Bluetoothのバージョンの違いを説明。イヤホン等の選び方には注意を

今やスマホ、タブレット、パソコンなどの機器でほとんど搭載されているBluetooth。最近は使う人も多くはなってきましたが、一昔前は名前すら知らないという人が多かったです。現在は一般的に普及したと言っても、Bluetoothについてまだまだ知らないことも多いかもしれません。

そこで今回は、スマホなどのスペック表でよく見る、『Bluetooth4.1対応』、言うなればBluetoothのバージョンの違いについてご説明していきます。

 

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Bluetooth製品を購入するときにチェックすべきポイント

Bluetoothのイヤホンやスマホを購入するときは、以下の3点をチェックして選びましょう。

  • Bluetoothのバージョン
  • 電波到達距離『Class』
  • プロファイル

特にみてもらいたいのは、Bluetoothのバージョンとプロファイルです。特にプロファイルは、プロファイルに対応していないバージョンを選んでしまうと、場合によっては接続がつながらないこともあるので注意してください。

それでは次章から、この3点について詳しくご説明していきます。

 

Bluetoothのバージョンについて

2017年1月3日現在、Bluetoothの最新バージョンは『Bluetooth 5』と発表されています。Bluetooth 4.2と比べると、通信速度は2倍、通信範囲が4倍も向上すると言われており、より遠くの距離からワイヤレスでつなぐことができ、Bluetoothにありがちな遅延もマシになる模様です。

しかし、現在発売されているスマホ端末は、だいたいが『Bluetooth 4.0』世代です。Bluetooth 4.0世代は、バージョン3.0に比べると消費電力が少なくなりましたが、通信速度は遅くなりました。それぞれのバージョンによる違いは次のとおりです。

バージョン機能
ver1.1普及バージョン
ver1.22.4GHz帯域の無線LAN(11g/b)との干渉対策
ver2.0EDR対応ならver1.2の約3倍のデータ転送速度に(最大転送速度3Mbps)
ver2.1ペアリングの簡略化。バッテリー寿命を最大5倍延長できるSniff Subrating機能を追加
ver3.0従来より約8倍のデータ転送速度に(最大転送速度24Mbps)
ver4.0大幅な省電力化(BLE)対応。様々なプロファイルに対応。
ver4.14.0を高機能化。自動再接続やLTEとBluetooth機器間での通信干渉を抑制。
ver4.2セキュリティの強化と転送速度の高速化。
ver5.0ver4.0よりデータ転送速度が2倍。通信範囲が4倍に。

現在主流となっているBluetooth 4.0は2009年あたりに発表された規格で、Bluetooth 5.0になるまでおよそ7年かかりました。ある程度4.0世代でBluetoothとしては完成されていたと感じますが、Bluetooth5.0ではさらに転送速度も速くなり、スマホやパソコン、マウスやイヤホンなどに対応するのが楽しみな規格です。

 

バージョン3.0と4.0の互換性について

4.0から対応しているBLE(Bluetooth Low Energy)は、4.0以降同士の機器でないと使えないので、4.0と3.0は互換性がないと言われています。しかし、機器によっては使えます。4.0対応の機器の中でBLE通信と、Bluetooth3.0以前の通信方式を兼ねそろえているものもあります。その製品を見分けるときは、Bluetoothのロゴを見て判断しましょう。

注目してもらいたいのは、Bluetoothロゴマークの下にある『SMART』等の記載です。このマークの意味を説明すると、次の通りそれぞれ分類されます。

  • 無印マーク:Bluetooth 3.0以前の通信方式のみ
  • SMART:BLE通信のみ(バージョン4.0のみの接続)
  • SMART READY:無印とSMARTのハイブリッド

注目してもらいたいのは『Bluetooth SMART READY』です。このマークがあるBluetooth製品は、BLE通信方式と、Bluetooth 3.0以前の通信方式の両方を使うことができます。つまり、バージョン4.0でもこのロゴマークがついている製品でしたら、3.0以前のBluetooth製品と通信が可能となります。下位バージョンと互換性を考える場合は、『Bluetooth SMART READY』のロゴが入っている製品を選びましょう。

