本記事では、ワイモバイル(Y!mobile)のMNPについて、乗り換え時にかかる初期手数料や予約番号の取得方法、さらには実際の転入手続きのやり方について徹底的に解説しています。

ワイモバイル:MNPに関するよくある質問
MNPするときの手数料はどのくらいかかりますか?

基本的にMNPする時に発生するのは、「転出手数料」と「契約事務手数料」です。しかしワイモバイル側で転出手数料を精算はせず、MNP元となるキャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)の最後の再給餌に転出手数料の支払いを行います。
なので、事務手数料のみとなります。ワイモバイルで発生する手数料一覧を下記表にまとめました。
契約事務手数料 | 3,000円 |
機種変更手数料 | 3,000円 |
契約変更時の手数料 | 3,000円 |
MNP転出手数料/番号移行手数料 | 契約月から6ヶ月以内:6,000円 契約月から7ヶ月以上:3,000円 |
電話番号変更手数料 | 3,000円 |
譲渡手数料 | 3,000円 |
USIMカード再発行手数料 | 3,000円 |
SIMロック解除手数料 | 3,000円 |
MNPするのにベストなタイミングはありますか?

MNPをするとなると、元のキャリアや格安SIMとは解約扱いになるため、タイミングによっては違約金を10,000円近く取られてしまいます。例えば、2年縛りで契約している場合は2年経ったタイミングでないと違約金が痛いです。
また、ワイモバイルで行っているキャンペーンを利用することで、解約事務手数料を相殺してくれるような割引を受けられることがあります。その時によって内容が違うので、下記ページの最新情報をご確認ください。
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MNPの手続きで必要なものを教えてください

基本的に上記3つがあればワイモバイルに転入可能です。MNP予約番号は15日間の有効期限があるので、期限が切れる前に契約手続きをしましょう。
MNP時に必要な書類を教えてください

別の書類が必要になる例としては、「家族割引サービス」を利用して副回線を持つ、「子供名義で親が支払いをする」という場合になります。
この場合、本人確認書類以外に「家族であることを証明する書類」の提示が必要になります。用意する書類は、同住所が確認できるものになります。
- 運転免許証
- 住民票
- マイナンバーカード など
MNP時に名義変更はできる?

例えば、今まで親の名義で契約していたが、就職を機に子供に名義を移したい場合、ワイモバイルショップの店頭でMNPをすれば名義人を変更してもらえます。
名義変更する場合は、移転元の契約者が来店する必要があります。外の機に必要になってくる書類が、移転元・移転先2つの本人確認書類となります。
MNPでも契約審査はありますか?

ワイモバイルでは、新規契約/MNP/機種変更/契約変更など、全ての契約で一度加入審査を挟みます。
審査自体は3日以内で終わります。MNP予約番号の有効期限が切れていて審査に落ちることもあるので、必ず取得して15日以内に転入手続きを行ってください。
MNP時に前機種の下取りはしてもらえますか?

ワイモバイルで転入手続きを進める際、下取りを行うかどうかのオプションを選択できます。それを使えばMNPをすると同時に下取りをしてもらえ、下取り金額に応じて24ヶ月間基本料金の割引を行ってくれます。
ただし、下取りしてもらえる機種は限られているので注意。
あまりにも古いスマホだと下取りの対象外になっている可能性が高いです。
USIMのみの契約はできますか?

ワイモバイルのスマホセットを選択するのも良いですが、Androidスマホの種類がそこまで豊富ではないので、自分でSIMフリースマホを購入し、SIM単体で契約するのもおすすめです。
今回筆者がワイモバイルに乗り換えした際は、キャンペーンの割引を使ってSIM単体で契約しました。実際の転入手順については、記事の後半で紹介しております。
ワイモバイルに乗り換えすることの大きなメリット

月額料金を大きく節約できる
まず1点目の大きなメリットとして、月額料金の安さがあります。
ワイモバイルでは音声通話SIMのみを販売しており、プランはスマホプランS/M/Lの3つのみです。それぞれの月額料金は下記のとおり。
プラン名 | 月額料金 | データ容量 |
スマホプランS | 1,980円(1年目) 2,980円(2年目) |
2GB(2年) |
スマホプランM | 2,980円(1年目) 3,980円(2年目) |
6GB(2年) |
スマホプランL | 4,980円(1年目) 5,980円(2年目) |
14GB(2年) |
一番安いスマホプランSだと、月額1,980円から利用できます。2年目は1年間のワンキュッパ割が終了するので、その分1,000円高くなってしまいますが、ドコモやauなどのキャリアと比べると圧倒的に安いです。
私はdocomo withを使っていましたが、その時に通話も何もしない状態で毎月5,000円近い料金を支払っていました。これが1年目なら約3,000円、2年目なら約2,000円も差が出るので、2年間トータルで約60,000円近い節約をすることが出来ます。

