『5G(ファイブジー)』をご存じですか?
メディアで最近よく目にするようになった言葉で、大手キャリアが2020年の実用化に向けて取り組みを進めている最新の速度規格です。
今回はワイモバイルでも5Gは対応してくれるのかをメインとし、そもそも5Gとは何なのかなど、5Gについても特集します!
ワイモバイルは5Gに対応する?
まずは、最も気になるポイントである『ワイモバイルは5Gに対応するのか?』という点について解説していきます。
現状発表になっているいくつかの観点から、今後の実装の可能性を紐解いていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ワイモバイルはソフトバンクの実質子会社という点に注目
現在、5Gの実装が発表されているキャリアのひとつに、ソフトバンクがあります。
ワイモバイルはソフトバンクの実質子会社であり、ソフトバンクと同じネットワーク回線を利用しています。
そのため、ソフトバンクに5Gが対応されれば、必然的にワイモバイルも5Gに対応される可能性がかなり高いと考えられるでしょう。
格安キャリアの楽天モバイルが参戦を決定しているところも要チェック
ワイモバイルは格安キャリアのひとつで、大手キャリアに追随しながら利用者を伸ばしています。
セカンドスマートフォンとして利用する人も多く、二台持ち利用者や法人の利用者のニーズが多いのが現状です。
中でも5Gという観点で注目すべきなのが、格安キャリアの中で楽天モバイルがすでに参入を決定しているということです。
そのため、『大手キャリアだけが5Gを実装できる』だけではないというのが分かるでしょう。
ワイモバイルにも、当然参入のチャンスがあるということです。
5G有力技術のMassive MIMO(マッシブ マイモ)に注目!
さらに、ワイモバイルが5G参入の有力候補と言われているのには、Massive MIMO(マッシブ マイモ)という次世代通信技術がある点も含まれています。
Massive MIMO(マッシブ マイモ)は従来よりも圧倒的に多い最大128本のアンテナ数を用い、ひとりひとりに専用の電波を割り当てられるという通信技術です。
そのMassive MIMOが5Gの通信方式に使えるといわれており、それがすでにワイモバイルで利用されているのです。
5Gの実現は2020年といわれているので今年の動向を見守ろう
5Gの実現は、全キャリアを通じて2020年始動といわれています。
ワイモバイルはソフトバンクのセカンドキャリアなので、ソフトバンクに5Gが実装されてからの導入となるでしょう。
ただ前述のとおりソフトバンクは5Gに対応する動きとなっていることや、Massive MIMOががすでに導入されているため、ワイモバイルユーザーは今後の動向に期待してよいでしょう。
国内で5Gを扱うキャリアは?
次に解説するのは、現状国内で5Gを扱うことが決まっているキャリアです。
キャリア紹介に加えて、現在までどのような取り組みをしているのか、今後どのようなプランを提供する予定なのかを記載していきます。
auはネットフリックスと合わせた5Gプランを提供予定
KDDI auは他の大手キャリアあるドコモ・softbankに比べるとプレサービス開始がやや遅れており、ユーザーからは心配の声も上がっています。
ただ、KDDIは『auは5Gのその先に何を提供できるか』を考えてプランニングをしているとのことです。
それを証明するように、5G新プランのひとつとして、映像配信サービスであるネットフリックスを利用できるプランを用意しています。
早くなった回線で動画サービスがスムーズに楽しめるような、auならではの魅力のあるプランとなっています。
docomoはいち早く5Gの情報を公開!
docomoは、5Gサービスの開始を2020年春に設定しています。
そのため、5Gプレサービスの開始もいち早く行い、昨年9月20日から開始しています。
イベントなどの場に限るものの、5Gスマホ3機種と屋内用5GWi-Fルーター1機種が一般のユーザーの手で利用されているのです!
さらに、プランとしてMR技術を搭載しているマジックリープワンとの連携・ゲームストリーミングサービスとの提携を発表しています。
au同様、魅力あるサービスで5Gを利用できるでしょう。
ソフトバンクはゲームストリーミングで勝負!
