iPhone7からイヤホンジャックが廃止され、今までiPhoneで音楽を聴いていた人も徐々にBluetoothイヤホンなどのワイヤレス機器を使う機会が増えてきたと思います。
ですが、今までBluetoothなんて使ってこなかったからどうやって接続すればいいのかわからない、という人もいるかもしれません。
そこでこのページでは、iPhoneのBluetooth接続方法をまとめています。また、どうしてもiPhoneの接続ができない時の対処方法も併せてご紹介しています。
iPhoneのBluetooth接続方法
まず最初にオーソドックスなやり方でiPhoneのBluetooth接続方法をご紹介していきます。
設定アプリからBluetoothを開く
まずは、設定アプリを開いてください。その後設定一覧の中にBluetoothという項目があるのでタップします。デフォルト状態だとBluetoothはオフになっているのでオンにしてください。すると、今まで接続したことのあるBluetoothデバイスと、新しく追加できるBluetoothデバイスが表示されます。
Bluetooth機器をペアリング状態にする
次にBluetoothイヤホン等をペアリング待機状態にします。ペアリング待機状態にする方法は各Bluetooth機器で異なりますので、取扱説明書や公式ホームページなどを見てやり方を確認してください。
ペアリング待機状態になると、iPhone画面にそのデバイスが表示されます。
Bluetoothのペアリングを完了させる
あとは表示されたデバイスをタップするだけでBluetoothの接続は終了です。2回目以降はペアリングの設定をしなくても自動的にデバイスが登録された状態となっているので、Bluetoothイヤホンなどの電源をオンにしただけでBluetoothの接続がされます。
以上が、iPhoneでBluetooth接続する方法の紹介でした。
接続できない時は…
先程紹介したBluetooth接続方法を試したけれど、Bluetoothの接続ができなかった場合、次のことを確認、もしくは試してください。
- 本当にペアリングが完了しているか
- Bluetoothのオン/オフを切り替える
- ペアリングの解除後、再度ペアリング
- デバイスの充電切れ
だいたいはこの4つを確認しておけば接続できない問題を解決することができます。これらを順番に説明していきますね。
1.本当にペアリングが完了しているか
まずは本当にiPhoneとBluetoothデバイスでペアリング完了しているのかを確認しましょう。
ペアリングの確認方法はシンプルです。設定アプリを開き、Bluetoothの設定画面へ移動します。そしてBluetoothをオンにした時、自分のデバイス一覧にペアリングしたデバイス一覧が表示されます。
その中に、Bluetooth接続して使いたいデバイスが表示されていない場合はペアリングができていない状態ですので、再度ペアリングをしてBluetooth接続を試みてください。
2.Bluetoothのオン/オフを切り替える
そもそもBluetoothのペアリングをする際に、ペアリング待機状態のデバイスが表示されない時があります。
その時は、一度Bluetoothのオン/オフを切り替えてみてください。
また、ペアリングをしたけれどもBluetoothの接続ができない場合も同様にBluetoothのオン/オフを試してみてください。
3.ペアリングの解除後、再度ペアリング
もしペアリングもきちんとできているのにBluetoothの接続ができない場合は、一度ペアリングの解除をしてから再度ペアリングしてみることをおすすめします。
iPhoneとのペアリングを解除するには、設定アプリを開いてBluetoothの設定画面を開きます。そして、自分のデバイス一覧の中にペアリングされているデバイスが表示されますので、解除したいデバイスの「i」マークをタップしてください。
後は「このデバイスの登録を解除」を選択すればペアリングが解除されます。
ペアリングの解除が終わったら、再度iPhoneとデバイスをペアリングしてみてください。ペアリング方法は記事冒頭で紹介した手順でおこなってください。
4.デバイスの充電切れ
Bluetoothデバイスの充電が切れていないかを確認しましょう。iPhone7ですと、Bluetooth4.0のデバイスと接続すると、画面上部のアイコンにBluetoothデバイスのバッテリー残量が表示されます。
また、iPhoneが省電力モードに切り替わっているとBluetoothの接続ができない状態になるケースがあります。とりあえずBluetoothのバッテリー残量、iPhoneのバッテリー残量は常に気をつけておきましょう。
iPhoneと車のオーディオナビを接続するには
iPhoneで音楽を流しながら車の運転をしたい方も中にはいらっしゃるかと思います。
そういった時は、車についてあるオーディオ・ナビとBluetooth接続して車のスピーカーから音楽を流すか、Bluetoothトランスミッターを使ってiPhoneとペアリングして音楽を流す2つの方法があります。
iPhoneと車での詳しいペアリング設定方法については下記記事にて説明していますのでご参考ください。
参考:Bluetoothで車・カーナビとiPhoneを接続し音楽を聴く方法!スマホなら基本的になんでもOKBluetoothの自動接続ができない?
