楽天モバイルは2020年4月1日より、格安SIMではなくキャリア携帯(MNO)となることで大きな注目を集めています。
これまで通信事業者(MNO)は、ドコモ、au、ソフトバンクの3社だけでした。
しかし、楽天モバイルが加わったこで日本の通信業者は4社となったのです。
そして楽天モバイルは新料金プランとして、なんと1年間無料を発表しました!
今回は楽天モバイルのメリットやデメリット、MNOになって料金プランや繋がりやすさがどう変わったのかを解説していきます。
楽天モバイルの2020年4月以降の最新料金プラン
楽天モバイルが3月3日に2020年4月1日からキャリア携帯(MNO)となるに先駆けて、新料金プランが発表されました!
詳細は次のとおりです!
プラン料金 | 1年目 無料 → 2年目以降 2,980円/月(税別) |
データ通信 | 完全データ使い放題 |
通話 | 通話かけ放題 |
事務手数料 | 3,300円(税込) ただし楽天スーパーポイントで全額キャッシュバックで実質無料 |
上記の表のとおり、楽天モバイルはなんと1年間は料金が無料です!
データ通信無制限、通話もかけ放題で無料とは信じられない料金プラン。予想をはるかに超えてきました。
しかも事務手数料も楽天スーパーポイントとしてキャッシュバックされるので、実質無料で利用できるんです。
さらに、6月30日までにオンラインで申し込めば、楽天ポイントが3,000ポイントも付与されます。
楽天ポイントは1ポイント1円として、楽天市場の買い物で利用できるので、実質3,000円のキャッシュバックと一緒です。
ただし、1年間無料が対象となるのは300万人となるようです。
迷っている方は、とりあえず申し込んでみることをおすすめします。
楽天モバイル新料金プランが大反響
楽天モバイルの驚きの新料金プランはSNS上で大反響を呼んでいます。
その一部をご紹介します。
#楽天モバイル
これ革命だろ。他のキャリアやばくね? pic.twitter.com/9iJYyB9ZIv— 弱之介@弱柱 (@jacknoscape) March 3, 2020
楽天モバイルヤバすぎひん?
データ使い放題の電話かけ放題で基本料金1年無料とか。楽天回線エリアの人は乗り換えるやろ…#楽天モバイル pic.twitter.com/GxB2repgK9
— ニャオさん (@inte9401) March 3, 2020
内容:データ使いたい放題
通話かけ放題
料金:1年目 無料
2年目 2980円
先着:300万名 pic.twitter.com/Pl6Rjn1Rwg— ぎりぺい (@giripayQR) March 3, 2020
楽天モバイル対応人気機種(端末)【最新版】
楽天モバイルの料金はお得だとわかりましたが、機種(端末)はどんなものが揃っているのでしょうか。
楽天モバイルでとくに人気のある機種の一部をご紹介します。
端末 | 機種代(一括払い) | 機種代(分割払い) |
OPPO A5 2020 | 26,182円 | 1,200円 |
Galaxy note10+ | 115,273円 | 5,283円 |
Galaxy S10 | 90,728円 | 4,158円 |
AQUOS season3 plus | 44,364円 | 2,033円 |
Xpeia Ace | 49,819円 | 2,283円 |
以上の機種は楽天モバイルで取り扱われているほんの一部です。
これらの人気機種に加えて、楽天モバイルの端末はすべてSIMフリーです。
そして楽天モバイルのオリジナル商品として、人気が高まっているのが「Rakuten Mini」。
Rakuten Miniは、指2本でつまむようにモテる720×1,280のHD表示に対応した約3.6インチ液晶ディスプレイのスマートフォンです。
ミニという名前のとおり、幅53.4×高さ106.2×厚さ8.6mm、重量79gというコンパクトさが魅力。
今回の新料金の発表でさらに人気を集めるはずなので、早めにおさえておいてください。
楽天モバイルのMNO化で改善されたデメリット
楽天モバイルは格安SIMとして圧倒的な人気がありましたが、正直なところデメリットもいくつかありました。
しかしMNOになることで、多くのデメリットが改善されているのです。
LINEのID検索が可能に
これまでの楽天モバイルを含めて、格安SIMは年齢認証ができません。そのため、LINEのID検索ができないのです。
格安SIMで年齢認証ができないのは、LINEでは大手キャリアの「年齢判定機能」を利用し年齢認証をしているからです。
年齢認証を行うとLINEと大手キャリアとの間で契約内容の照会ができます。