日本で初めて5Gのプレサービスを展開したのが、ソフトバンクでした。
2019年7月26日に開催された日本最大級の野外ロックフェスである『フジロック』で行われたのは、それほど古い情報ではないので耳に新しい人も多いでしょう。
ソフトバンクは、クラウドゲーミング会社であるNVIDIAとの協業を2019年10月21日に発表しています。
高速回線である5Gなら、遅延することなくゲームが楽しめ、かつ高画質・高技術のゲームのプレイができるようになります。
唯一の格安キャリア!楽天モバイル
楽天モバイルは、2019年度から独立回線が開始された新しいキャリアです。
2019年度は基地局の少なさなどから静かな動きでしたが、2020年度は本格的な商用化が行われ、一気に基地局数が拡大します。
5G開設計画を最初から見込んだ動きとなっているため、移行をスムーズに行えるような5Gの実力を発揮しやすいネットワーク環境を構築する予定です。
安価で5Gが使えることが、楽天モバイルの最大の強みと言えるでしょう。
※楽天モバイルは2020年4月8日をもってキャリ化(MNO)しました。
楽天モバイルの最新情報は下記の記事を参考にしてください。
5G対応はいつから?5Gになるとなにができる?
最後に、5G対応はいつからになるのかのキャリア別紹介と、5Gになるとなにができるのかを紹介します。
次世代の高速回線となる『5G』が変える未来がどのようなものなのか、一緒に見ていきましょう!
アメリカや韓国ではすでに5Gサービスがスタートしている!
アメリカや韓国では2019年4月にその後、スイスやオーストラリアなどの各地で5Gサービスが始まっています。
日本では、5Gスタートは
- NTTドコモ:2020年春
- KDDI/沖縄セルラー電話:2020年3月
- ソフトバンク:2020年3月頃
- 楽天モバイル:2020年6月頃
の開始予定となっています。日本では5G対応スマホの販売も始まったばかりで、エリアもまだ限定的と言わざるを得ません。
サービス開始の初年度には多数の販売が見込まれており、スマートフォンサービスの主流となっていくでしょう。
2020東京オリンピックでも5Gが活躍!スポーツ観戦がよりリアルに
2020年には、ついに東京オリンピックが開催されますね!
そこでは多くの人が集まり、回線も多くの人が使うことでしょう。
そこで5Gスマホの利用はもちろんのこと、5Gならではのサービスを活用できるようになるはずです。
ソフトバンクが提供する5Gでは、ヤフオクドームを活用して3Dパノラマ映像で楽しめる『VR試合観戦』が楽しめる予定です。
VR実験にも成功しており、実際にドームなどに行かずに家で一体感・臨場感を体験できるようになるのです!
5Gになると働き方も変わる?!
5Gが実現すると、ライフスタイル以外にも、ワークスタイルも変わっていくといわれています。
現在、働き方改革の一環として在宅ワークを選択する企業が出てきています。
ただ、現状の問題としてコミュニケーション不足などがあげられているのも事実です。
5Gを使えば、低遅延によって映像ライブチャットツールでの会話が行えます。
長時間途切れずにリアルタイムでの会話が可能となり、実際に会っていなくとも目の前に相手がいる感覚でコミュニケーションを取れるようになるでしょう。
それにより、会社に出社しなくても働ける環境が整い、働き方、さらには生き方すらも大きく変わっていくことになるのです。
まとめ
ワイモバイルは5Gに対応するのかという疑問から、5Gについてのあれこれを解説してきました。
ソフトバンクと同じネットワークを使っているワイモバイルは、ソフトバンクが5Gを導入すれば同時期ないしそれに追随する形で実装される可能性が非常に高いでしょう。
5Gの技術によって、これまでできなかったことや我慢して使っていたことが簡単にできるようになります。
それによって、娯楽面だけでなく、働き方を含めた私たちの生活はぐっと変化を遂げるはずです。
ワイモバイルが5Gに対応する時期はそう遠くないはずです。
ワイモバイルの5G実装を楽しみにしながら、利用を続けていきましょう!