AndroidやiPhoneなどのスマホを使っている際、画面をテレビに出力して大画面で見たいと思ったことはないでしょうか。スマホの画面をテレビに映すには、ミラーリングなどが一例として挙げられることが多いですが、もっと簡単な方法として「HDMI出力」があります。
そこで本記事では、スマホとテレビをHDMIケーブルで接続し、画面をテレビに映し出す具体的な手順を解説。そのほか、HDMI出力が他の方法より優れている理由なども合わせて紹介しています。
スマホをHDMI出力するために必要なもの
iPhoneやiPadとAndroidで共通で必要になってくるのは、当然ながら次の3つ。
- HDMIケーブル
- HDMI入出力対応テレビ
- スマホ
しかしここで問題が発生。HDMIケーブルは、通常ならばスマホに差し込むことができません。なぜなら、AndroidやiPhoneのポートに対応していないからです。そのため、「HDMI変換ケーブル」が別途必要となります。
Androidの場合
Androidでは、USB micro B、もしくはUSB Type-C対応のHDMI変換ケーブルが必要です。micro BかType-Cどちらかを判断するには、スマホの充電ポート部分の形状を確認してください。
画像左がUSB micro B、右がUSB Type-Cとなっています。筆者が購入したのは、Type-Cの変換タイプ。HDMIの他に、Type-C、USBの変換もできる一石三鳥のアダプターです。
USB micro Bタイプのスマホを使っている人は、下記HDMI変換アダプターがオススメです。
アダプターが準備できれば、あとはHDMIケーブルだけ。
こちらはAmazonベーシックなどのいわゆる普通のHDMIケーブルで問題ありません。
iPhoneの場合
iPhoneはライトニングケーブル対応の充電ポートになっているので、Androidとはまた別のHDMI変換アダプターを購入しなければなりません。アップルストアにて「Lightning - Digital AVアダプタ」と呼ばれる変換アダプターが売っていますが、値段が税抜き5,800円と高額。
上記画像はmac用に購入した純正のHDMI変換アダプターですが、Amazonを調べると3,000円以下で購入できるので少し後悔しています。例えば、下記のような変換アダプターだとHDMIの他にVGAなどにも対応しているので、使い勝手が良いです。
スマホをHDMIでテレビに出力する具体的な手順
- HDMIケーブル
- HDMI入出力対応テレビ
- スマホ
- HDMI変換アダプター
上記4アイテムが揃ったら、いよいよスマホ画面をテレビに出力していきます。ざっくりと接続方法を画像で解説したのがこちら。
実際に繋ぐとこんな感じです。
- スマホとHDMI変換アダプターを繋ぐ
- HDMI変換アダプターとHDMIケーブルを繋ぐ
- HDMIケーブルとテレビを繋ぐ
あとはテレビとスマホの電源を入れます。テレビに映し出す際は、スマホの操作は必要ありません。テレビのリモコンの「入力切替」を使い、対応するポートを選択するだけです。
実際にスマホの画面をHDMI出力してテレビに映し出したのがこちら。
音声はスマホからではなくテレビから出力されるようになります。
動作環境
Galaxy S9、Android 8.0、ハイセンスの4Kテレビ。
スマホを横画面にすると大画面になる
縦画面だとテレビの余白がもったいないので、YouTubeやAbema TVなどの動画配信サービスを見るときは、スマホを回転させて横画面表示にしましょう。
横画面にするとテレビの大画面をフルに活かせるのでオススメです。
HDMI出力のメリット
HDMI出力がミラーリングより優れている点をいくつかご紹介。
- 接続が簡単
- 音声、映像の遅延が少ない
- スマホ側の設定が必要ない
- WiFi、Bluetooth接続が必要ない
変換アダプターとHDMIケーブルさえ購入すれば簡単にテレビに出力できるので、個人的にはミラーリングよりずっと簡単に使える方法だと思っています。例えば、自分以外の人がテレビにスマホ画面を映したいとなったとき、ミラーリングは再度設定が必要になります。しかし、HDMI出力ならば設定が必要ないので、誰でも簡単に使うことができるメリットがあります。
まとめ
ここまで、スマホをHDMIケーブルを使ってテレビの大画面に出力する方法を紹介してきました。再度、変換アダプターを紹介します。
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