家の中や外出先のフリーWi-Fiを使っていると、突然Wi-Fiの接続が切れてしまったり、繋がらなくなってしまう現象を体験したことがある人は多いと思います。スマホのWi-Fi接続が切れたとしても、LTE通信可能なSIMカードをスマホに挿していたら問題ありませんが、スマホがWi-Fi専用機だったり、高速データ通信に制限がかかっていたら目も当てられません。また、最近はスマートフォンやパソコンだけでなく、Wi-Fi接続できるゲーム機やカメラなどの機器が増加してきたので、Wi-Fiを利用する機会が増えています。
そこでこのページでは、スマートフォンをメインに、Wi-Fi接続が切れる/繋がらない原因と、その対処方法をまとめて紹介。Wi-Fi接続状態が不安定な方は参考にしてください。
【共通】スマホのWi-Fi接続が切れる主な原因と対処方法
まずはiPhoneやAndroid関係なく、スマホ全般での対処方法を紹介します。個別の対処方法は、「iPhone(iOS)でWiFiが切れる時の対処方法」、「AndroidでWiFiが切れるときの対処方法」で紹介していますので、ここでまとめている情報で解決しなかった場合に参照してください。
WiFiルーターのエラー
もしかするとあなたが使っているWi-Fiルーター側で、何らかの不具合が生じているかもしれません。例えばWi-Fiルーターの電源を落としている場合だったり、NTTのモデムとWi-Fiルーターを接続していなかったりしているかも。
他のスマホや機器もWi-Fiに接続できていない場合は、ルーターが原因の可能性が高いです。
その場合はWi-Fiルーターの電源を入れれば良いですし、モデムとルーターを繋げば解決です。もし、それでもWi-Fiの接続が切れる・接続できない時は一度Wi-Fiルーターを再起動してください。再起動は電源を抜き差しするだけで大丈夫です。
ルーターのLANケーブルが断線しているケースもありますので、解決しない場合は確認してみましょう。
他の機器は接続できている場合は端末が原因と考えられます。
ルーターの不具合が多発する場合は、買い替えやプロバイダーの乗換えなど検討するのもアリでしょう。
また最近人気を集めているポケットWiFiを利用するのもおすすめです。
とくに短期レンタルであれば、ややこしい契約もなく簡単な申込だけで利用できます。
数日から数週間という本当に短期での利用も可能なので、ぜひ検討してみてください。
短期レンタルが可能なポケットWiFiについて詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
他にもおすすめのポケットWiFiがあるので、それぞれのページで詳しく確認してください。
→Mugenwifiのレビューページへ
→縛りなしWiFiへのレビューページへ
→よくばりWiFiのレビューページへ
→大容量WiFiのレビューページへ
→どんなときもWiFiのレビューページへ
Wi-Fiのオン・オフを切り替える
何らかの理由で接続がうまくいっていない時、Wi-Fiをオフにして、少し待ってからオンにするを繰り返してみてください。これだけで安定して接続できるケースも多いです。
スマホをとりあえず再起動
とりあえずWi-Fiの接続がよく切れる場合は、スマホのメモリやキャッシュをリセットするためにも、スマホ側とWi-Fiルーターの2つを再起動してみましょう。
iPhoneを再起動するには、「電源ボタン + ボリュームを下げるボタン」を同時に長押しすれば強制再起動となります。Androidの場合は、電源ボタンを長押しすることで再起動メニューが出てくるのでそちらをタップして再起動してください。
電波状況をチェックする
Wi-Fiの電波状況もしっかりとチェックしましょう。使っているスマホの設定によっては、Wi-Fiの電波が弱ければ自動的にLTE通信に切り替えるという設定が存在します。特にiPhoneの場合はiOS9からWi-Fiアシストという機能が追加されたため、この機能のせいでWi-Fi接続がよく切れることがあります。Wi-Fiアシストの詳しい設定方法は後述の「iPhoneの場合」でご説明します。
少し話がそれましたが、電波状況が悪い原因として「障害物」が多いからということもあります。実はWi-Fiの発する周波数によって、障害物に弱いものや強いものもあるので、それが原因でWi-Fiの接続がプツプツと切れることもあります。
スマホを使う場所を移動してみて、接続が安定するようならルーターの位置に問題がある可能性が高いです。
Wi-Fiの周波数は「2.4GHz」と「5GHz」の2つが存在し、使っているWi-Fiルーターによってはどちらか一方しかない場合もあります。しかし、両方兼ね揃えているWi-Fiルーターを使っている人は、意図せず障害物に弱いほうの周波数を掴んでWi-Fi接続をしているのかもしれません。
それぞれ2.4GHzと5GHzでは、どんな違いあるかを図で表したのが下記となります。
つまり、障害物のある環境で5GHzの周波数を使っているとWi-Fiの接続が切れやすくなってしまうのです。5GHzは障害物に弱いため、部屋と部屋を挟んでしまうと極端に接続状態が悪くなります。そのため、Wi-Fiルーターのある部屋以外でスマホを使うのでしたら、比較的障害物に強い2.4GHzの周波数をスマホのWi-Fiで掴むように設定してください
しかし、Wi-Fiをスマホで掴むと語尾に2.4GHz、5GHzの文字列がついている場合もあれば、ついていない場合もあります、その時はWi-Fiルーターの説明書を読んで、どっちが2.4GHzなのかを確認するようにしてください。
AndroidはWi-Fiの周波数を確認することができるので、説明書をなくしてしまった場合はこの方法で周波数を確認してください。ちなみにBUFFALO製品のWi-Fiルーターは「G-◯◯◯◯」が2.4GHz、「A-◯◯◯◯」が5GHzとなります。
Wi-Fiの接続台数の問題
