WiMAXがオンラインゲーム(ネトゲ)に不向きな理由を利用者視点から紐解く

オンラインゲーム(ネトゲ)をしている方で、自宅の固定回線が遅い、もしくはこれから自宅に回線を引こうか迷っている場合に、一度はWiMAXを検討してみようと考えたことはないでしょうか。

そこで本記事では、WiMAXはオンラインゲーム(ネトゲ)に向いているのかどうかを利用者の観点から解説していきます。

WiMAXでオンラインゲーム(ネトゲ)はそもそも出来るのか

WiMAXでオンラインゲーム(ネトゲ)は、とりあえず出来ます。PS4やニンテンドースイッチ等のオンラインプレイも可能ですし、日常生活の中で利用するYouTube等の動画視聴も出来ます。

最近はWiMAX2+という通信網もリリースされ、下り速度最大558Mbpsという高速通信もできます。更に言ってしまうと、ハイスピードプラスエリアモードを利用する際は最大708Mbpsまでの通信速度が理論上は出るようになっています。

ここまで見ると、WiMAXはオンラインゲームの利用も問題ないように見えます。しかし実際は、プレイはできますが、快適な動作が見込めるかというと「NO」と私は答えます。

オンラインゲームで重要なのはPING値

MMORPGやFPSなどのオンラインゲームをする場合に最も重要なのは「PING値」です。下り通信速度は最低1Mbps出ていればプレイできるようなネトゲも存在しますが、それでも動作がカクついたり、ラグがひどい原因はPING値が高すぎるせいです。

PING値とは、サーバーからのレスポンスの速さを測る数値です。つまり、数値が低ければ低いほど応答速度が速くなります。

このPING値がオンラインゲームにおいて重要な理由は、アクション毎にサーバーに通信が入るからです。

  • MMORPGなら:移動、スキル発動、攻撃、回復など
  • FPSなら:撃つ、移動など
  • 格ゲーなら:移動、ガード、技、攻撃など

上記のようなアクションを取るたびに毎回サーバーと通信(パケット)が入るため、PING値が大きいとその分サーバーとのやり取りが遅くなってしまいます。

オンラインゲームをしていてよく動作がカクついたりラグがひどい原因は、パケット詰まり、所謂PING値が大きいのが原因と認識しておいて間違いありません。

WiMAXがオンラインゲームに向いていない理由

【1】WiMAXのPING値は高すぎる

WiMAXのPING値は高すぎます。比較的回線が混みやすいと言われる21時台に測定してみた結果が下記となります。(2018年3月に測定)

実際に私が使っているWiMAX(モバイルルーターはW04)のPING値は約77msというオンラインゲームをするには大きすぎる数値に。

オンラインゲームをする際に快適にプレイできる目安のPING値は30ms以下です。ただし、ゲームによってPING値の目安も変わってきて、リアルタイムでのオンライン対戦がメインのゲーム(スプラトゥーンなどのFPSや格闘ゲーム)などは20ms以下を目安としたい所です。

PING値が50msを超えてくるとオンラインゲームには不向きなので、WiMAXはネトゲでは使い物にならないと言えます。

【2】10GB制限が必ず障害となる

WiMAXは月間利用容量が無制限と謳っているプランも存在しますが、実際の所本当の意味での無制限ではありません。

なぜなら、3日間の通信量が10GBを超えていると速度制限がかかり、制限後は1Mbpsまでの通信速度に落ち込みます。仮にPING値が小さくても1Mbps以下の通信速度の場合、オンラインゲームをするには不十分です。

また、実際に1Mbpsの通信速度がでるわけでもなく、せいぜい良くても500kbps程度の速度です。

オンラインゲームをしていると、あっという間に10GBの容量は突破してしまうので、最悪1日で制限がかかって使い物にならなくなってしまいます。そういった意味でもネトゲのプレイにWiMAXは向いていないと言えます。

【3】エリアによってはWiMAXに非対応

全ての地域でWiMAXが使えるわけではありません。むしろ、使えない地域の方が圧倒的に多く、そういった場合は下り速度最大75MbpsのLTE通信となってしまいます。

関東の都心部を中心としたエリアはWiMAXの通信網をカバーしていますが、山間部や少し北にいった東北、四国や中国地方に関してはほとんどWiMAXのエリアがカバーできていません。

ですので、WiMAXを使うのでしたらその都道府県の中心市街地に住んでいる方でないと性能を引き出すことは難しいと言えます。

自宅でオンラインゲームするなら固定回線がベスト

自宅でオンラインゲームをするのでしたら、やはり固定回線がベストと言えます。

しかし、固定回線の中でも「フレッツ光」に関してはあまりおすすめしていません。理由は、利用者数が圧倒的に多く、通信速度が思った以上に出ません。プロバイダを変えても改善することがなかったので、私はフレッツ光自体を解約しました。

そこで私が選んだのが「auひかり」です。

【1】auひかり

auひかりは利用者も少なく、導入できるマンションやエリアも限られているので、他の回線と比べるとまだまだ快適です。また、auひかりでオンラインゲームをしていますが、ラグもほとんどなく快適にプレイできています。

通信速度が最大100Mbpsのマンションタイプを導入しましたが、夜のゴールデンタイムでも約70Mbps以上の通信速度、PING値も30ms以下という優秀な数値を叩き出してくれました。

auひかりのプロバイダはso-netを選択しました。昔からお世話になっているプロバイダでもありますし、キャンペーン適用で月額約3,000円前後からauひかりをリーズナブルに利用することが出来ます。

【2】NURO光

もう一つエリアが極端に限られてきますが、NURO光の評価も高いです。エリアが限られている分利用者も限られているため、快適で品質の良い通信速度を確保できてると言えます。

NUROひかりの提供エリアは次の通り。

関東:東京、神奈川、埼玉、千葉、茨木、群馬
東海:愛知、静岡、岐阜、三重
関西:大阪、兵庫、京都、奈良、佐賀

回線工事が遅いと言われていますが、待つ価値はあります。NURO光は「下り最大2Gbps/上り最大1Gbpsの超高速回線」が売りで、実際の利用者が測った通信速度でもかなり早い速度が出ています。

PING値が脅威の4msに加え、下り速度が約1Gbps近い文句の言いようがない完璧な回線です。

また、2018年4月上旬から「NURO光 10GB」「NURO光 6GB」というプランが開始されます。その名の通り、下り上り最大10Gbps/6Gbpsとなるプランでとなっています。

「NURO光 10GB」の月額基本料金が5,743円、「NURO光 6GB」の月額基本料金が5,243円です。ただし、契約期間が3年となっていることに注意してください。また、10GBに対応するにはルーターも買い換えないといけませんので、その点に関しても注意が必要です。

WiMAXがオンラインゲームに不向きな理由/まとめ

以上、WiMAXがオンラインゲーム(ネトゲ)に不向きな理由についての解説でした。

WiMAXはオンラインゲームをせずに、動画視聴やネットサーフィンなどをするだけでしたら全く問題なく快適に利用することができます。ただし、この記事でも簡単に触れましたが、3日間で10GB以上を使ってしまうと通信速度制限がかかることに注意しましょう。