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漫画村の危険性/ウイルスや安全性について

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本記事では、漫画村の危険性やウイルスの有無についてまとめています。

ジャンプやマガジンだけでなく、マイナーなマンガ雑誌から販売されている単行本も完全無料で読めてしまうサイトなので、正直怪しさ満点です。

個人で利用する分には違法性があるのかも触れていきたいと思います。

漫画村の違法性について

漫画村は毎日のように大量に漫画や雑誌がアップロードされており、このサイトを最初に見たときは「漫画がこんなにアップロードされてる、怪しい」と感じた人も多いと思います。

冒頭でも書きましたが、漫画村は違法サイトです。

しかし、サイトに存在するものを読む行為に対して罰することは出来ません。危険があるとすれば漫画や雑誌を違法にアップロードしている者だけです。

もし読むことに対して違法性があるとすれば、YouTubeでテレビ番組を見ている人も罰せられることになります。

なお、見ること・読むことは問題ないと書きましたが、アップロードされている漫画をダウンロードしてしまうと、それが見つかった場合民事で罰せられることもあり、逮捕という可能性もありますので注意してください。

漫画村を見る、見ないは個人のモラルです。もし少しでも作者などに後ろめたい気持ちがあるのでしたら利用を控えて、無料マンガアプリやKindleなどを使って漫画を読むことをおすすめします。

漫画村の製作者はフリーブックスの騒動もあったせいか、漫画村をただのクローンサイトとして取り扱うようになりました。

漫画村はネット上に落ちている画像を機械で収集して保存しているウェブ型クローンサイトです。 保存元で非公開になると見れなくなります。 サイトは無料で利用できます。
リクエストもできます。本サイトは2017/10/25より運営者・lichiro ebisu(本名非公開)が運営しています。

自分はネット上に落ちている画像を表示させているだけだから問題ないよ、という意味にも取れます。

著作権に関する法律は文化庁に詳しく載っていますので、気になる方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

外部参考http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/h24_hokaisei/index.html

ついにNHKで漫画村を報道

2018年2月上旬、地上波NHKにより漫画村について違法性はあるのかどうかについての報道がありました。

その放送の中で話されていた内容を大雑把に説明すると、「見る分には違法性を問われない」ということでした。結局はモラルの問題となる漫画村の利用。今回のNHKの報道を見てどのように感じたかは各ユーザーそれぞれ思いがあると思います。

漫画村の危険性について/ウイルスに感染しないのか

漫画村を個人で利用する分には危険性はほとんどありません。

ただし、Twitterなどを見ていると次のような声がしばしば見られます。

「漫画村を見ている途中にいきなり警告文が表示された、怖い」

「漫画村見てたらウイスルに感染した」

「いきなり変なポップアップが表示されてしまった。ウイルスじゃないか?」

「バッテリーの消費がヤバすぎ」

利用者からは、ウイルス感染してそうなどという声も見られます。特にいきなり下記のようなポップアップ画像が表示されて焦ってしまう人が多いようです。

このポップアップの正体はウイルスではありません。ウイルスに感染していると脅して、スマホ内にアプリをインストールしてもらうためのポップアップです。

この時に、焦ってアプリをインストールしないようにしましょう。理由は、アプリ経由からウイルスに感染し、端末内の情報を抜き取られ、個人情報を丸裸にされてしまうことがあるからです。

ブラウザ上で読む分には危険性はありません。

仮想通貨のマイニングはウイルスなのか

2017年は仮想通貨が日本国内で流行りました。「億り人」なんて言葉も作られ、ビットコインやアルトコインに投機して儲けた人もたくさんいます。

実は仮想通貨には「マイニング(採掘)」という稼ぎ方も存在します。マイニングは仮想通貨の暗号化システムや取引履歴のシステムの手助けをする行為で、手伝ってくれた人にまだ未発行のコインを報酬としてプレゼントしています。

そして、このマイニングを漫画村でも行っており、サイト利用者の端末を使って採掘を行っていると話題になりました。ウイルスと言っている人もいますが、マイニングはウイルスではありません。JavaScriptを埋め込んで採掘を強制的に行わせているだけです。

漫画村を見るとスマホのバッテリーの減りが早くなった原因は、このマイニングにあります。もしバッテリーの減りを抑えたい場合は、JavaScriptを切っておけば良いでしょう。

ちなみに漫画村で利用されているのは「Coinhive(コインハイヴ)」というものらしいです。このサービスは、サイト利用者の端末のCPUを使って仮想通貨を採掘させ収益を得るサービスです。

CPUの使用率を上げているからバッテリーの消費が激しいんですね。マルウェアみたいなもんです。

漫画村でマイニング終了?

2017年12月27日に、漫画村ではまだマイニングは続いているのかを確認してみたところ、coinhiveのJavaScriptが消えていました。

一時的なものなのか、それともマイニングは儲からないと踏み切ったのかはわかりませんが、バッテリーの減りも多少はマシになるのではないでしょうか。

2018年1月31日、漫画村で新たな形でマイニングが再開されました。なお、時間帯によってはマイニング用のJavaScriptが消えているため、試験的に運用している可能性が高いです。

トロイの木馬「Loapi」の存在

最近のニュースを見ていて気になったのが、仮想通貨のマイニングで感染するトロイの木馬「Loapi」という存在。

このLoapiは広告経由でインストールしたアプリから感染するもので、現在はAndroidが対象となっているマルウェアです。アンチウイルスソフトをインストールしようとした場合、そのアプリはマルウェアだからインストールするなと命令してくるそうです。

漫画村では変な広告のポップアップがあるので、もしかするとcoinhiveでの直接的なマイニングはやめて、サイト利用者の端末にLoapiを直接インストールさせてマイニングをしている可能性も出てきました。

いずれにせよ、提供元不明のアプリをインストールするのは辞めておいたほうが良いでしょう。

外部参考https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1098829.html

漫画村の代わりとなるおすすめ漫画アプリ

この記事を見て、「やっぱり漫画村は怖いなあ」と感じた方は、安全性が確保されている、企業が提供している無料漫画アプリをおすすめします。

【1】ピッコマ

「待てば無料で漫画が読める」がモチーフのアプリです。24時間に1枚配布される無料チケットを使って読むほか、いつでも完全無料で読める漫画も多数存在しています。

また、WEB限定作品やピッコマ限定作品もあり、読み応えは十分。ドラマ化された「コウノトリ」やアニメ化作品の「クロカン」、「少女週末旅行」などもピッコマで読むことが可能です。

【2】少年ジャンプ+

週刊少年ジャンプの電子版と思いきや、ジャンププラスオリジナル作品が多数読めるアプリです。現在ジャンプで連載中の作品はもちろんのこと、過去作品も取り扱っているのでジャンプファンなら満足できるアプリでしょう。

また、無料で読める漫画も多数取り扱っているので、ちょっとした暇つぶしにも役立ちます。

【3】マンガボックス

DeNAからリリースされた無料漫画アプリ。他社出版の漫画の他に、マンガボックス内でしか読めない「投稿作品」を読むことが出来ます。

投稿作品とは、マンガボックスに投稿された作品で、プロだけじゃなく誰でも漫画を投稿できるシステムとなっています。色々なオリジナル漫画をたくさん読んでみたい人におすすめなアプリです。

漫画村の危険性/まとめ

以上が、漫画村の危険性やウイルスの有無についてのまとめでした。

漫画村を読む自体は全く問題ありませんが、作者には一円も利益にならないなので、利用するかしないかは使い手もモラル次第です。

少しでも後ろめたい気持ちがある場合は漫画を購入したり、レンタルしたりして読むと良いかと思います。

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