しかし、年齢認証ができない格安SIMは契約内容の照会ができず、ID検索もできないのです。
でも今回、楽天モバイルはドコモやau、ソフトバンクと同様にキャリアのひとつとなるため、年齢認証が可能になると考えらます。
ラインはコミュニケーションツールとして欠かせないものなので、このデメリットが改善されたのは大きいですね。
キャンペーン適用条件がシンプルになる
楽天モバイルでは端末セットで契約できるキャンペーンを多く行っています。
お得なサービスが充実している一方で、適用条件など複雑でわかりにくいというユーザーも少なくありませんでした。
例えば「データ専用SIMはお断り」、「最低何ヶ月以上使わないと契約できない」など、端末によってキャンペーンの適用条件も変わっていたのです。
しかし今回、楽天モバイルは格安SIMではなく、キャリア携帯となることで、ドコモやau、ソフトバンクと同様に料金やキャンペーンもシンプルになると考えられます。
自分に適用されるキャンペーンは何か、どのプランが自分に最適なのかなど、選びやくなると期待できるはずです。
キャリア決済ができるようになった
楽天モバイルでは当初、キャリア決済が使えませんでした。
そのため、ネットでお買い物、料のアプリのダウンロード、ゲーム課金などで発生した費用を携帯料金と一緒に支払えなかったのです。
しかし今はキャリア決済が可能なため、ドコモやau、ソフトバンクなど同様に、ネット上で発生した多くの費用を携帯料金と一緒に支払えます。
このデメリットが改善されたことで、楽天モバイルはより便利に利用できるようになっています。
通信ピークタイム時の通信速度が改善
やはり格安SIMで最も気になるのが、通信速度だと思います。
楽天モバイルは通信速度が速く優秀と知られていましたが、いざ使ってみると通常のキャリア携帯と比べると繋がりにくいという声が多くありました。
とくにお昼の12時台は1Mbpsを切る、夜のゴールデンタイムは繋がりにくいなどの声が多かったのです。
実際に私が楽天モバイルを使いはじめた当初に速度測定した結果がコチラです。
夜の21時~22時台は通信量のピークを迎えます。22時台に下り2.32Mbpsは出ていますが、体感はもう少し遅かったかなという印象です。
これは楽天モバイルはドコモとauの回線を用いており、ピーク時は自社の通信を優先するために制限をかけることが理由でした。
しかし楽天モバイルはキャリアのひとつとなり、自社の回線を用いたサービスに切り替えます。そのため、ピーク時に制限をかけられることもないのです。
楽天モバイルの回線や繋がりやすさについては、次の章でより詳しく説明します。
楽天モバイルMNOの回線は準備万全なの?
楽天モバイルでは、自前の回線での携帯電話事業参入(MNO)にあたって、これまで無料の試験サービスを行ってきました。
2019年10月に東京23区と名古屋市、大阪市、神戸市に住む約5,000人を対象に。そして2020年2月に、同エリアでさらに2万人を対象に「無料サポータープログラム」という試験を行ったのです。
楽天の代表である三木谷氏は、この試験結果で不自由なく利用できると確信しているようです。
実際に無料サポータープログラムに参加している方の口コミを集めてみました。
東西線東札幌駅に停車中の電車内。
十分ですね!#楽天モバイル無料サポータープログラム pic.twitter.com/hcvPdGD1dy— kapi (@zidakyu) February 23, 2020
#楽天モバイル無料サポータープログラム
家の中でここまで速度出てて満足
100Mbps超えも近い#東京都中央区 pic.twitter.com/2oHCgO1DNa— 折口 (@origuchi_tou) February 22, 2020
#楽天モバイル無料サポータープログラム
高速道路は整備しやすいのでしょうか、新名神土山SAでもBand18をつかんでいました。
誰も接続していないんでしょう、快適です。
都市部でも常時これくらいのスペックを期待します。 pic.twitter.com/PmQsuKSJ8n— PandAアシスト (@PandA_Assist) March 3, 2020
ららぽーと横浜周辺。楽天モバイルのエリアのはずだが安定のauローミング。利用者視点では繋がればなんでもいいんだけど、もう少し頑張って欲しいな楽天モバイルさん。#楽天モバイル無料サポータープログラム pic.twitter.com/DAMpGxsvcA
— Tanshinオヤジ (@yokohama_tanshi) February 24, 2020
どちらかといえば、不自由なく利用できているという声が多かったです。
でも、地域によっては満足できない方もいるようです。
楽天モバイルとは?
