本記事では、完全ワイヤレスイヤホン「Sanag J1」の実機レビュー、およびペアリングや簡単な使い方を紹介しています。
結論から言うと、「買って損した」という感想です。
本記事は第3者から提供を受けたステマレビューでないことをここに宣言します。
Sanag J1のスペック
まずは、Sanag J1のスペックから簡単に紹介します。
ここで紹介する商品のスペックは、説明書を基本にしています。説明書に書かれていない箇所はAmazonや外箱に書かれている情報を基にスペックを記載。
スペック | |
製品型番 | Sanag J1 |
Bluetooth標準規格 | Ver 4.2 |
最大通信距離 | 10m(クラス2) |
インピーダンス(抵抗) | 32Ω |
連続待ち受け時間 | 24~30時間 |
連続通話時間 | - |
連続再生時間 | 3時間 |
充電時間 | 0.5~1.5時間 |
イヤホンバッテリー | 40mAh |
充電ケースバッテリー | 400mAh |
充電ケースサイズ | 117 x 30 x 23mm |
音声通話 | マイク機能あり |
対応Bluetooth プロファイル | HSP/HFP/A2DP/AVRCP |
重量(イヤホン本体) | 3.9g |
防水機能 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | - |
対応コーデック | AAC |
対応機種 | iOS/Android/Windows |
購入当初は約4,900円の5,000円以下でしたが、元の参考価格は23,999円となっています。ただ、値下げ前提の参考価格だと思うので、実際は5,000円前後のイヤホンだと思っても大丈夫です。

Sanag J1の実機レビュー

付属品のチェック
付属品は少々少なめで、箱の中には下記4アイテムが入っています。イヤホンは充電ケースの中に。
イヤーピース、micro USBケーブル、充電ケース、完全ワイヤレスイヤホン本体、取扱説明書
ワイヤレスイヤホンのレビュー
まずはイヤホン本体のレビューから。充電ケースの中から取り出して外観をチェック。
イヤーピース部分。ニュッと突き出す感じの形状をしているので、おそらくつけ心地自体はそこまで悪くなさそう。
デフォルトのイヤーピースは最も小さいSサイズ。全体的に丸っこいデザインをしているので、長時間つけていても耳が痛くならないのがポイント。実際に3時間くらいつけていても気になりませんでした。
Sanag J1の電源をオンにすると、表面のLEDが青く点灯します。夜に外を出歩いてイヤホンを落とした時に見つけいやすいかも。
イヤホンの装着感をチェック。フィット感は悪くなく、スッポリ耳にハマってくれました。長時間つけていても耳が痛くなりませんし、ランニングをしていてもイヤホンがズレることはありませんでした。
イヤーピースを変えてサイズ調整を
デフォルトのイヤーピースだと少々小さすぎる気がしたので、イヤーピースを別のサイズに変更することに。イヤーピースは銀の袋に入っています。2サイズ入っており、それぞれM/Lサイズとなっています。
欲を言うならば、チャック付きの袋やイヤーピースケースがあればよかったです。銀の袋は開封したら閉じることができませんからね。
充電ケースのレビュー
最後に充電ケースをチェック。ケースは筒状となっており、イメージしていたものより大きかったです。手が大きい筆者ですが、実際に持ってみてお世辞にもコンパクトだなあとは言えない大きさに感じました。
ケースは黒い帯の上部分を引っ張ると開きます。特に左右に捻る必要もありません。イヤホンは充電ケースの中に入っており、充電もここで行うことができます。
大きさはこの通り。ポケットWiFiと比較してもデカイ。ポケットに入れられる大きさではありますが、取り出してイヤホンの収納取り出しを行うと大きすぎるなあと感じると思います。
もしかして不良品のケースに当たったか?
Sanag J1のレビュー中に気づいたのですが、充電ケースにイヤホンを収納してもイヤホンが充電されている気配がなく、さらに説明書にかかれている次のことができませんでした。
- イヤホンを取り出すと自動的に電源がオンになる
- 自動的にペアリング状態になる
- 充電ケースに入れると自動的に電源がオフになる
もしかすると不良品かもしれません。ただ、Amazonを見ていても1ヶ月で壊れた、3日で充電部分の磁力が弱くなり反応しなくなった、と書かれている人が多いので、不良品に当たる確率は非常に高いかもしれません。
一応12ヶ月の保証サービスはあるっぽいです。今回は面倒なのでスルーしますが、もし同じような現象になった方は交換してもらうか、Amazonで返品作業を行ってみて下さい。
Sanag J1のペアリング方法
今回のペアリングは、iPhone Xで行っています。
step
1左右のイヤホンをケースから取り出し、5秒ほどタップしてペアリング状態にする
ペアリング待機状態になると、イヤホンのLEDが点灯消灯を繰り返します。
step
2設定アプリを開き、「Bluetooth」画面へ移動。
その他のデバイスに「Sanag J1」とあるはずなので、タップして自分のデバイスに追加します。無事追加されたらペアリング完了です。
2回目以降は電源をオンにするだけで勝手に繋がります。

Sanag J1の基本的な使い方
Sanag J1のイヤホン部分からできる操作は次のとおりです。
左(L)イヤホン
- 音楽の再生/一時停止:1タップ
- 電話の受信/切る:1タップ
- 次の曲へ:2タップ
右(R)イヤホン
- 音楽の再生/一時停止:1タップ
- 電話の受信/切る:1タップ
- 次の曲へ:2タップ
- Siriの起動:3タップ
Sanag J1の感想
良かった点
- イヤホンのフィット感が良い
- 充電ケースの外観はおしゃれ
実はそこまで良かったと思う点がありませんでした。肝心のイヤホンの性能自体に関しては不満しかありません。
イマイチだった点
- 音質が最悪
- ケースが筒状なので、立てて置かないと転がる
- 電源を入れただけでノイズが発生する
肝心のイヤホン性能が本当にゴミです。
特に音質に関しては目も当てられません。音楽を再生する前から謎の雑音やサーッというホワイトノイズが常時発生します。この時点でイヤホンとしては及第点以下。
そして試しに音楽を再生してみるとこれまたひどい。
常時曇った音が聞こえ、なかなかの不快感。そして部屋に筆者一人しかいない環境で使っているにも関わらず、Bluetoothが勝手に切れたりします。これ、人混みの多い所で使ったらほぼ使いものにならないのではと思います。
Amazonレビューの高評価はステマです
実際にSanag J1を使ってみて感じたのは、間違いなくこの価格帯では最低レベルの完全ワイヤレスイヤホンということです。
Amazonレビューを見ると、
- 音質が良いので筋トレが捗ります
- コスパが良いのではないでしょうか?
- 高品質でいい感じ
などなど、ありえない星5レビューがズラッと並んでいます。
ハッキリ言って、Sanag J1に関しては完全にステマ。星2~1の意見が正しいと思ってレビューを見るようにして下さい。実際に筆者が感じたのは次の通り。
- 説明書通りの使い方ができない
- 音質最悪。ノイズ、雑音、曇った音質。
- フィット感だけは良い
これを買うなら、別の完全ワイヤレスイヤホンを購入すべきです。同じ価格帯で、下記のような優秀なイヤホンもあります。
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とりあえず耳のフィット感は悪くなかったので、今回の評価は星2としています。Amazonのステマレビューが気になる人は商品ページをご参考下さい。