中華製品が多く立ち並ぶAmazonのBluetoothスピーカーコーナー。その中でもレビュー評価が多く、評価自体も高いVTINのBluetoothスピーカーを購入しました。
そこで本記事では、VTINのBluetoothスピーカーを徹底レビュー。ペアリング方法や簡単な使い方なども合わせて紹介します。
【VTIN R2】Bluetoothスピーカーのスペック
まずはVTINのBluetoothスピーカーのスペックから簡単に紹介していきます。
スペック | |
製品型番 | BH172A |
Bluetooth標準規格 | Ver 4.2 |
最大通信距離 | 10m(クラス2) |
音域 | 63Hz ~ 18KHz |
連続待ち受け時間 | - |
連続通話時間 | - |
連続再生時間 | 約12時間 |
充電時間 | 約3.5時間 |
バッテリー容量 | 2,200mAh |
音声通話 | マイク機能あり |
対応Bluetooth プロファイル | HSP/HFP/A2DP/AVRCP |
重量 | 404g |
防水機能 | IPX6 |
ノイズキャンセリング | - |
対応コーデック | - |
対応機種 | iOS/Android/Windows/Mac |
上記は、説明書および箱に書かれているものを基準としたスペックとなります。書かれていなかった部分はAmazonの商品紹介ページを参照しました。
ベースモード搭載で重低音が響き渡る
VTIN R2の最大の特徴は、ノーマルモードとベースモードを切り替えられることです。ベースモードに切り替えることで、重低音のサウンドが聞きやすくなりダンスミュージックを主に嗜む人にうってつけです。
ノーマルモードとベースモードではサウンドのテイストが結構異なるので、様々なジャンルの楽曲もそこそこ聞きやすいと思います。
IPX6防水規格に対応
Bluetoothスピーカーは大抵の場合防水規格に対応しています。VTIN R2も同様で、IPX6の防水規格対応となっており、雨に濡れる程度ならば動作に支障を来たさない仕様になっています。
また、外面が柔らかいTPU素材に覆われているため、耐衝撃性に強く頑丈な作りになっています。アウトドアでBluetoothスピーカーを持ち歩く時でも壊れる心配がないので安心です。
デュアルスピーカーのステレオサウンド
低価格帯のBluetoothスピーカーの場合、スピーカーが一つしかなくモノラルサウンドのケースが多いです。
しかしVTIN R2は低価格帯にも関わらずデュアルスピーカーを搭載しており、それぞれ5Wまで出力可能。音域は63Hz ~ 18KHzとそこそこ広いのも特徴的です。
30日以内の返品も可能
VTIN R2は商品到着後30日以内の返品が可能になっています。
また、18ヶ月のメーカー保証サポートもついているので、何かしら不具合があった時にサポートを活用できるのが嬉しいポイントです。
【VTIN R2】Bluetoothスピーカーの実機レビュー
箱から中身を取り出して並べたのがコチラ。Bluetoothスピーカー本体、取扱説明書、USB-micro USBケーブル、AUXケーブルの4点セットが入っていました。
Bluetoothスピーカーのデュアルスピーカー部分は、メッシュの網に覆われており、中央には大きくVTINのロゴマークが形どられています。
スピーカーの上部を撮影。ここには操作ボタンが取り付けられており、左から電源ボタン、Bluetoothモード切り替えボタン、再生/一時停止、音量を下げる、音量を上げる、サウンドモード切替ボタンの順番に並んでいます。
スピーカーの背面は、充電用のmicro USB端子、AUX端子が備え付けられています。デフォルトではTPU素材のカバーで覆われているので、利用する時に開閉して使いましょう。
AUX端子とメディアプレーヤーを接続すると、Bluetooth接続なしで音楽を流すことが可能です。
音質はどうなのか?
ノーマルモード、およびベースモードで音楽を聴いてみましたが、低価格の割には音質がそこそこ良いというのが正直な感想です。特にEDMなどのベースやバスなどが強調される音楽をよく聴く筆者にとってベースモードは重宝。
ノーマルモードでもそこそこ重低音が響きますが、ズンズン感はベースモードのほうがやはり上。代わりにノーマルモードは少々シャリシャリ感があるように感じました。
【VTIN R2】Bluetoothスピーカーのペアリング方法
ペアリング方法は簡単です。もしまだどのデバイスともペアリングをしていない場合、Bluetoothスピーカーの電源を入れると勝手にペアリングモードになります。
ペアリングモードになると、Bluetoothボタン上のLEDが点灯し始めます。この状態になったら、接続したいデバイスでペアリングを試みましょう。今回は例としてiPhoneからペアリングをしてみます。
iPhoneのホーム画面から設定アプリを開き、「Bluetooth」を選択。すると、その他のデバイスに「VTIN R2」が表示されるので、タップしてペアリングを完了させてください。
正常にペアリングができると、自分のデバイスにVTIN R2が表示されるようになります。
もし別のデバイスをペアリングしたい場合は、Bluetoothボタンを1回押してください。そうすることでペアリング待機状態になるので、後は接続したいデバイスからペアリング設定を行いましょう。
【VTIN R2】Bluetoothスピーカーの基本的な使い方
VTIN R2の基本的な使い方を紹介します。
ボタン | 操作方法 |
再生/一時停止 電話に出る/電話を切る |
|
短く押す:音量を下げる 長押し:前の曲へ |
|
短く押す:音量を上げる 長押し:次の曲へ |
|
ノーマルモード/ベースモードの切替 |
操作方法は非常にシンプル。VTIN R2は音量操作がスピーカーからできるのですが、イヤホンと違いデバイスに合わせた音量調整ではなくスピーカー本体の音量を微調整できるのが高ポイント。
【VTIN R2】Bluetoothスピーカーを使用した感想
良かった点
- 低価格帯だが音質は大満足
- ノーマル/ベースモードでサウンドテイストが変わるのが良い
- 耐水性が非常に高い
- コンパクトで持ちやすく、TPU素材で覆われているためグリップ力が高い
- 音量の微調整がやりやすい
個人的にポイントが高かったのは、音量の微調整ができること。大きく5段階の音量というわけではなく、何段階かに渡って音量を細かく調整できるのが非常に良かったです。Bluetoothイヤホンだと音量はデバイスに完全依存ですが、VTIN R2は接続デバイスの音量をベースとして、スピーカー本体の音量を調整ができるのポイントです。
また、音質は悪くありません。同価格帯のBluetoothスピーカーと比較するとVTIN R2は非常に優秀だと感じました。
イマイチだった点
- 高音域が控えめ
全体的に低音域が前に出ていることもあり、高音域が若干遠くに聞こえるのが残念な所。ただ、そこまで高音域を気にしない人ならば全く問題ないと思います。筆者もこの音域にすっかり慣れてしまいました。
コスパ良し!音量の微調整ができるのは高ポイント
ここまで、VTIN R2のBluetoothスピーカーをレビューしてきました。結論を言うと、2,000円台なら全然ありのBluetoothスピーカーです。むしろ、2,000円台でこのくらいの品質を持つBluetoothスピーカーはほぼありません。
大抵はシングルスピーカーだったりと欠陥的な部分が何個かあるのですが、VTIN R2に関してはこれと言った弱点が見つかりませんでした。