音声通話が業界最強級
格安SIMなどでは、音声通話は20円/30秒が一般的ですが、ワイモバイルでは「10分間かけ放題の音声通話」を提供しています。
しかもスマホプランS/M/Lの基本料金に含まれているので、これだけでも他のキャリアや格安SIMよりも優れていることがわかります。
さらにオプションで1,000円追加すれば、何分でも何回でも電話かけ放題の「スーパーだれとでも定額」を利用できます。国内通話なら、完全かけ放題のサービスです。
これら音声通話の利便さを踏まえると、通話に関してはワイモバイルが携帯会社最強級と言っても過言ではありません。格安SIMでは絶対に無理なサービスです。
通信速度が速いのでストレスフリー
ワイモバイルはMNOなので、格安SIMとは違いキャリアから通信網を借りているわけではありません。ですので当然ながら、一人あたりに割り当てられる通信量も多くなるため、通信速度が早くなります。
下記は実際にワイモバイルの通信速度を測定したものになります。
通信速度が遅くなると言われているお昼の12時台や夜のゴールデンタイムでも、最大下り15Mbps以上の速度が出ています。
昨今の格安SIMだと、この時間帯は下り1Mbps以上でれば凄いと言われる時代です。
MVNOではないMNOならではの通信速度の速さ。正直この速度を体験したら、もう格安SIMなんて使えません。
データ容量が大幅にアップした
ワイモバイルでは、2018年9月1日からデータ容量の改定(ギガ増量)を行い、今までよりも多くの通信量を使えるようになりました。
規定の容量が今までの2倍となり、さらに2年間のデータ増量無料キャンペーンが適用され、スマホプランSは3GB、スマホプランMは9GB、スマホプランLは21GBまでデータ容量が増量。
プラン名 | 改定前 規定容量 |
改定後 規定容量 |
データ増量 適用後 |
スマホプランS | 1GB | 2GB | 3GB |
スマホプランM | 3GB | 6GB | 9GB |
スマホプランL | 7GB | 14GB | 21GB |
2018年9月1日以前はデータ容量が最大14GBまでしかなかったため、パケットを多く使うヘビーユーザーから敬遠されがちだったワイモバイル。
しかし今回のギガ増量で最大21GBまでのパケットを使えるようになったので、ヘビーユーザーの方も満足できる仕様に変更されたと感じます。しかも、料金は以前と一切変わらないという所が好感触。
ワイモバイル:MNP乗り換え手続き方法
ワイモバイルにMNP乗り換えするには、2種類の手続き方法が存在します。
- 店頭で手続きする
- オンラインショップで手続きする
私がオススメしているのは、「オンラインショップで手続きする」やり方です。その理由を店頭での手続きと比較して説明します。
店頭で手続きをする
デメリット
- 都道府県によっては、店舗が2、3件しか存在しない
- 来店予約できない店舗がある
- 無駄なオプションをつけられる可能性がある
ワイモバイルは店舗を全国展開していますが、都道府県によっては2,3件しか店舗がありません。なので、場所によっては会社帰りにフラッと寄れる店舗が存在しないため、仕事が休みの日に車を飛ばして契約しに行くということが多くなります。

また、店舗によっては来店予約ができないところもあります。来店予約ができないと、仮に車を飛ばして店頭に行ったとしても4人ほど並んでいたらその分の時間が無駄になってしまいます。
極めつけに店員さんとのやり取りの中で、よくわからないオプションをつけられて無駄に月額料金を支払ってしまうというパターンも多いです。相手もできるだけ高額で契約してもらいたいので、オプションは必ずと言っていいほどオススメされます。
きちんと理解して断れるのが一番良いのですが、その場のテンションでなんとなくOKしちゃうこともあるので店頭での契約は注意が必要です。中には6ヶ月後や1年後でないとオプションを外せないというケースもあります。
メリット
- スマホ端末を触れる
- 細かいサービスの説明がうけられる
最大のメリットはスマホ端末を実際に見て触れることでしょう。
どの端末を購入しようか迷っている人は実際に端末を触れる方が嬉しいですね。ただし、ワイモバイルMNP乗り換えをしたいと思っている人の中には、「SIMのみ乗り換え」をしたい人もいるでしょう。そんな人は店頭に行く必要はありませんので、オンラインショップを利用しましょう。

