日本時間2017年5月31日、Googleが日本向けに「Youtube Kids」のサービスを開始しました。このアプリは名前から分かる通り、子供向けのYoutube視聴アプリとなっており、ある程度のフィルターをかけてYoutubeを視聴出来るようになっています。
このページでは、Youtube Kidsの使い方や既存のYoutubeとは何が違うのかを紹介しています。
既存のYoutubeとYoutube Kidsの違い
Youtube Kidsとはザックリと言ってしまうと、既存のYoutubeのコンテンツから子供向けの動画のみをフィルタリングして抽出してくれるアプリです。
かなり使い方は簡単になっており、画面のUIもシンプルなので、子供も直感的に操作が可能なアプリとなっています。
初期設定では検索機能をオン/オフにすることが出来、子供が勝手にYoutube内の動画を検索できないようにすることが可能です。検索オフにした時は、ホーム画面に表示されるおすすめ動画のみを視聴することが出来ます。
なお、Youtube Kidsで視聴できる動画は公式チャンネルが配信しているものがかなり多くなっており、疑わしき違法動画に関してはフィルターで弾かれる傾向にあります。
Youtube Kidsの基本機能について
4つのカテゴリから選べる
Youtube Kidsでは、「アニメ・ドラマ」「おんがく」「まなぶ」「はっけん」の4つのカテゴリからおすすめ動画を選択することができます。基本的にYoutube Kidsの検索機能をオフにした状態だと、これらのおすすめ動画からしか動画を見ることは出来ません。
アニメには、妖怪ウォッチやセサミストリート、ドラえもん、ここたま、しまじろう、プリキュアなど幼児向けアニメが多数揃っていました。いずれも公式チャンネルが配信している動画です。
視聴タイマーを掛ける方法も存在
設定アイコンを開くと、Youtube Kidsアプリの設定をおこなうことができます。この設定画面へはパスワードを入力しなければ入れないので、親御さんは独自パスワードを設定して、子供に勝手に設定を弄られないようにしておきましょう。
さて、その設定の中に「視聴タイマー」という機能が存在します。この視聴タイマーを掛けることで、アプリを開いてからYoutube Kidsを視聴できる時間を制限できます。
最大120分まで対応しており、子供に長い時間Youtubeを見せたくない人はこの視聴タイマー機能を使ってみるのも良いと思います。ちなみにタイマーの残り時間は画面上部に小さくシークバーがありますので、それから確認できます。
実際にタイマーがかかると、「時間だよ、またね!」という画面が表示されます。タイマーを解除するには、再度設定画面を開いて「タイマーを終了」をタップすればOKです。
ちなみに一度アプリを落とすと、タイマー設定も解除されてしまうという罠が存在します。設定画面を開かずともタイマー設定を無理やり解除することが可能なので注意してください。
検索機能のオン/オフ設定も簡単
検索機能のオン/オフを切り替える方法は2つあります。ただし、オンにするときだけ2つありますが、オフにするときは1つの方法しかありません。
まず1つ目の方法ですが、コチラの方法はホーム画面から誰でも切り替えができるようになっています。まずは右上の「検索アイコン」をタップしてください。すると、横からオン/オフ設定切り替えがスライドしてきますので、オンにする場合は「検索をオンにする」をタップ。
ホーム画面からは検索のオンしか設定できないので、再度オフにしたい場合は設定画面からオン/オフの切り替えをおこないましょう。
ホーム画面に表示されるおすすめ動画は対象年齢で異なる
ホーム画面に表示されるおすすめ動画は、その端末で視聴した動画履歴と対象年齢で決まります。
対象年齢はどのように判断しているのかと言うと、設定画面で決定した以下3つの年齢層から判断されます。
- すべてのお子様向け
- 未就学児向け
- 学齢児童向け
デフォルトでは、「すべてのお子様向け」となっているので、もうちょっと動画の幅を制限したい場合は、他2つのどちらかを選択してあげましょう。
ホーム画面右下の「鍵アイコン」→「設定アイコン」→「ホーム画面の対象年齢」から設定を変更できますのでお試しあれ。
パスコードをカスタム設定に
Youtube Kidsでは設定画面やタイマー画面を開くたびにパスコードが要求されますが、このパスワードは画面にランダムで表示されるものを入力して開く仕組みとなっています。
ですが、このパスコードを独自カスタマイズしておかないと、子供に勝手に設定を開かれたりタイマーの設定を解除されたりしますので、必ずパスコードを設定しておきましょう。
パスコードの設定方法は2つ。鍵アイコンをタップした時か、設定画面からの設定のどちらかとなります。
鍵アイコンをタップした時のパスコードの設定方法ですが、まずはホーム画面右下の「鍵アイコン」をタップします。すると、パスコード入力画面が開くので、「独自のパスコードを設定」をタップしてください。
あとは自分で好きなパスコードを入力するだけになります。
また、設定画面からもパスコードを変更することができます。ホーム画面右下の「鍵アイコン」→「設定アイコン」→「カスタムパスコードを設定」からもパスコードの変更が可能ですのでお試しあれ。
実際に独自のパスコードに設定した後、設定画面を開いてみると、次のように画面が変わり、4桁のランダムパスコードの入力はなくなります。
もし、パスコードを忘れた場合でも、パスコード入力画面にて再設定することが可能なので安心してください。
とりあえず、子供にパスコードを勝手に解除されたくない人は独自のパスコードは設定しておくといいでしょう。
検索に弾かれるYoutuberも
YoutuberはYoutube Kidsで検索すると動画がでてくるのか気になったので検索してみました。
おそらくこの人は弾かれるだろうなーと思う「シバター」と、この人は大丈夫だろうと思う「ヒカキン」で検索してみました。すると、思っていたとおりの結果となりました。
Youtube側でもこのYoutuberは表示しちゃいけないというフィルターを掛けているみたいです。炎上目的の過激な動画を配信しているYoutuberの動画は見られなくて当然ですし、広告がついていることさえありえない。
どんどんこういった人たちは排除していってもらえると、Youtubeもキレイに浄化されていくと思うので頑張ってもらいたいです。ニコニコ動画と同じ末路を辿るのは嫌ですからね。
ちょっとアレなワードもNG
性に目覚めた子供はYoutubeで何かしらアレなワードを検索する子もいると思います。
ですがYoutube Kidsなら大丈夫。きちんとアレなワードは検索にヒットしないようになっています。「ほかのこともさがしてみよう」とアプリから怒られてしまいます。
ひどい呆れ顔だ。
最後に
以上が、Youtube Kidsの使い方と簡単な機能紹介でした。
今回の記事内容を簡潔にまとめると、
- 子供向けのコンテンツ中心のYoutube視聴アプリ
- 直感的な操作が可能なわかりやすいUIを採用
- 過激系Youtuberは検索から除外されている
フィルター機能が結構効いているのかわかりませんが、過激なワードはほとんど検索にヒットすることはありませんでした。
自分の子供がYoutubeを見たいと言った時にでもYoutube Kidsを使ってみてはいかがでしょうか。