マルボティック(marbotic)はフランスで生まれた幼児教育のための玩具です。ヨーロッパでは学校教育でも利用されているほど信頼されています。
しかし日本ではまだ広く知られていないため、
「マルボティックってどんな知育玩具?子どもへのメリットは?」
「マルボティックの利用者の口コミや評判を知りたい!」
などの疑問を持っている方も多いはずです。
そこで今回は、マルボティック(marbotic)の特徴やお子さんに遊ばせるメリットやデメリットについて紹介していきます。
マルボティック(marbotic)はフランス生まれの知育玩具
マルボティック(marbotic)は2012年にフランスで生まれた知育玩具です。
「子どもが楽しく、新しいことを学べないか」という想いから作られました。
マルボティック(marbotic)は、アルファベットや数字の形をした木製ブロックとタブレットを合わせて遊びます。
木製のブロックを画面に押すとタブレットが反応。まるで積木やパズルで遊ぶようにして、英語や数字が学べる知育教材です。
利用方法もとても簡単。タブレットで事前にアプリをインストールしておけば、3才児でも自然と自ら学習できるようになるという優れものです。
自分で木製のブロックを動かしながら学んでいくため、受動的ではなく、能動的に学ぶ姿勢が身に付きます。
マルボティック(marbotic)を利用するために必要なものは?
マルボティック(marbotic)を利用するために必要なものは、大きく分けて下記の2つのみです。
- タブレット
- マルボティック(marbotic)
自宅にタブレットさえあれば、誰でも簡単にマルボティック(marbotic)を利用できます。
ただ対応しているタブレットが若干少なく、基本的に「iPad」か「Galaxy」のみ対応していると公式ページで発表されています。
外部リンク:マルボティック(marbotic)対応機種一覧ページ
Fire HDやその他タブレットを利用している方は、利用することが難しいということを覚えておきましょう。
マルボティック(marbotic)の料金は?3種類のバリエーションを用意
マルボティック(marbotic)で用意されている教材のバリエーションは3つです。
スマートレターズ | スマートナンバーズ | スマートキット |
8,963円 | 5,907円 | 13,037円 |
3つの中からどれを1番自分のお子さんに学ばせたいのか、具体的に検討してみましょう。
スマートレターズ
スマートレターズは「レターズ(文字)」の名前通り、英語やその他を組み合わせることによって8種類の言語を読み書きを学ぶことができます。
海外では自国の言語を覚えるために利用されていますが、残念ながら日本語には対応していないため、英語教育のための教材という位置付けとなるでしょう。
遊び感覚でアルファベットを学ぶことができるため、発音への意識や語彙力、大文字と小文字の識別力などを身に着けることも可能。
A~Zまでの26個のブロックが入っており、アプリの説明に沿って自発的に英語に慣れていくトレーニングができます。
スマートナンバーズ
スマートナンバーズは「ナンバーズ」の名前の通り、数字を使って足し算・引き算の計算を能動的に学ぶことができます。
数字の木製ブロックをタブレット画面にスタンプするような形で置いていくと、タブレット側が判別して答えを導き出すようになります。
数の数え方や足し算・引き算などの難易度はアプリによって異なるため、お子さんの発達に合わせてインストールしてみてください。
スマートキット
スマートキットに関しては、上記のスマートレターズとスマートナンバーズが一緒になったお得なバンドルキットとして用意されています。
「レターズかナンバーズかを選べない」「両方をしっかり学ばせたい」という方にとってはぴったりの教材ですが、若干値段が高いため注意が必要です。
マルボティック(marbotic)を子どもに使わせるメリット3つ
マルボティック(marbotic)の購入を検討されている方は、子どもに使わせるとどのようなメリットがあるのかについて気になっていますよね。
ここではマルボティック(marbotic)を子ども使わせる際のメリットについて具体的に解説していきます。
モンテッソーリ教育が発端の学習教材で頭を鍛えられる
マルボティック(marbotic)はモンテッソーリ教育が発端の学習教材であるということはすでに述べましたが、モンテッソーリ教育がどんなものか分かっていない方も多いですよね。
モンテッソーリ教育というのは1907年に精神科医だったマリア・モンテッソーリがイタリアのローマで発案したもので、子ども自ら自分を育てる能力を鍛える方針のこと。
モンテッソーリは思慮深く用意された支援的な教育環境であれば、子どもたちは勝手に学習を始める力を持っていると考えました。
つまり、こちらから思慮深く用意された環境を用意することによって、子どもたちに自主性を重んじて学ばせるということです。
その考え方に基づいて作られた教材は、木材の玩具を使ってテーマごとに考えさせるものが多く、学習教材によって自発的に学ぶ姿勢を身に着けられます。
手と頭を使いながら言語や数学が学べる
タブレット内のアプリケーションだけでも、幼児向けの知育系のアプリとしては十分なものもあるかもしれません。
実際にApp StoreやGoogle Playなどを見ても、知育系のアプリはかなり多く存在しています。