スマホを初めて買うから説明がないと不安すぎるという人には、細かいサービス内容を聞けるのは嬉しいですね。その中でよくわからないオプションをつけられる可能性も否定はできませんが。
しかし、最近はオンラインショップでも同じように細かいサービスをリアルタイムで聞くことができます。それが、「オンラインチャット」システムです。ですので、最近は店頭でのサービスをオンラインでも受けられるということで、オンラインショップの利用者が増加してきています。
オンラインショップで手続きする
デメリット
- スマホ端末を触れない
- 対面での細かいサービスの説明を受けられない

しかし、端末の情報はネット上を探せばいくらでもありますし、細かいサービス内容はオンラインチャットを利用して聞くという手段もあります。
デメリット部分は段々薄くなってきたというのが本音ですね。
メリット
- 順番待ちせず、24時間いつでも契約手続きが出来る
- アウトレット品を狙える
- オンラインストア開催のキャンペーンが熱い
オンラインショップならではのメリットですが、24時間いつでも契約手続きができるのが嬉しいですね。

しかし、オンラインショップであれば24時間いつでも契約できるので、端末のレビューを見たり料金をシミュレーションしたりしてから、自分のライフスタイルに合わせて契約することが出来るのがメリットです。
オンラインショップでの購入の場合、アウトレット品を狙えるのが嬉しいです。キャッシュバックなども行っているので、少しでも安くスマホを契約したい人にとってはかなりのメリットとなります。
このような理由から、ワイモバイルにMNP、もしくは新規契約する人はオンラインストアで契約する人が多いです。
私も今回のMNP手順を紹介するにあたって、オンラインストアを利用しました。次章では、その手順について詳しく解説していきます。
ワイモバイル:予約番号の取得方法
MNPをするなら、まずはMNP予約番号を移転元から取得しなければなりません。MNP予約番号の発行は、各キャリアで大きく異なります。
ですが、3大キャリアに関しては基本的にネット上でMNP予約番号を発行できるようになっています。
3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のMNP予約番号発行方法について下記記事にまとめていますので、まだ番号を取得していない方は参考にしてみてください。
ワイモバイル:オンラインストアでのMNP転入手順

