本記事では、完全ワイヤレスイヤホン「Meilunz NB7」を使った実機レビュー、およびペアリングや基本的な使い方を紹介しています。
Meilunz NB7は、Amazonで購入できる5,000円以下の安価な完全ワイヤレスイヤホンで、カスタマーレビュー評価も多数存在する商品となっています。
Meilunz NB7のスペック
まずは「Meilunz NB7」の基礎スペックから紹介します。
なお、ここで紹介するスペックはAmazonにある記載ではなく、取扱説明書、および外箱に書かれているスペックをベースとしています。(説明書に記載がない部分はAmazonでの表記を参考にさせて頂いています。)
スペック | |
製品型番 | NB7 |
Bluetooth標準規格 | Ver 4.1 |
最大通信距離 | 10m(クラス2) |
インピーダンス(抵抗) | 32Ω |
連続待ち受け時間 | 48時間 |
連続通話時間 | 3時間 |
連続再生時間 | 2時間 |
充電時間 | 約2時間 |
イヤホンバッテリー | 50mAh |
充電ケースバッテリー | 450mAh |
充電ケースサイズ | 26 x 25 x 17mm |
音声通話 | マイク機能あり |
対応Bluetooth プロファイル | HSP/HFP/A2DP/AVRCP |
重量(イヤホン本体) | - |
防水機能 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | - |
対応コーデック | AAC |
対応機種 | iOS/Android/Windows |
安価な完全ワイヤレスイヤホンのため、ノイズキャンセリングがない、そして5,000円を超えるイヤホンと比べると連続再生時間が1時間ほど短くなっています。
イヤホンのみで色々な操作が可能
Meilunz NB7では、イヤホンの表面にあるタッチパッドを使ってあらゆる操作が可能になっています。
- 電源オン/オフ
- 音楽再生/一時停止
- 次の曲へ進む
- 電話の受取/通話終了
- 受信拒否
残念ながらイヤホンから音量を操作することはできませんが、完全ワイヤレスイヤホンのほとんどで不可能になっているので、そこまで大きなデメリットにはなりえません。
強いて言うならば、iPhoneは最小ボリュームでもやや音量が大きいこと。これはイヤホンではなくiPhone側の責任ですが、次のiPhoneやiOSではもう少し細かい音量設定ができればいいなと思います。
IPX5の防水機能あり
Meilunz NB7にはIPX5の防水機能が備わっています。
決して高度な防水性能とは言えませんが、汗や軽い水しぶき、小雨程度なら全く問題ありません。ランニングやジムで利用するのにピッタリです。
約3回のフル充電が可能
Meilunz NB7のイヤホンは、片耳50mAh。そして、充電ケースは450mAhとなっています。
イヤホン2つを合わせると、最大3回のフル充電が可能になっています。
なお、ケースの充電で一点気をつけたいのは、最大5V/1Aの電力にしか対応していないこと。急速充電は不可能になっています。
Meilunz NB7の実機レビュー
それでは基礎スペックを一通り紹介した所で、Meilunz NB7の実機を用いたレビューを行っていきます。
Meilunz NB7の箱の中には、下記アイテムが同封されています。
充電ケース/収納ケース/完全ワイヤレスイヤホン/イヤーピース2セット/イヤーフック/充電ケーブル/取扱説明書(英語/日本語)
完全ワイヤレスイヤホンは充電ケースの中に入っています。
充電ケースのレビュー
Meilunz NB7の充電ケースを様々な角度から撮影してみました。
完全ワイヤレスイヤホンによくある形状のケースなので、特に新鮮味はありません。
ケースの充電は開閉ボタンの反対側にあり、充電ポートはmicro-USBとなっています。さらにその隣には充電ケースのバッテリー状態を示す4つのランプがあります。ケースのバッテリー残量目安は次の通り。
- LED1つ点滅:0-25%
- LED2つ点滅:25-50%
- LED3つ点滅:50-75%
- LED4つ点滅:75-100%
完全ワイヤレスイヤホン本体のレビュー
メインとなるイヤホン部分のレビュー。
光沢感のある表面に、デフォルトでイヤーフックがついています。なお、表面の指差しマークはシールとなっているので、実際に利用する際は剥がして使うのが良いでしょう。
横から見たイヤホン。耳穴に入る部分が少し長めになっているので、フィット感は問題なさそうな印象を受けました。なお、デフォルトでついているイヤーピースのサイズは最も小さいSサイズになっています。
イヤホンを上から見た図。この辺は特に言うことなし。充電ケースと接着する2つの金属面にはシールが貼られているので、利用する際は剥がして使って下さい。
イヤホンを実際に装着してみました。