楽天モバイルは、インターネットサービスを中心に展開するIT企業・楽天株式会社が格安SIM(MVNO)としてはじめました。
多くの格安SIM(格安スマホ)がある中、2018年には格安SIM契約数が業界No.1となり、MVNO事業者としてのシェアを拡大させていったのです。
これだけ人気を集めたのは、楽天モバイルがお得なキャンペーンが多く開催してことも理由のひとつです。
楽天モバイルの特徴や展開していたキャンペーン
楽天モバイルの特徴や格安SIM(MVNO)の頃から展開していたキャンペーンは主に次のようなものです。
楽天モバイルキャンペーン一例
- スーパーポイントアッププログラム
- 家族の回線をまとめておトク!プラス割
- お友達紹介キャンペーン
- 最低利用期間が過ぎたらいつでも契約解除料0円
以上の楽天モバイルでは、様々なキャンペーンが行われています。
楽天モバイルは楽天株式会社が提供しているサービスのため、楽天カードや楽天市場を使用している人には、とくに大きなメリットがあります。
これらのサービスは、キャリ(MNO)への移行後も継続される可能性が大きいです。
場合によっては、さらにお得なキャンペーンが展開されることも考えれるので、注目しておいてください。
楽天モバイルがとくにおすすめな人
楽天モバイルへ乗り換えるのがおすすめ人はどんな人でしょうか。
・キャリア携帯を格安(1年間無料)で使いたい人
・楽天ポイントをためている人
・新しいサービスを使ってみたい人
キャリア携帯を格安SIM並の価格で使いたい人
格安SIMの料金は魅力的だけれど、速度などを考えてキャリア携帯にこだわっていた人も少なくないはずです。
キャリア携帯だと、安くとも7,000円近くはかかっていたはずです。でも楽天モバイルが第4のキャリアとなったことで、大きく変わりました。
何度もお伝えしているとおり、楽天モバイルなら1年間無料で利用できます。もちろん、データ通信は無制限、通話もかけ放題です。
しかも2年目以降も同じ条件でありながら、月額2,980円(税別)。
これまでキャリア携帯にこだわっていた人も、格安で利用できるようになったんです。
楽天ポイントをためている人
楽天モバイルのメリットでも挙げましたが、楽天モバイルを使用している人は楽天市場でのお買い物のポイントが1倍になります。
そのため、楽天ポイントをためている人にとっては、かなり効率的にポイントが貯められます。
また楽天モバイルの月額料金を楽天カード払いにしている場合は、さらに楽天ポイントが貯まる仕組みです。
さらに今後は、楽天モバイルを普及させるために、新たなポイントサービスを開始する可能性も十分にあります。
楽天ポイントを普段から活用している方は、注目しておいてください。
新しいサービスを使ってみたい人
楽天モバイルのMNOは通信業界に大きな衝撃を与えました。
世界的に見ても日本の携帯料金は高いとされていましたが、ドコモ、ソフトバンク、auの3キャリの独占だったため、なかなか料金は下がりませんでした。
しかし今回、楽天モバイルが参入したことで、携帯料金が大きく変わりました。つまり新たな時代がきたのです。
新しいサービスや時代に乗るのは、個人的に大賛成です。
より日本の通信業界が良い方向に変化していくためにも、新しいサービスである楽天モバイルを使って応援するもの悪くありませんよね。
楽天モバイル:メリット・デメリットまとめ
楽天モバイルの新料金プラン、利用するメリット・デメリットについての紹介してきました。
お伝えしてきたとおり、楽天モバイルは「1年目は無料」という驚くべき料金プランを発表しました。
これまで楽天モバイルのMNOに注目してきた方の多くが、「安ければ乗り換えよう」と考えていたはずです。
しかし、無料プランが発表されたことで「とりあず使ってみよう」が可能になりました。
対象は300万人と発表されていますので、早めに申し込んでください。