ただマルボティック(marbotic)の最大の特徴は、アプリだけではなく、アプリと木製の教材を併せて利用するものであると言うこと。
手と頭を使いながら言語や数学を学ぶことができるようになるため、より体を使って学ぶ機会が多くなるでしょう。
手と頭を使いながら言語や数学を学ぶことができるのはマルボティック(marbotic)の大きな特徴の1つです。
タブレットさえあれば導入が簡単
マルボティック(marbotic)はタブレットをすでに用意している家庭であれば、教材を購入するだけで簡単に導入することができます。
知育系の教材でありがちなのが、1セット揃えると次のステップに進む際にまた新しい教材を購入しなければならないという点。
その点で、マルボティック(marbotic)はタブレットさえあれば簡単に導入できるため非常におすすめです。
マルボティック(marbotic)を子どもに使わせるデメリット3つ
マルボティック(marbotic)を利用するに当たってはメリットだけではなく、もちろんデメリットも存在します。
ここでは具体的にマルボティック(marbotic)を子どもに使わせる上で考えられるデメリットを3つほど解説します。
知育教材としては若干高い
マルボティック(marbotic)の最大の弱点は、3才児向けの知育系教材としては若干料金が高いという点です。
スマートレターズ | スマートナンバーズ | スマートキット |
8,963円 | 5,907円 | 13,037円 |
料金表を見ても、スマートナンバーズは6,000円台なので良いとしても、スマートレターズは10,000円近く、スマートキットに関しては13,000円もかかってしまいます。
タブレット端末さえあれば揃うとは言っても、3才児向けの知育教材としては若干高いということを覚えておいてください。
タブレットを持っていないとさらに料金がかかる
もしすでにタブレットを用意していない家庭の場合は、タブレットを購入するところからスタートしなければなりません。
タブレットを持っていないと更に購入する料金がかかってしまうため、タブレット代金も含めるとそこまで安いとは言えないでしょう。
また指定されているタブレットも、iPadやGalaxyなど値段が高価なものばかりであるため、初期投資が必要になってしまう点も考慮する必要があります。
日本での知名度はそれほど高くない
ヨーロッパでは実際に学校教育でも使われるなど、マルボティック(marbotic)は優れた教材として認められています。
しかし、日本での知名度はけっして高くはありません。周りでお子さんの学習に、マルボティック(marbotic)を利用している人を見かけることはあまりないはずです。
日本で広く利用されている知育教材なら、評判や周りの人の意見を聞いて参考にできます。しかし、まだ日本では知名度の低いマルボティック(marbotic)の参考になる意見はなかなか聞くことはできません。
マルボティック(marbotic)の評判・口コミ!実際に使った人の意見!
ここではネット上で集めたマルボティック(marbotic)の評判・口コミをまとめてご紹介しています。
マルボティック(marbotic)を使っているご家庭の事情が気になる方は、是非とも参考にしてみてください!
マルボティックのVocabubbleというアプリを入れた。めちゃくちゃにオシャレでわたしのテンションが上がる…!
これは買って良かった…かわいい〜〜 pic.twitter.com/jCXDDuAZne— まやみや (@mayamiya_m) May 29, 2020
https://twitter.com/mitomama_eigo/status/1267305681712906240
口コミの数はあまり多くないものの、実際の利用者の評判は良いものが多かったです。
マルボティック(marbotic)はどんな教育をしたいママにおすすめ?
マルボティック(marbotic)を導入したい方は、
- 子どもに自発的に学ばせたい
- タブレットが家庭にある
- 知育教材に1万円強は高いと思わない
上記のような方がおすすめです。
マルボティック(marbotic)は教材の性質上、自分で自ら学ぶ力を身につけてもらいたいと考えている方にぴったりです。
ただ既にタブレットを持っている方ではないと、マルボティック(marbotic)は高いと感じるかもしれません。
タブレットがないとそもそも利用できない教材であるため、タブレットを購入するところから始めなければなりません。
上記3つの特徴に当てはまる方は、是非とも検討して見てください。
マルボティックのまとめ
今回はフランス生まれの知育教材マルボティック(marbotic)について具体的に解説してきました。
マルボティック(marbotic)は、子どもの好奇心を刺激しながら学習させるにはぴったりの教材です。
木製のブロックは食品衛生法に合格しているため、お子さんが誤って舐めてしまっても問題ありません。
知育系の教材としては高価であるものの、塾などとは違い継続的に通わせるものではないため「子どもに何かさせたい!」と考えているお母さんのファーストステップとしては選びやすいという特徴もあります。
ぜひこの記事を参考にして、知育教材マルボティック(marbotic)をお子さんの教育のひとつとして検討してください。
その他のタブレット学習について詳しく知りたい方は次の記事を参考にしてください。
また次の下記の記事では、お子さんのプログラミング教育について詳しく解説しています。