装着感はかなり良いです。装着感が良い一つの理由として、イヤーフックの存在が大きいと感じます。イヤーフックを耳に上手にはめることによってフィット感が良くなり、ランニング中でも全くズレずに利用することが出来ました。
Meilunz NB7を使ってフィット感が悪いと感じる人は、もしかしたらイヤーフックがきちんと耳に掛かっていない可能性があります。自分の耳に合わせてつけ心地の良い、落ちにくい場所を見つけて調整してみて下さい。
イヤーピースでフィット感を調整
付属のイヤーピースがM/Lサイズの2つついているので、自分の耳穴に合わせた大きさに取り替えてみましょう。
また、イヤーフックには、LとRの表記があります。ですが、少し見にくくなっているので、イヤホンを耳につける際はどっちが左・右かわからなくなる可能性も。
音質は合格点
肝心のイヤホンの音質は、可もなく不可もなくといった感じです。
音のバランス自体は悪くありませんが、低音や高音に特化した、尖った音が出せません。ただ、5,000円以下の完全ワイヤレスイヤホンなのでその辺は期待していません。
ランニングやジムで利用するならばこの音質でも問題なく使えると思うので、そこまで高音質を求めていないという方におすすめできます。
Meilunz NB7のペアリング方法
Meilunz NB7は充電ケースからイヤホンを取り出しても勝手にペアリングが開始されません。
ステレオ(両耳)で聞きたい場合
なので、ペアリングをするにはケースから取り出した後、左のイヤホンと右のイヤホンを「ペアリング」とアナウンスが鳴るまでタッチし続けます。
すると、まず最初に左右のイヤホン自体が接続され、それぞれから「レフトチャンネル」、「ライトチャンネル」とアナウンスが流れ、「ペアリング」と再度流れます。
この状態になってようやくイヤホンのペアリング待機状態になり、下記のように赤と青のLEDが交互に点灯します。
この状態になったら親機側でペアリングを完了させて終わりになります。今回はiPhone Xでペアリングの設定を行いました。
設定アプリを開き、Bluetoothをタップ。Bluetoothをオンにすると、「Touch Two」がその他のデバイスに表示されるのでタップします。
すると自分のデバイスにTouch Twoが追加されます。これでMeilunz NB7のペアリングは完了となります。
モノラル(片耳)で聴きたい場合
片耳で音楽を聴きたい場合、先程のペアリングを行った後、どちらか一方のイヤホンをオンにするだけでモノラルサウンドになります。
ステレオで聞きたい場合は、2個とも電源オンにするだけです。
Meilunz NB7の基本的な使い方
Meilunz NB7の基本的な使い方をまとめました。全てイヤホンのタッチボタンを使った操作になります。
音楽の再生/一時停止 | タッチボタンを1回押す |
次の曲へ | タッチボタンを連続で2回押す |
着信を受ける | タッチボタンを1回押す |
通話を終了する | タッチボタンを2回押す |
着信を拒否 | タッチボタンを1回押す |
リダイヤル | タッチボタンを2回押す |
Meilunz NB7の感想
Meilunz NB7を使った感想を、良かった点、悪かった点に分けて紹介。
良かった点
- イヤーフックがあるおかげでフィット感が倍増
- 安価だが音質は悪くない
- 防水機能がある
Meilunz NB7は安い完全ワイヤレスイヤホンですが、決して粗悪品というわけではありません。
フィット感も良いですし、音質も無難に聴けるくらいのサウンドでした。
イマイチだった点
- ペアリングが面倒
- 音楽の再生時間が短い
まず一点面倒だと感じたのがペアリング。昨今の完全ワイヤレスイヤホンは、イヤホンをケースから取り外すと勝手に電源がオン/ペアリング待機状態になるのですが、Meilunz NB7では全て手動になっています。
また、6,000円くらいの完全ワイヤレスイヤホンと比べると、音楽の再生時間が1時間ほど短くなっています。
実際に使ってどのくらいで充電しろとアナウンスが流れるか計測した所、だいたい2時間20分くらいになった所で「バッテリーロウ」とアナウンスが流れます。
そこから20分後に電源が切れたので、約2時間40分で音楽の連続再生が終わったことになります。再生音量などでバッテリーの消費が変わりますが、再生時間は大体2時間30分くらいを目安に考えておいたほうが良いでしょう。
とにかく安い完全ワイヤレスイヤホンを探している人にはアリ
ここまで、Meilunz NB7の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしてきました。
安価な完全ワイヤレスイヤホンですが、品質は悪くありません。4,000円程度で購入できるならアリだと思います。
ただ、+2,000円出せばもう少し音質や連続再生時間の伸びたイヤホンも買えるので、どうするか悩みどころです。とにかく安い値段でそれなりの完全ワイヤレスイヤホンを探している人でしたらMeilunz NB7はおすすめできます。
このレビューが完全ワイヤレスイヤホン選びの参考になりましたら幸いです。