本来ならばウィジェットを呼び出してBluetoothのショートカットアイコンをタップすれば、Bluetoothデバイスと自動接続できるはずが、いつの間にかできない状態になってしまったという事象があるようです。
自動接続ができない場合は、もしかするとBluetoothデバイスを複数接続待機状態にしているからかもしれません。複数のBluetoothデバイスを登録していると、どれに接続して良いのかiPhone側も判断に困るということでしょうか。
ですが、これはiPhoneとBluetoothデバイスの起動順を次のようにすれば解決します。
- iPhoneのBluetoothをオンにする
- Bluetoothデバイスを起動する
- ペアリング状態なら勝手に接続される
自動接続ができない多くのケースは順番が逆で、Bluetoothデバイスを起動してからiPhoneのBluetoothをオンにしているからだと推測できます。
自動接続ができない場合、一度この方法を試してみてください。
iPhoneのBluetooth同時接続数について
Apple公式サポートを見る限りでは、BluetoothデバイスとMacやiPhoneの同時接続数は最大7台までと書かれてありました。
Bluetooth の公式の仕様によれば、Mac に同時に接続できる Bluetooth 対応デバイスの台数は最大 7 台となります。
しかし、ご利用のデバイスの種類にもよりますが、実質的に接続できる上限数は 3 ~ 4 台程度です。デバイスによっては Bluetooth で扱うデータ量が多く、ほかのデバイスと比べて要求が高いため、こうしたデータ処理量の多いデバイスの利用時には、同時に有効にできるデバイスの総数がもっと少なくなる場合があります。
引用:Apple公式サポート
ですが、公式サポートでも言われているとおり、実質的には3~4台が限度のようです。
とは言ってもiPhoneに接続させるBluetoothデバイスと言えば、基本的にはBluetoothイヤホンだけではないでしょうか。また、複数のスピーカーをペアリングして音を出したいというケースもあると思いますが、この使い方をすることはできません。
Bluetoothの規格は、原則的に1対1となっているため、音を鳴らすという行為は1つのデバイスからしかできないようになっています。
Bluetoothの複数接続できる例としては、イヤホン、キーボード、マウスといった感じで、デバイスがそれぞれバラバラの種類であったら複数の接続が可能です。
実際にBluetoothイヤホンを2つ接続状態にして音楽を聴いてみた所、後から接続したイヤホンからは音楽が流れて、その前に接続していたイヤホンからは音が流れなかったので、この検証結果と1対1接続の辻褄は合っているようでした。
Bluetoothの接続が切れる場合は障害物のチェックを
Bluetoothは障害物があると簡単に接続がプツプツ切れてしまいます。ですのでなるべく障害物がないところでiPhoneとBluetooth接続をしましょう。
また、障害物の種類によって遮断具合が異なってきます。障害物の資材における遮断具合を下記表にまとめましたのでご参考までに。
障害物の種類 | 干渉度合い |
木材 | 低 |
ガラス | 低 |
水 | 中 |
大理石 | 中 |
土壁 | 中 |
コンクリート | 高 |
防弾ガラス | 高 |
金属 | 非常に高い |
最後に
以上が、iPhoneのBluetooth接続方法のまとめでした。
今回の記事内容を簡単にまとめると、
- 接続できない時はペアリング状態などを確認
- Bluetoothの自動接続は起動順が大事
- 同時接続は最大7台までだが実質3~4台
- 同じ種類のデバイスは同時に接続しても片方は動かない
- Bluetoothは障害物に結構弱い
Bluetoothの接続自体は比較的簡単ですが、起動する順番などを意識していないと自動接続ができないので注意してください。
この記事がご参考になりましたら幸いです。