の地域ではWiMAXの電波が入らなかった、端末が壊れていたなどで、サービスの利用が正常にできない時、JPWiMAXでは「初期契約解除制度」を利用して8日以内のキャンセルが可能です。
8日以内のキャンセルだと違約金も一切発生しないので、もしサービスの利用が困難な場合は積極的に利用しましょう。
WiMAXのエリア確認方法
WiMAX対応エリアは事前に調べる事が可能です。
初期契約解除制度は8日以内に行わなければならないので、結構スピーディーな対応が求められます。自分のエリアがWiMAX対応地域になっているかを事前にチェックしておくことで、この制度を使わなくても済むので契約前に必ず調べておきましょう。
JPWiMAXの対応エリアは下記ページから確認することが可能です。
JPWiMAXのデメリット
デメリット1:契約期間が3年のみ
WiMAXは3年契約が主流となっています。JPWiMAXもその一つで、2年契約プランがありません。3年の契約は長すぎると感じる人にとっては、この部分が大きなデメリットになるかもしれません。
デメリット2:端末違約金がある
JPWiMAXで最も気をつけたいのが端末の違約金です。他のプロバイダではあまり見ない制度なのでしっかりとチェックしていきましょう。
JPWiMAXでは、もし24ヶ月以内に解約を行って返却ができなかった、あるいは端末を紛失した場合に「契約残月数 × 1,600円」の端末違約金が発生してしまいます。なお、端末の紛失に関しては月額550円で使えるオプション、「端末安心サポート」を契約しても対象外です。
13ヶ月目に解約:19,200円の違約金(12 × 1,600円)
返却をすれば問題ありませんが、24ヶ月が過ぎるまでは端末は自分のものではありません。なので、粗末に扱って傷を多くつけたりしていると端末違約金が取られる可能性もあるので注意してください。
これ大丈夫?レンタルと変わらないような・・・
JPWiMAXのサービス内容を見てふと思ったのが、この契約はレンタル契約では無いかということ。なぜなら、普通のプロバイダなら端末は無料プレゼントしており、例えば2ヶ月程度で解約したとしてもモバイルWi-Fiルーターの返却は必要ありません。
ですが、JPWiMAXの場合2年以上経過しないとルーターを貰うことができず、その間はレンタル品扱いとなっています。
あくまでも推測ですが、JPWiMAXはどこか別の所からWiMAXをレンタルして、それを又貸ししているのでは無いかと。利用するユーザーにとっては特にデメリットは無いのですが、そのやり方は本当に今後も大丈夫なのか、と少し心配な面もあります。
デメリット3:違約金が他のプロバイダと比較しても高い
JPWiMAXの違約金は高額です。料金プランの比較を行ったプロバイダと比べても違約金が高いことは一目瞭然。
プロバイダ名 | ~12ヶ月 | ~24ヶ月 | ~36ヶ月 | 37ヶ月以降 |
JPWiMAX | 30,000円 | 25,000円 | 25,000円 | 9,500円 |
Broad WiMAX | 19,000円 | 14,000円 | 9,500円 | 9,500円 |
カシモWiMAX | 19,000円 | 14,000円 | 9,500円 | 9,500円 |
GMO とくとくBB | 24,800円 | 24,800円 | 9,500円 | 9,500円 |
他社と比較してもダントツで高いのが表を見てハッキリわかります。他社だと2年目以降は9,500円のところ、JPWiMAXのみ25,000円と高額。正直なところ、3年間継続して利用しない場合、損をしてしまうのは間違いありません。

なお、違約金を負担してくれるプロバイダに関しては下記に詳しくまとめています。
デメリット4:オプションは途中解約できない
JPWiMAXを契約する際の注意点まとめ
端末違約金に注意
まずはデメリットでも紹介した端末の違約金だけは注意しましょう。端末はきちんと送られてきますが、24ヶ月間はレンタル品扱いとして契約されます。返却ができないと端末違約金が発生するので、2年間経つ前に解約する場合は気をつけてください。
データ通信量無制限だが「3日/10GB制限」は存在
JPWiMAXはギガ放題プランしかないため、基本的にはデータ通信量無制限で使えます。
しかしWiMAX回線なので、3日間で10GB以上の通信量をしてしまうと、翌日18時~翌々日2時頃までの6時間速度制限が実施されます。速度制限後の通信速度は最大で下り1Mbpsまでとなります。ギリギリ低画質でYouTubeが見られるレベルです。
速度制限のイメージは上記の通り。18時~2時以外の時間帯は普通の速度でWiMAXが使えます。仕事が夜勤メインの人だと、実質無制限で使えるのは間違いないかと思います。
【JPWiMAXまとめ】キャッシュバックなしの最安値を目指すなら選択肢に入るが…
最後に改めて、JPWiMAXのメリット・デメリットをまとめました。
メリット
- 月額料金が業界最安値級
- 最新端末が無料でゲットできる
- Amazonギフト券1万円分を即日ゲット
デメリット
- 違約金が他のプロバイダと比べても高い
- 24ヶ月以内の解約で端末返却がないと端末違約金が発生する
- お問い合わせの返信・電話が繋がりにくい
JPWiMAX自体の月額料金が安いのは間違いありません。
ただ、解約時にかかる違約金などを含めると人を選ぶプロバイダだなと思いました。もし自分は3年間使う自信がある場合は、月額料金・3年間のトータル料金でも最安値級なのでおすすめできます。
また、Amazonギフト券1万円分も確実に受け取れるので、料金面だけ見るとWiMAXプロバイダの中で上位くらいなことは間違いありません。
JPWiMAXは個人的にサポート体制に不安を覚えた
Amazonギフト券を含めた月額料金だけで見るなら他社と同じくらいか少し安い程度ですが、それ以上にサポート体制に不安を覚えるプロバイダです。
特にお問い合わせに関しては微妙。実際に電話を5回ほどフリーダイヤル宛に掛けてみましたが、一度も繋がらず着信が勝手に切れました。さらにメールを送ってお問い合わせしても、中々返事がこずヤキモキ。
こういった事も考えると、やはりキャッシュバックなしならサポート体制やキャンペーンの豊富さで「GMO とくとくBB」。キャッシュバックありでも「GMO とくとくBB」が現状では最適解だと感じました。