Spotlight検索をご存知でしょうか?
iPhoneのホーム画面で下にスワイプすると出てくる検索機能のことです。
Spotlight検索はiOSの標準機能で、iPhoneのみならずiPadやMACでも利用できます。
iOSではバージョンアップにより、Spotlight検索という名称はなくなりましたが、標準の検索機能としてより便利に利用でいるようになっています!
今回の記事ではSpotlight検索の使い方や設定変更、そして意外と知られていない裏ワザについてご紹介していきます!
Spotlight検索について
「そもそもSpotlight検索ってなに?」
簡単に説明すると、キーワードを入力するだけでiPhone内のファイルを表示したり、WEB検索ができる機能のことです。
WEB検索
一般的な検索方法としては
- safariでインターネットを開く
- トップページに検索ワードを並べる
- 検索ボタンを押す
と3STEPで操作をしていた方がほとんどだと思います。しかし、Spotlight検索を使えば、たった1STEPでWEB検索が可能となります!
iPhone内のファイルやAPPの検索
ちなみにWEB検索と並行して、iPhone内についても同時に検索をします。
「昨日のメモはどこに保存したっけ?」
「インストールしたアプリがない!」
といった際にも利用することができますね!
Spotlight検索を実際に使ってみた
Spotlight検索を実際の使用手順に沿って、ご紹介します!
WEB検索をしてみる
Safariを開かずWEB検索ができるSpotlight検索は、操作が非常に少ないので、外出先での利用にとても便利ですね!
使用に際しては、ホーム画面を下にスワイプすると画面上部に検索ボックスが表示されるので、調べたいキーワードを入力します。
表示されたWEBサイトの候補をタップすると、そのサイトにアクセスします。
候補の中に探しているサイトがなかった場合は、画面を一番下までスクロールし「Webを検索」を選択。
すると、検索ワードを入力した状態でGoogleの検索一覧画面にアクセスします。
iPhone内を検索する
Spotlight検索では、入力したキーワードでiPhone内の情報を一通り収集します。
保存したファイル名称を検索ボックスに入力すれば、フォルダの場所を特定したり、ファイルを開くことができます。
Spotlight検索の設定変更
ご紹介したようにSpotlight検索では、iPhoneの中身全てを検索しますが、ただ、ここで一つ問題が発生します。
たくさんのAPPを利用している場合や、よく使う単語で検索をした場合、多くの検索候補が表示され、目的のデータが見つからないことがあります。
その場合、Spotlight検索の設定を変更し、表示するデータを減らすことで、目的のデータが見つかりやすくなります。
SIRIからの提案を非表示にする
ホーム画面を下にスワイプした時点で、入力をしていなくてもAPPが表示してしまう場合の対処法をご紹介。
[設定]→[Siriと検索]を選択。
[SIRIからの提案]→[検索の候補]の項目をオフにすることで、Spotlight検索使用時のSIRIからの提案が表示されなくなります。
するとどうでしょう。画面上がかなりすっきりしました。
アプリごとに検索対象を設定する
「SIRIからの提案」をオフにすることで、入力したキーワードに紐づいたものだけが表示されるようになり、情報量を絞ることができました。
続いてSpotlight検索対象のアプリを制限することにより、さらに使い勝手が良くなります!
先程と同様に[設定]→[Siriと検索]を選択。
下にスクロールし、検索対象の設定を変更したいAPPを選択。
[検索内]→[検索で表示]の項目をオフ。
下部に[Appを表示」という項目が出てくるので、こちらもオフ。
上記の設定を行うことで、Spotlight検索の際に、設定変更したAPPが表示されなくなります。
フィルターをかけることで自分好みにカスタマイズ出来る
スマホの中身は人それぞれ。利用頻度や用途も異なります。
例えば調べたいものがメモであると特定できる場合、検索を制限して利用することで、検索ワードに関わるメモをすぐに開くことができます。
過去に登録したメールアドレスのメモなども見つかるかもしれません!
同様にメールのみに検索を制限して利用することで、過去にあったメールの検索にも利用できます。
こちらも非常に便利ですね!
こういった多種多様なユーザーに対して、簡単にカスタマイズすることができるのはiOSならではであり、グローバルなapple製品の長所とも言えるのではないでしょうか。
Spotlight検索を使いこなす上級テクニック
Spotlight検索の魅力はやはり、ホーム画面で全て完結するというところです!