 

電波の到達距離『Class』とは

Bluetoothには電波の到達距離をClassで分けています。現在使われているClassは3種類。

  • Class1:最大100m
  • Class2:最大10m
  • Class3:最大1m

Bluetooth間で同じクラスを選ばないと使えないということはないので、正直ここはあまり意識しなくてもいいかなと思います。とりあえずClassという電波の最大到達距離があるんだと覚えておけば問題ありません。Class2なら十分ですよね。

ちなみに、Bluetoothをもつ機器間で送信機と受信機のClassが違う場合は、短い方のClassに合わせて繋がります。例えば、イヤホンがClass2で、音楽プレイヤーがClass1でしたら、Class2のほうに合わせて繋がるようになっています。

と言っても、現在多く使われているのはClass2が多いので、最大到達距離が1mのClass3はほとんど見ませんね。

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Bluetoothのプロファイルについて

Bluetoothのバージョンによって対応しているプロファイルが違います。特に4.0以降は今までのバージョンより2倍以上のプロファイルが対応しているので、できればBluetooth製品を購入する場合は、『Bluetooth 4.0以上』を選ぶのが無難です。実際にどの程度プロファイルが対応しているかをご紹介します。

バージョン3.0以前のプロファイル

プロファイル名機能
DUN携帯やPHSを介した、インターネットへのダイヤルアップ接続
FTPデータ転送
HID入力装置をワイヤレス化(マウスやキーボードなど)
OPP名刺データの交換
HSP音楽Playerなどのヘッドセットとの接続、通信
HFPヘッドセット等の通話機能
A2DPヘッドフォンやイヤホンに音声を転送する機能
AVRCPAV機器のリモコン操作

音楽を聴く分にはバージョン3.0以前のBluetoothでも問題はありません。ある程度の機能は備わっているのですが、現在色々なところで使われている、Bluetoothを使ったテザリングやBluetoothを使ったプリンターへのデータ転送などがありませんね。

バージョン4.0以降に追加されたプロファイル

プロファイル名機能
Battery Service Profileバッテリーの残量をお知らせ
FMPデバイスの再検索
TIP時刻の修正
ANP音声やメールを通知
PASP電話着信を通知
HOGP低消費電力接続
SPPBluetooth機器を仮想シリアルポート化
HCRPファイルの印刷・スキャン
BPPプリンターへのデータ転送
BIP画像の送受信・印刷
PANBluetoothでのテザリング
VDPビデオデータをストリーミング配信
PXP接続機器間の距離をモニタリング
HDP健康管理機器同士を接続

先ほど掲げた、テザリングやプリンターへのデータ転送はバージョン4.0にて追加されました。その他にも、一度Bluetooth接続が切れた際に、自動で再接続を試みるFMPなどが追加されて、かゆいところに手が届く感じのプロファイルが追加されました。

 

Bluetooth製品を選ぶときのポイント

以上3つのポイントを説明してきました。その際に選ぶときの細かいポイントをまとめると次のようになります。

  1. バージョン
  2. Bluetooth SMART READYかどうか
  3. 使用プロファイル
  4. Class

この順番に見ていきましょう。最低でも、バージョンとSMART READYかどうかはチェックしておきたいポイントですね。やはり互換性のある製品を使った方がハズレは少なくなりますしね。

 

最後に

以上が、Bluetoothのバージョンの違いについての説明でした。

基本的に4.0以上のバージョンを受信機、送信機共に選んでおけば問題ありません。大抵の製品はすでにBluetooth4.0以上が主流となってはいますが。あと、昔はよくBluetoothイヤホンは音質が悪い、ぶつぶつと音が切れやすいと言われていましたが、最近のBluetoothイヤホンはその問題がだいぶ改善されたように感じます。

ただ、距離が離れてしまうとやはりまだまだ遅延や音切れが起こってしまうので、できれば半径2m以内でBluetooth接続したいところです。

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