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スマホが「低速充電中」になる原因と対処方法

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新しいスマホを購入した時、普段使っているケーブルで充電を開始したら「低速充電中」と表示された経験はないでしょうか。もしかするとその他にも、今までと違うケーブルに変えた所、この表示がでるようになった人もいるかもしれません。

低速充電中となるのには原因がありますので、キッチリ対処してあげれば急速充電や通常充電に戻ります。

そこで本記事では、スマホが「低速充電中」になる原因と対処方法を紹介。充電が遅くて困っているユーザーの参考になりましたら幸いです。

低速充電とは?

一般的に低速充電中と表示されるケースは、スマホに送られてくる電力が通常充電よりも低い時です。通常充電は約5Wが目安となっており、これより供給出力が低い場合は低速充電と表示されることがあります。

  • 5V/0.5A = 2.5W
  • 5V/0.2A = 1.0W

例えば上記の例だと、確実に低速充電状態と言えます。仮に定格電圧5Vかつ2.5Wの電力で充電したとすると、1時間あたり500mAhの充電が可能です。スマホのバッテリー容量が2,500mAhだとすると、フル充電までに早くても5時間も掛かってしまいます。

これが通常充電だと約半分の時間でフル充電になるので、低速充電の状態はいち早く解決すべきだと言えます。

スマホが「低速充電中」となる原因と対処方法

「低速充電中」と表示されやすいスマホは、急速充電に対応した「Type-C」のポートを備えている機種です。例えば、PixelシリーズやAQUOS、Galaxyなどの急速充電対応端末を使っている時に、この現象が起こりやすいです。

では実際に、どのような原因があって、どう対処すれば良いのかをご紹介します。

ケーブルの最大出力数が足りていない

一番最初に確かめてもらいたいのは、今使っているType-Cケーブルやmicro USBケーブルの最大出力数です。スマホの同梱品として箱に入れられているものであれば、充電用に使うには全く問題ないでしょう。

しかし、自分で購入したケーブルを使っている場合は要注意。100均で購入したケーブルなどは粗悪品が多いため、記載されている最大電力よりも低い数値で充電されてしまう可能性があります。Amazonなどでケーブルを購入する際は、最大電力数が書かれている商品を購入すると良いでしょう。

USB変換器を使い無理やり充電している

Type-C対応のスマホを初めて購入した時にありがちですが、micro USBケーブルを無理やりType-Cに変換して充電をしてはいないでしょうか。ケーブルの最大電力数が小さければいくら変換したとしても、供給電力が少ないと意味がありません。

できれば新しく急速充電可能なケーブルを購入しましょう。

ACアダプタが急速充電非対応

電力の供給元になるのはACアダプタになります。ACアダプタが急速充電対応ではなかったり、よくわからない質の悪い製品を使っていると低速充電中になることもあります。ACアダプタは、最低でも5V/2A程度に対応しているものを選び、できればQC(Quick Charge)対応の製品の購入をおすすめします。

5V/2A以上の電力供給ができるACアダプタを使っているにも関わらず低速充電になる場合は、充電器が故障している可能性もあります。

バッテリーの寿命が近い

経年劣化などにより、バッテリーが激しく消耗してしまっている場合、急速充電ができなくなり低速になることがあります。この場合、ショップなどに行ってバッテリーの交換をしてもらう必要があります。

バッテリーの寿命を伸ばすには、充電回数を減らしたり、10%以下になるまで充電をしない方法があります。十分に電池残量がある状態で充電すると、バッテリーの消耗が早くなるので注意してください。

低速充電になっているか確認する方法

通常ならば、低速充電になっているときはスマホの画面に「低速充電中」と言ったメッセージが表示されます。しかし、そう言った表示がないことに加え、明らかに充電速度が遅いと感じる場合、本当に低速充電になっているのか調べた方が良いです。

その調査に使えるのが、電圧/電流チェッカーです。

充電器とスマホの間に電圧/電流チェッカーを挟むことで、どのくらいの電力がスマホに供給されているか調べることができます。この時に5Wを下回るようでしたら低速状態と言えますので、今回紹介した対処方法を参考に、充電器の交換やケーブルの買い替えなどを検討してください。

 

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