QUALCOMMのSnapdragon 835(MSM8998)はまだリリースされていないですが、2017年前半には発表されるチップセットと言われています。このチップセットはGalaxy S8に搭載されることがリーク情報でわかっており、現在のスマートフォン用チップセットでは、QUALCOMM史上最高の出来になるという情報もあります。
そんなSnapdragon 835(MSM8998)のベンチマークスコアが海外サイトのGeekbenchにて公開されました。昨年よりもスコアは伸びているようです。
Snapdragon835(MSM8998)の最新ベンチマーク
ベンチマークスコアを見ると、Snapdragon835(MSM8998)はオクタコアのCPUで、今回のテストでは最大クロック数が1.9GHzとなっています。
実は今回が初めてのベンチスコアの公開ではなく、2016年の12月末ごろにもGeekBenchにてSnapdragon835のスコアが登録されていました。その時のスコアは、「シングルコア 2004 / マルチコア 5426」という結果でした。当時のテスト端末は「Essential FIH-PM1」で、プロセッサーの条件はオクタコアの最大クロック数が1.9GHzと、今回と同様の環境でした。
しかし、今回のテストではAndroidのバージョンが7.0から7.1.1までアップデートされています。
そしてスコアを測ってみたところ、今回のベンチマークは「シングルコア 2004 / マルチコア 6233」と前回のテスト結果を上回る記録を出しています。現時点では非常に高いベンチマークではないのですが、これから開発を進めていくにあたり、もっとパフォーマンスレコードを向上させていくことに期待したいです。
過去のSnapdragon835(MSM8998)のベンチマーク
Xiaomi Mix Evo
新しく発売されるXiaomiのスマートフォン、Xiaomi Mix Evoが2017年1月17日にGeekBenchにてベンチマークスコアを登録しています。Xiaomi Mix Evoはメモリ4GB、Android 6.0.1でSnapdragon835(MSM8998)を搭載しています。
実際にこの端末でベンチマークを測ってみたところ、「シングルコア 1918 / マルチコア 5689」という結果に。最新のベンチマークより結果が低いのは仕方がないかもしれません。
この機種はXiaomi Mi MIXの後継機とも呼ばれ、Xiaomi Mi MIXはSnapdragon 821に、4GB / 6GBのメモリと128GB / 256GBの内部ストレージを搭載しています。全体の91.3%がスクリーンとなっているベゼルレスタイプのスマートフォンです。画面サイズはなんと6.4インチ。
性能は高スペックかと感じますが、今回細心のベンチマークと比べて劣っているのは、Androidのバージョンの違いとも海外では言われています。Snapdragon835は、Android 7.0以上に最適化していっているプロセッサーなのかもしれませんね。
Galaxy S8でも搭載予定なので、より良いベンチマークを叩き出せるように祈りましょう。目標はiPhone 7のA10に近いスコアでしょう。(via1)