Wi-Fiルーターに接続しているスマホやゲーム機の台数を気にしたことがありますか?例えば、家の中でWi-Fi接続するとして、下記のように使っている人も多いはずです。
- スマホ4台と接続
- ゲーム機1台と接続
- タブレット1台と接続
- テレビ1台と接続
- パソコン3台と接続
- その他3台と接続
上記のようにガンガンWi-Fi接続していると、安価なWi-Fiルーターの場合接続台数が多すぎて極端に通信速度が落ちてしまったり、接続が切れることがあります。
ですので、普段使わないような機器に関してはWi-Fi接続を切っておき、普段使うものを最小限接続しておくようにしましょう。比較的安価で外部アンテナなどを使って接続台数を気にしなくても良い製品が下記となります。
ネットワーク設定を確認
これまで接続したことがあるWi-Fiや、飛んでいるWi-Fiを確認してみましょう。いったん設定を削除し、再度設定をやりなおすことで繋がる場合があります。
OSのバージョンと機種の相性が悪い
古い機種のスマートフォンを、最新のOSにバージョンアップしてしまうと、Wi-Fiの接続が切れたりすることが多発するケースがあります。正直OSのアップデートは古い機種ではなく最新のスマホに向けて調整をおこなうことがほとんどなので、古ければ古いほど不具合が起きてしまいます。
この場合はOSのバージョンアップをおこなわないか、スマホを最新機種に乗り換えるなどするしかありません。
iPhone(iOS)でWiFiが切れる時の対処方法
WiFiアシストを使わない
iPhoneを使っている人は、デフォルト設定で「Wi-Fiアシスト」に設定されているはずです。この機能は、Wi-Fiの接続状況が悪い時に自動的にモバイルデータ通信に切り替えてくれる機能です。
そして、電波状況が不安定なところでWi-Fiアシスト機能が働いてしまうと、Wi-Fi接続したりモバイルデータ通信に切り替わったりとフラフラした状態になってしまい、結果的にWi-Fiの接続が切れる/繋がらないという状況が多発してしまいます。
Wi-Fiアシストをオフにするには、「設定アプリ」を開き「モバイルデータ通信 → Wi-Fiアシスト」で機能をオフにすることができますのでお試しください。
機内モードになっていないかチェック
iPhoneやiPadを利用している人は、機内モードになっていないかチェックしましょう。Wi-Fiが突然切れてしまった場合、知らない間にiPhoneが機内モードになっている可能性があります。対処方法は下記の手順。
コントロールセンターを開きます。飛行機マークがONになっていたら、タップしてオフに戻しましょう。
AndroidでWi-Fiが切れるときの対処方法
スリープ時のWi-Fi設定を見直す
Androidではスリープ時にWi-Fi接続をどうするのかを設定することができます。今回の設定方法は、Android7.0 Huawei nova liteを使って紹介していきます。
Androidは端末によって多少表示や操作性が変わるので、ご自身の端末で確認してみてください。
まずは設定アプリを開き、「Wi-Fi → 設定」をタップします。次の画面に「スリープ時のWi-Fi接続を維持」という項目があるので、次の3つの中からWiFi接続方法について選択してください。
- 維持する
- 充電中のみ維持する
- 維持しない(データ通信量が増加)
基本的に「維持する」を選んでおくと良いでしょう。バッテリーの消費は速くなりますがWi-Fi接続はしたままなので、接続が切れやすくなることはありません。
auの方は「おまかせWi-Fiモード」になっていないかチェック!
auの方はau Wi-Fi接続ツールを使っている方もいるのではないでしょうか。このツールではWi-Fi接続が不安定になるバグも過去に見つかっていますので、もしかするとこれが原因の可能性もあります。
au Wi-Fi接続ツールの各種設定を開き、「自動接続設定 → おまかせWi-Fiモードをオフ」にすることで解決することがありますので、もしこのツールを使っている方はやってみましょう。
パソコンやゲーム機などがWi-Fi接続できない場合の対処法
最後に、スマートフォン以外の機器がWi-Fiに接続できないケースの対処法をご紹介します。
パソコンがWi-Fi接続できない場合
パソコンとWi-Fiの接続が切れる、繋がらない場合の対応は基本的にスマートフォンと同じです。
・Wi-Fiのオン・オフをおこなう
・パソコン本体を再起動する
ことで解決するケースが多いです。
うまくいかない場合は、「トラブルシューティング」をおこないます。
Macの場合は、Wi-Fiマークをクリックすると「ネットワーク環境設定」を開くことができます。リンゴマークからシステム環境設定>ネットワーク環境設定を開くことも可能です。
Windowsの場合は、設定>更新とセキュリティ>トラブルシューティングで確認が可能です。
最近のパソコンはWi-Fiの接続が切れると、自動的にネットワークの診断が開始される機能もありますので、アラートが出たらそれに従って操作してみてください。
その他の機器でWi-Fi接続できない場合
PS4やNintendo Switchなど、Wi-Fi接続できるゲーム機が増加しています。また、Wi-Fi搭載カメラなど、家電製品もWi-Fi接続機器が普及しています。
それらの機器のWi-Fi接続にトラブルが発生した場合、どうすればよいでしょうか。
やはり最初に試したいのは本体の再起動です。
それでも直らない場合は、設定の確認をおこない、どうしても解決しないならばメーカーに問い合わせてみましょう。
最後に
異常が、スマホのWi-Fi接続が繋がらない7つの原因と対処方法をiPhone、Androidの2つを使って説明してきました。何をやっても接続が切れる場合は、単純に端末が故障している可能性もありますので、修理に出すか新しい端末を購入しましょう。
自宅のネット環境を改善したい方は、無制限のホームルーターも検討してください。