「ヘルスケア」は、iPhoneの無料アプリで、さまざまな面から「健康管理」ができるものです。
では、「ヘルスケア」ではいったいどんな管理をしてくれるのでしょうか。
今回は、ヘルスケアがどんなアプリなのか、使い方やアップルウォッチとの連携方法について解説します。
さらに、他の機器との連携についても説明しますので、合わせて確認してみてくださいね。
iPhoneのヘルスケアの基本的な使い方を紹介!
まずは、iPhoneのヘルスケアの基本的な使い方を紹介していきます。
何ができるのかを解説してから、実際に筆者のiPhoneでヘルスケアを起動した様子をお見せします。
初めて使う方はもちろん、聞いたことはあるけれどしっかり使ったことのない方も、ぜひチェックしてみてください。
そもそもiPhoneの「ヘルスケア」で何ができる?
ヘルスケアは、iPhoneが自動で記録した健康にまつわるデータをまとめて表示できるアプリです。
ここでポイントになるのが、『自動』という点です。
ヘルスケアでは、たとえば「歩数を測る」とき、わざわざそう指示する必要はありません。
iPhoneを持って歩いたり走ったりするだけで、自動的に記録されるのです。
歩く・走る以外にも、睡眠時間や心拍数などを記録できます。
グラフ化もしてくれるため、自分の生活を客観的に眺められるのです。
実際にiPhoneでヘルスケアアプリを起動してみた
格納されている場所は各個人のiPhoneによってさまざまですが、私は「ライフスタイル」のなかにありました。
実際に使ってみるのはこれが初めてなので、まずはアプリを起動してみます。
起動すると、簡単な説明をしてくれます。
おすすめのアプリも合わせて紹介してくれるのが、ヘルスケアアプリの面白いところですね。
次へをタップし、画面を遷移させます。
今回は、iCloudにはバックアップを取らないでおくので、「オンにしない」を選択します。
この設定は、後からでも変更可能です。
スマートフォン買い替えのタイミングなどでは、バックアップを取っておいたほうがいいかもしれませんね。
概要を見て実際にどのくらいの運動量なのかを確認する
概要には、このように今日の歩数とハイライトが出ています。
「今年の平均穂数は昨年よりも少ないです」と出ているので、去年の筆者はもう少しこの時期歩いていたんですね。そういった運動量の目安にもなります。
実際に、今日の歩数について見てましょう。
何時ころにどのくらい歩いたかが記録されています。
グラフ化されることで、より明確になりますね。
ウォーキングとランニングの距離も、自動でアベレージを出してくれます。
今日は特に、平均よりも歩いていることが分かります。
こういった指標があると、運動の時も分かりやすく目標を立てられそうです。
ブラウズで自分の他の体調面もチェックできる
下部にある「ブラウズ」をタップすると、自分の体調や精神状況、栄養、呼吸などが分かります。
こうったことも算出してくれると、複数のアプリを使い分けなくて済むので、便利ですね。
アクティビティを開いてみます。ここでは、概要で見た事をさらに詳しく表示してくれます。
現時点でどのくらい歩いたのかが詳しく分かります。
上った階数が15階でした。こう見ると、無意識化でも運動しているように思えます。
より深くヘルスケアを活用する
ヘルスケアをより深く活用するために、メディカルIDの設定というものがあります。
今回は行いませんでしたが、もし自分が倒れてしまい、近くに身内がいないときなどにここを見るとどんな処置が必要か一目でわかるわけです。
体調に不安のある人や、お年寄りなどは登録しておくと万が一の時に役に立つはずです。
さらに、筆者の生活リズムを鑑みて、おすすめのアプリを紹介してくれました。
睡眠不足気味・水分不足気味なので、こういったアプリはとても便利そうです。
パースなるトレーナーアプリを入れておけば、ダイエットだけでなく健康にも気を使えそうですね。
Apple Watchとの連携で、できることの幅が広がる!
「ヘルスケア」のユニークな機能のひとつに、Apple Watchと連携してデータを取得、表示できるというものがあります。
Apple Watchを身に着けていることで、ヘルスケアはさらに効果的に使えるようになるのです。
できることその1 日々のアクティビティの充実
AppleWatchを着けた状態で運動すると、AppleWatchに『アクティビティ』に運動履歴が記録されます。
AppleWatch本体だけに記録されるのではなく、連携しているiPhoneの『アクティビティ』にも記録されるのです。
そのため、小さい画面で管理せずともよく、とても便利なのです。
AppleWatchを起動する際に連携さえしておけば、自動でiPhoneのヘルスケアと紐づけされるので、特に難しい操作は必要ありません。
できることその2 スタンド時間を計算してくれる
AppleWatchには、スタンドリマインダーという機能があります。
オンにすると、50分間座りつづけていると立ち上がるようにリマインダーを受け取れます。
自宅仕事で座り通しだと、つい立ち上がって体を伸ばすのを忘れてしまいがちです。
そのため、このリマインダーでストレッチの時間の目安も知ることができる、便利な機能なのです。
できることその3 ワークアウト
Apple Watchには、ワークアウトアプリがあります。
ワークアウトアプリは運動時間や距離、消費カロリー、ペース、速度などのデータをリアルタイムで表示・記録することができ、健康維持のためにぜひ活用したいアプリです。
さらに、ヘルスケアと紐づけることで、運動経過時間や消費カロリー、BPMも計測してくれます。
ダイエット・フィットネスの目標を達成する指標としても役立ちますので、ぜひヘルスケアと連携させておきましょう。
iPhoneのヘルスケアアプリと連携できる機器一覧!
ヘルスケアアプリと連携できるのは、アップルウォッチだけではありません。
他にも多くの危機と連動でき、そのどれもが健康維持・体調管理に役立つものです。
ヘルスケアをより深く活用したい方は、こういった機器を導入してみるのもおすすめですよ。
AppleWatch以外のスマートウォッチ
スマートウォッチは、Apple Watchだけではありません。
さまざまなメーカーから発売されており、相性の良さではやはりAppleがリリースする「watchOS」などですが、android専用のスマートウォッチでなければ連携ができます。
安価で操作方法がシンプルなものが多いので、初めての導入ならこちらでも十分活用できるでしょう。
体組成計
体重を減らしたい・ダイエットしたい・きれいになりたいなど、体を変えるのに大切なのが『体組成計』です。
ネットワーク対応の体組成計を利用すれば、ヘルスケアと連携でき、よりスマートに体形管理ができます。
体温計
体温計も、ヘルスケアと連携させるといいアイテムのひとつです。
アプリと連動させることで、基礎体温の記録になります。
ノートに手書きで管理するよりも正確で簡単にリズムチェックでき、さらに手軽に細かい情報まで管理できますよ。
もちろんその日の体調管理のひとつとしても活用できますし、妊娠したい夫婦にも役立つでしょう。
まとめ
ヘルスケアはiPhone単体のアプリとして使用するだけではなく、Apple Watchをはじめとした他の機器と連携してこそその真価を発揮します。
運動時の心拍数の変化や血圧、メンタルヘルスなどの項目を総合して自身の健康状態が把握できるのです。
もちろん単体でのデータ管理も大いに有能ですので、まずは運動記録の確認から試してみてはいかがでしょうか?
自身の運動傾向を客観視することで、自分のライフスタイルを見直すきっかけになるかもしれませんよ。