- MNP予約番号を取得する
- ワイモバイルショップ、もしくはオンラインストアで転入手続きを行う
- 手続き後、ワイモバイルの審査を待つ審査が通ったら、3日以内に商品が発送される
- 荷物が届いた翌日にワイモバイル回線開通
1.ワイモバイルオンラインストアへ移動
まずは下記から、ワイモバイルオンラインストアへ移動します。
今回はSIMのみの契約をするため、「商品一覧を見る」をクリックし、画面下のほうにある「音声USIMカード」を申し込みしました。
2.契約プランとオプションを選択
次に契約プランを決めて、必要なオプションを選択していきます。主にここで決めるのは次の項目です。
- SIMサイズ
- ご契約方法(のりかえ)
- 現在お使いの端末(MNP移転元)
- プラン選択
- 端末代金のお支払い方法
- オプション
- 割引
筆者の場合ですが、それぞれを選択していったら次のような支払い額と契約プランになりました。
無駄なオプションを一切省き、割引をしっかり適用させると、税込みで月額料金が1,706円となりました。これに契約事務手数料が初回3,240円発生する用になっています。
一応画面下部にある、MNPで適用されるキャンペーンは必ずチェックしてください。
契約プランや月額料金の確認ができたら、「ご契約者情報の入力へ進む」をクリックします。
3.契約者情報の入力
契約者情報の入力の前に、申し込み前に準備するもの一覧がポップアップします。
クレジットカード、本人確認書類、有効期限内のMNP予約番号を準備したら、「お手続きへ進む」クリックしてください。
契約を進める際ですが、予めYahoo!JAPAN IDでログインをしていると、それに連動して住所や氏名、電話番号が勝手に入力されるので便利です。
4.MNP情報の入力
必要な情報をすべて入力したら、画面下部のMNP情報についても入力していきます。
この時に、間違ったMNP予約番号や電話番号を入力してしまうと、ワイモバイルの審査に落ちてしまうので注意してください。
また、注意書きにもあるように、キャリアから取得したMNP番号と、前ページで選択した移転元のキャリアが異なるとエラーが発生することがあるので、前ページに戻り移転元のキャリア選択をやり直してください。
5.クレジットカード情報の入力
MNP情報を入力したら、次はクレジットカード情報を入力していきます。
「クレジットカードを登録する」をクリックすると、下記画面がポップアップするので、クレジットカード番号を正確に入力して登録を完了させてください。
なお、オンラインストアではデビットカードは利用できないので注意してください。
クレジットカードの入力まで終わったら、次のページへ移動しましょう。
6.本人確認書類をアップロードする
本人確認書類として使えるのは、下記となります。
本人確認書類例
運転免許証/パスポート/住民基本台帳カード/身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳/特別永住者証明書/在留カード/健康保険証 + 補助書類
運転免許証の住所が表面と裏面で違う場合、補助書類として2つ目を裏面としてアップロードしてください。
7.入力内容の確認
ここまで来たらラストスパート。今までの入力内容や契約プラン、オプションに誤りがないかチェックしてください。
間違っている場合は前ページヘ戻りましょう。大丈夫でしたら「重要説明事項へ」をクリックします。
8.利用規約等に同意する
下記それぞれをしっかり読んだ上で、「上記の内容に同意する」にチェックを入れてください。
- のりかえ(MNP)・番号移行に関する注意
- サービスについての重要説明事項
全て同意したら、最後にご契約書類の確認として、どのようにして毎月の料金などを確認するかを決めてください。
郵送による確認がいらない人は、「My Y!mobile」のみの閲覧を希望するにチェックを入れてください。
チェックを入れたら、「お申込み」をクリック。下記のような最終確認のポップアップが表示されるので、間違いがなかったら「同意して申し込みを完了する」をクリックしましょう。
9.MNP転入手続き完了
これでMNP転入手続きは完了になります。登録したメールアドレス、および画面上にWEB受付番号が表示されます。
後はワイモバイルのMNP審査、商品到着を待つだけになります。
ワイモバイル:商品到着までの流れ

- 「ご注文内容確認メール」が登録メールアドレス宛に届く
- ワイモバイルで加入審査を行う(~3日程度)
- 端末が到着(審査後、当日~3日程度)
- MNPの場合、端末の着荷を確認した翌日に回線が開通する
注意点としては、商品が到着してもその日はまだ使えないということです。荷物が届いた事を確認して翌日からワイモバイルが使えるようになります。
ちなみに筆者の場合ですが、申込み完了メールが届いた1時間後に加入審査開始のメールが届きました。
その後、問題なく審査が終わりました。AM10時に申し込みをして、その日の19時半に商品発送メールが届いたので、比較的審査は早いなと印象を受けました。
商品が届いたら
新規契約の場合
商品が届いたらすぐに利用できます。スマホと一緒に購入したらSIMカードが事前に入っていることもあるので、その場合SIMカードを挿す作業が必要ありません。
MNP/機種変更の場合
商品が到着しても、すぐに開けないでください。
ワイモバイルへのMNPや機種変更では、SIMカードが届いてから開通作業をあっち側で行います。なので、実際に届いてから切り替えが終わるのは翌日になります。
また、SIMが届いてから審査結果の発表があるので、それまで待たなければいけません。審査が無事通れば翌日に回線が切り替わります。
もし審査に落ちたけど開封してしまったという場合、事情を説明するとすんなり受け入れてくれることもあります。
MNPするならオンライン限定割引もチェック
ここまでが、ワイモバイルへMNPする際に必要な手続きや、よくある質問などの解答の紹介でした。
今回ワイモバイルでMNPした際、筆者は音声通話SIMでの契約をした場合に月額料金を24ヶ月間割引してくれるキャンペーンを使いました。
キャンペーン自体はタイミングによりますが、時期が良いとこのような割引もあるので、MNP乗り換えを検討している方は、一度に目を通しておくことをおすすめします。
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ワイモバイル最新キャンペーンまとめ【2019年1月】
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