PC(パソコン)で音楽を聴いたり動画を視聴しようとした時に、パソコンから音が出ないことに困ってはいないでしょうか。様々な原因が考えられますが、何かしらの設定不備によって音が出ないことが多いです。
そこで本記事では、パソコンの音が出ない時の対処方法を徹底解説。この記事は、Windows10を基準にして執筆していることを予めご了承ください。
配線は間違っていないか
基本的なことですが、配線が間違っていないか確認してください。
デスクトップパソコンの場合、音を出力するにはスピーカーの出力端子とスピーカーを接続しなければ音が出ません。この時、サウンドカードやマザーボードでは必ず隣にマイク出力端子が存在します。
当然ながらマイク出力端子に接続しては音が出ないので、しっかりとスピーカー出力端子に配線されているか確認してください。また、スピーカーケーブルが破損・断線していないかも合わせてチェックすることをおすすめします。
パソコン側でミュートになっていないか確認する
次にパソコン本体側の音量設定を確認しましょう。タスクバーのサウンドアイコンがミュートになっていると音が出ないので、音量を上げるなどして対応してください。
上記は、パソコン側で音を出力している時、ミュートになっている時の状態です。サウンドアイコンが「×」となっている時はミュート状態ですので、音量操作をしてミュートを解除しましょう。
スピーカー側でミュートになっていないか確認する
パソコン本体側でミュートになっていないことを確認できたら、次は音を出力するデバイス側がミュートになっていないか確認しましょう。パソコンモニターのスピーカー、サウンドボード経由のスピーカーどちらかに接続されているはずです。
再生デバイスが間違っていないか確認する
複数の再生デバイスを接続している場合、意図しないスピーカーやヘッドホンから音が出力されている可能性があります。
よくありがちなのが、イヤホンでは音が聞こえるのに外部出力のスピーカーでは音が聞こえない現象。もしかすると、HDMIやDisplayポート接続したモニター側が再生デバイスに設定されている可能性があるので、タスクバーのスピーカーアイコンをクリックして任意のデバイスを選びましょう。
アプリ/ソフトウェアでミュートになっていないか確認する
通話ソフトを使っている最中にパソコンから音が出ないのは、もしかするとソフトウェア側でミュートになっている可能性があります。
代表例として、スカイプやDiscordなどの通話アプリがあります。これらはソフトウェア側で再生デバイスや音量設定の操作が可能です。PCやスピーカーのボリュームコントロールがしっかりできていても、ソフトウェア側で制御されていると音が聞こえないので設定を見直してください。
デバイスマネージャでドライバーがインストールされているか確認する
Windowsのサウンドドライバーがインストールされているかを、デバイスマネージャから確認しましょう。サウンドドライバーがインストールされていないと基本的には音が出ません。
デバイスマネージャを開くには、スタートアイコンを右クリックしたメニューから選択するのが最も早いです。
サウンドドライバーの有無は「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」から確認できます。この時、それぞれの項目に!や?などのアイコンがある場合、ドライバーが正しくインストールされていない状態となります。
サウンドデバイスの状態を復元する
もしサウンドドライバーに!や?のアイコンが付いていた場合、サウンドデバイスの状態を復元しましょう。
デバイスマネージャを開き、異常を示すアイコンがついている項目ダブルクリックします。ダブルクリックすると、そのドライバーのプロパティが表示されるので、「ドライバー」タブを開きます。
一度「デバイスのアンインストール」を行い、サウンドデバイス一覧からドライバーを削除します。その後、ドライバーを再インストールしたら復元は完了です。
なお、サウンドドライバーを持っていない場合はデバイスのアンインストールはやめておきましょう。復元ができなくなるので、公式ホームページなどでドライバーを入手してから復元を行うことを推奨します。
まとめ
パソコンから音が出ないときは、まず配線周りやミュート状態を確認しましょう。大抵はこれらの設定がおかしいため音が出ないことが多いです。
ここで紹介した対象方法でも解決できない場合は、マザーボード・サウンドボードの異常なども考えられます。サウンドボードは数千円でUSBタイプの製品もあるので、試しに新規購入してみるのも良いかもしれません。