しかしこの機能、WEB検索やファイル検索のみならず、知る人ぞ知る上級テクニックがあります。
こちらもご紹介します!
電話やメッセージを円滑に
名前もしくはフリガナの一部を検索ボックスに入力すると、電話帳に登録してある名前が表示します。
ここから電話の発信、メールの送信を行うことができます。
瞬時にアプリを起動できる
標準のもの以外にもSpotlight検索と連携しているAPPがあります。
例えば、
- YOUTUBE
- EVERNOTE
- クックパッド
などです。
フォローしているTwitterユーザーのツイートを、ワードで絞って検索出来たり、
見たい動画のページに、瞬時にアクセスすることができます。
アプリの利用も、かなりスムーズになります!
関数電卓としても利用できる
関数電卓を利用する機会はめったにないかもしれませんが、検索ボックスに数式を入力すると、関数電卓の代わりとして利用することができます。
括弧を使った式や関数など含めた演算式も計算できるところは、普段利用する電卓よりも優れている部分です!
単位の換算ができる
メートル、ヤード、など単位が異なる数値を計算します。
方法としては数値と単位を検索ボックスに入力。
時間の計算ができる
秒で入力すれば分に換算。分で入力すれば時間に換算します。
例えば「2000秒」と入力すれば33分20秒と表示し、
「200分」と入力すれば3時間20分と表示します。
辞書としても利用できる
調べたい言葉や英単語を入力すると、「辞書」という項目内にその言葉の意味や説明が表示します。
タップすると全文を見ることができます。
為替レートや株価がリアルタイムで監視できる
「数値+通貨」を入力すると、現在の為替レートが表示されます。
同じく「企業名+株価」もしくは「コード番号+株価」を入力すると、株価がリアルタイムで表示されます。
天気がわかる
「地域名+天気」を入力すると、今日の天気が表示されます。
表示された天気を選択すると、週間予報など、さらに詳細を確認することができます。
スポーツの結果がわかる
チーム名を入力すると、その日の結果を表示することができます。
プロ野球、Jリーグなどの国内スポーツやメジャーリーグ、セリエAなどの海外スポーツも対応。
現在地周辺の情報がわかる
ラーメン屋、居酒屋など探している施設の条件を入力すると、周辺を検索してくれます。
表示された施設を選択することで、現在地からの距離や店舗詳細について確認することができます。
Spotlight検索はMACでも同様に利用できる
Spotlight検索はiPhoneのみではなく、MACでも同様に使用することができます。
使い方はまず、デスクトップ右上隅にある虫眼鏡マークをクリック。もしくは「command」+スペースバーを同時に押します。
同様に、検索ボックスにキーワードを入力すると検索結果にファイルが一覧で表示されます。
ファイルタイプやフォルダを絞り込んで検索できる
ファイルタイプで絞り込み検索をすることも可能です。
例えばpagesファイルのみで絞り込みをしたい場合は、検索ボックスに「種類:pages」と入力します。
すると、pagesファイルで絞り込んだ状態での、検索結果が表示されます。
裏ワザ機能も同様に利用できる
先ほどご紹介した上級者テクニックは、MACでも同様に使用できます。例えば、
- 計算をしたい場合は検索ボックスに「計算式」を入力
- 為替レートを調べたい場合は検索ボックスに「数値+通貨」を入力
- 上映中の映画を調べたい場合は検索ボックスに「上映中の映画」と入力
このように簡単に利用できるので、MACユーザーの方は是非とも一度、お試しくださいませ!
Spotlight検索は音声を利用することで時間短縮ができる
iPhoneでの文字入力やMACのキーボード入力に時間がかかってしまう場合、音声入力を利用することでその手間すら省くことができます。
iPhoneの場合は、検索ボックス横にあるマイクボタンを押すだけで、音声入力に切り替わります。
MACの場合は「Fn」を連続で押すと、音声入力に切り替わります。
Spotlight検索を使いこなしてiOSを有効活用!
いかがでしたでしょうか?
Spotlight検索を使うことで、操作効率が大きく変わります。
やりたいことが明確なのに操作方法が分からない時には、下にスワイプしてやりたいこと、知りたいことを入力してみましょう!
きっと解決に導いてくれるはずです。