パソコンの画面を録画したり、スマホの画面を録画したりしていざ動画を確認してみると音が左からしか聞こえなかったり、あるいは右側からしか聞こえない事態に陥った経験はないでしょうか。ゲーム実況などをしている人ならば経験をしたことがある人もいるはず。
通常の設定だと両方から音が出るように撮影などがされるのですが、操作ミスや設定ミスの影響で片側からしか音が聞こえない場合どうするか…。
そこでこのページでは、音楽や撮影した動画の音が片方からしか聞こえない場合の対処方法を紹介していきます。(※ 今回の対処方法はWinsows10パソコンを使った方法となります。)
片方からしか音が出ない時はAudacityで編集する
既に動画の撮影などが終了しており、後から取り直しが出来ない場合は音自体を編集するしかありません。編集方法は難しいかと思われますが、「Audacity」というフリーソフトを使えば簡単に両方から音を出すことができるようになるので、その使い方を紹介していきます。
Audacityはコチラからダウンロードしてください。Audacityは音声編集ソフトで、ノイズ除去だったり音量の正規化などが行える非常に便利なソフトです。プラグインを入れていない状態だと音楽ファイル(mp3、wavなど)しか読み込めないので、動画ファイルの音声を編集する場合は、一度音声だけ抜き取ってAudacityで編集してあげるといいでしょう。
Audacityで両方から音が出るように編集する方法
それでは早速Audacityを開いたら、編集したい音楽ファイルをドラッグ&ドロップしてください。すると音が片方からしか出ない時は、片方にしか波形が表示されていないことがわかります。
この状態から両方から音が出る状態にまで持っていきます。
「メニューバー」にある「トラック」を開くと「ステレオからモノラルへ」という項目があるのでこれをクリックしてください。
すると音声ファイルがステレオからモノラルに変化し、波形が統一されます。
要はステレオでは片方は別の音を発生させるのですが、この状態だと録画や撮影をした時に録音するマイクが一つしかないので片方にしか音が録音されません。なのでマイク1本で音声だけを録音する場合はモノラル設定にして録音するのが無難です。
モノラルにすると2つのスピーカーがあったとしても、両方から同じ音がでます。なのでAudacityの音声波形も1つになるのです。
事前に両方から音が出るようにする設定方法
録音後にAudacityでモノラルに直すのも良いのですが、あらかじめモノラルにして録音したほうが音質は良くなります。
この設定方法は使っている録画ソフト、録音ソフトで異なってきますが考え方は一緒です。
ステレオだとチャンネルが2になっている状態ですが、これを1にすることでモノラルで録音することが出来ます。
最初からステレオマイクを使っているのでしたらこの設定は不要です。今回の設定方法はモノラルマイクを使っている人のみ行うべき作業となります。
最後に
以上が、音楽や撮影した動画が片方からしか音が出ないときの対処方法でした。
最初からステレオマイクを使っておけば一々変換して直す作業もいらないので、マイクを購入するなら絶対にステレオマイクを買っておきましょう。