Youtube クリエイターツールは、YouTubeで動画投稿を行う際の必須ツールでした。
しかしYouTubeクリエイターツールは2020年4月で全ての対応を終了しています。
そして新しく発表されたのが新バージョンのYouTube Studioです。
今回は、なぜYoutubeクリエイターツールは対応しなくなったか、新しいツールになって何が変わったのかを解説します。
YouTubeクリエイターツールは2020年4月に対応終了
Googleは2019年の11月よりYouTubeクリエイターツールに代替する新しいツールとして、YouTube Studioへの段階的な移行を推し進めてきました。
公式のガイドラインでは、移行予定は下記の通り記載されていました。
- 2019 年 11 月: YouTube Studio のみを使用している約 15 万個のチャンネル
- 2020 年 1 月: 約 1% のチャンネル
- 2020 年 2 月: 約 10% のチャンネル
- 2020 年 4 月: 残りすべてのチャンネル
段階を踏みながらチャンネルの移行を推し進めてきたのは、いきなり全てを行うとクリエイターが対応できなくなるのが理由だと考えられます。
2019年ごろからクリエイターツールはデフォルトの設定ではなくなり、デフォルトの画面ではYouTube Studioが設定されるようになりました。
2020年4月までは、設定を変えればYouTube StudioからYouTubeクリエイターツールへ変更することが可能でした。
しかし変更機能もYouTubeクリエイターツールが2020年4月に完全にサポート停止したことで現在は使えません。
つまり現在は、YouTube Studioでしか動画投稿ができないのです。
YouTubeクリエイターツールが消えた理由は技術の劣化
ではなぜ従来のYoutubeクリエイターツールは使いやすいと評判であったのに、移行する必要があったのでしょうか。
Googleが発表しているガイドラインによると、クリエイターツールが消えた1番の理由は「技術の劣化」であるとしています。
従来のYouTubeクリエイターツールは作成されて10年以上が経過しており、使用されている技術はかなり古くなってしまいました。
また時間とともに構造も複雑化しており、開発側での管理が難しくなっていることも大きな要因とされています。
新しくなった「YouTube Studio」で動画投稿!
YouTubeクリエイターツールの代替である「YouTube Studio」は、最新技術で作成されたツールです。
YouTubeクリエイターツールよりも、チャンネルの管理や分析などの面がとくに優れていると言われています。
またスマホにも対応(iOS&Android)しているため、PCで投稿した動画のデータをスマホで確認することも可能です。
YouTubeクリエイターツール→YouTube Studioでの変更点3つ
ではYouTubeクリエイターツールからYouTube Studioへの移行で具体的に何がどのように変化したのでしょうか。
主な変更点は次の3つです。
主な変更点
- 新しいデザイン
- 詳細な分析情報
- 最新情報とお知らせ
それぞれを詳しく確認していきましょう。
新しいデザイン
まずYouTubeクリエイターツールからYouTube Studioへの変容でもっとも大きいのが新しくなったデザインです。
これまでよりもUX(ユーザー体験)を意識したデザインになったことで、主要な作業をより効率化できるようになりツールのレスポンスが早くなりました。
詳細な分析情報
YouTube Studioでは、チャンネルのパフォーマンスに関するデータや分析に必要な情報を検索する上での様々なツールが用意されています。
- 新しいYouTubeアナリティクス
- 動画スナップショットで過去と最新動画のパフォーマンス比較
- 大規模な障害や不具合などをリアルタイムにアナウンス
アナリティクスは従来よりデザインの面で見やすさがアップし、スナップショット機能や障害などのアナウンス機能も非常に有用性が高くなりました。
最新情報とお知らせ
新しくなったYouTube Studioのダッシュボードでは、YouTubeの新機能やあなたが興味深いと思う情報をお知らせしてくれます。
チャンネル改善にも使える「あなたへのご提案」といった項目から、クリエイター向けの最新情報「ニュース」、新機能を選択して最新機能を確認することも可能です。
常に技術が変化していくYouTubeにおいて、素早く変化知ることが出来るのは非常におすすめですよね。
YouTube Studioは不具合が多い?ネット上の評判・口コミまとめ
GoogleはYouTube Studioを導入したことで「保守性・運用性・使いやすさの面でパワーアップした」と主張しています。
しかし、新しくなったにも関わらず、最近はクリエイター側からかなり多くの不具合も報告されています。
youtube Studioとyoutube側で登録者違うのなんで
— かぷねん. (@Kapune_Mad) July 6, 2020
まじすか...()
ちなみにPC版のYoutube Studioも同じ表記でしたにしても1日半で5人も登録者数減ってるんで、なんかおかしい......
(特に炎上とか起こしてないのに減るペースが不自然に早過ぎる) pic.twitter.com/IMQChYxUIo— 括弧 (@bracket09603837) July 6, 2020
YouTubeStudioの不具合かなぁ
YouTubeのコメントの通知全然来てなかってんけど_:(´ω`」 ∠):_ ...
コメントしてくれてた人ごめんなさい長い事返せてなくて_:(´ω`」 ∠):_ ...
これから返します_:(´ω`」 ∠):_ ...— つっぴんʕ•̫͡•ʔ@ヤミタイガール歌ってみたʕ•̫͡•ʔ (@Tsuppin__Tobiuo) June 24, 2020
まだ新しく導入されたばかりのツールなので、不具合が出てしまう箇所も多いようです。
不具合が出たらすぐにフィードバックを送信して、運営側に不具合箇所を伝えるようにしましょう。
YouTube Studioでクリエイターが特に注目して見るべき2つのポイント
YouTube Studioでは確認できる項目が複数存在しますが、一体どれを見れば良いのか全くわからないという初心者の方も多いですよね。
ついついチャンネル全体の再生時間や視聴回数に目がいってしまいがちですが、見るべき項目は主に2つだけで十分です。
- 各動画の視聴回数
- 各動画の視聴継続率
それぞれを詳しく確認していきます。
各動画の視聴回数
視聴回数は日数単位や年単位で確認することができるため非常に便利です。
例えばスノボーの動画であれば、シーズンインする前の10月後半~11月が伸びやすいですし、夏は逆にほぼ流入がないということもあります。
また1日単位でも、何時にアップロードしたら伸びやすいのか、自分のジャンルの動画はどんな時間に見られやすいのかなどを把握できます。
各動画の視聴継続率
一方で視聴継続率は「動画を最後まで見てくれるユーザーはどのくらいいたのか」を計測するためのものです。
動画を最後まで見てくれるユーザーが多いということは、すなわち「良い動画」であると考えられます。
またどの時間帯に視聴者が離脱しているのかを知ることもできるため、不要な演出などを削る意味でも役立ちます。
まとめ
今回はYouTubeクリエイターツールはなぜ消えたのか、新しいYouTube Studioの機能や主な使い方などについて解説しました。
これまでのツールに慣れている方は、新しいYouTube Studioを使いにくく感じるかもしれません。
でも今後はYouTube Studioはアップデートでどんどん新しく使いやすくなることも考えられます。
ぜひ新しいツールであるYouTube Studioを積極的に利用してください。