近年インスタグラムを利用している人、いわゆる「インスタグラマー」が増加してきており、それに伴い個人のプライバシーなども問題視されてきております。
インスタグラムは基本的に自分をさらけ出して自撮りなどを投稿する人も多いため、自宅等の現在位置などがバレないように投稿するといった注意点も必要となってきます。
そこでこのページでは、インスタグラムの注意点はどんなものがあるか、プライバシーを守るための自己防衛方法などについてご紹介していきます。
インスタグラムはオープンな空間だからこそ注意が必要
Twitterなどでは匿名で投稿をしている人が多いですが、インスタグラムはその真逆で、積極的に自撮りやランチ、ディナーの写真を投稿している人が多いSNSアプリです。
日本では今まで積極的に顔出しをして、個人を全面に押し出すようなSNSアプリは流行らなかったのですが、「おしゃれな人」「流行りに敏感な人はみんな使っている」などなどの理由でインスタグラムが急激に伸びてきました。
そしてそれと同時に、インターネット上ではちょっと痛い人や目立ってしまった一般人を特定するような行為も頻繁に行われるようになったため、自撮りなどを積極的におこなっているインスタグラムでは、より一層注意して使う必要があります。
オープンな空間だからこそ、その空間を利用して悪巧みを働く人がいるのは、いつの世の中も変わりませんね。
インスタグラム5つの注意点とプライバシー設定
そんなオープン空間であるインスタグラムですが、使う際にある程度の注意点さえ把握しておけば、個人を特定されたりプライバシーが漏れる確率がグッと減らすことが出来ます。
今回はインスタグラムを使う際の5つの注意点を紹介してきます。
1.位置情報をつけて投稿していないか
実はインスタグラムでは、インスタグラムに投稿した写真に対して位置情報をつけることが可能です。昔は自動的に位置情報がついていたのですが、2016年頃に位置情報がデフォルトではつかなくなっているので安心してください。新規投稿する際に最後のシェア設定のところで、位置情報の追加ができます。
しかしながら、2016年頃以前の2015年からインスタグラムを始めた人は、もしかすると過去の投稿に位置情報がついている可能性があります。その際は投稿を1個1個修正していく必要があります。大変ですが、一気に解除することはできないので過去の投稿は消すかどうかして対処するのも良いかもしれません。
2.プロフィールに居場所等を書いていないか
プロフィールを詳しく書いている人もいると思いますが、そのプロフィールに自分の居場所等がバレるような編集をしていないか確認しましょう。インスタグラムのプロフィールでは、「メールアドレス」「電話番号」「性別」の3つがデフォルトで非公開情報として設定されてあるので、ある程度のプライバシーは守られているかと思います。
ですがそれでも、プロフィールで住所や住んでいる都道府県や卒業した学校・在籍している学校などを書いている人がいますので、もしあなたが投稿を全ての人に見てもらえるように設定してあるのでしたら、これらの情報はプロフィールから消したほうがプライバシーを守るという点では良いです。
自分の知り合い以外フォロワーが居なく、投稿もフォロワーのみに公開している場合は基本的に問題ありませんが、何かしらの不手際で個人情報が漏れてしまうことも考えられるため注意してください。
3.フォロワー以外投稿や写真が見られないようになっているか
インスタグラムを友達や知り合いと交流するためだけに使っている人は、もしかするとフォロワー以外は投稿や写真が見られない設定にしているかもしれません。しかし逆に、フォロワー以外の方が投稿した写真を見られるようになっている場合は、写真などに位置情報やタグで個人を特定できるような投稿はしないほうが良いです。
ただし、インスタグラムを非公開設定にしてしまうとフォロワーは全く増えることはありませんし、自分の投稿が拡散されることはほぼないでしょう。非公開設定は便利な半面、インスタグラムの魅力を半減させてしまうものでもあるので、自分のアカウントは誰に向けて発信していきたいかをもう一度考えてから非公開なりに設定するようにしましょう。
4.Facebook連携をしていないか
インスタグラムではFacebookやmixiなどとアカウント連携をすることができます。プライバシーを守る上でこのFacebook連携が非常に厄介で、もしあなたがFacebookとインスタグラムで交流している人が全く異なるのでしたら注意が必要です。
なぜなら、Facebook連携をしていると、Facebookの友人におすすめユーザーとして表示されたり、プロフィール検索をされると検索に引っかかってしまうからです。ですので、できるだけインスタグラムとFacebookの連携は解除しておいたほうが無難でしょう。
参考:インスタグラムとFacebookの連携解除できない人必見!簡単に連携を解除する方法5.非公開設定でも「リポスト」には注意しよう
最後に最も気をつけたいのが、外部アプリによる「リポスト」です。Twitterでいうところのリツイートにあたる機能ですが、この機能はインスタグラムにはデフォルト状態では搭載されておりません。
そしてこのリポストが問題で、リポストを使うと非公開アカウントに設定してあるのにも関わらず、投稿や写真をほかの人に見られてしまうという弱点があります。
例えば、非公開アカウントのAさんの投稿をフォロワーのBさんがリポストしたと仮定します。そうすると、BさんのフォロワーはAさんをフォローしていなくてもそのリポストした投稿を見ることが可能になります。
それだけでなく、Bさんがリポストした投稿はインスタグラムの検索結果に引っかかるようになります。簡単に言ってしまうと、Aさんの投稿内容をBさんが代わりに投稿しているようなイメージです。非公開アカウントのフォロワーの方が身内だけならいいのですが、もし後から非公開設定にしてしまった場合、知り合い以外もフォロワーとなっている可能性があるため、リポストには充分に注意しておきたいところです。
リポストとはどんなものなのか、使い方はどうすればいいのか等については下記記事にて紹介しています。
参考:インスタグラム|リポスト(リツイート)のやり方を徹底解説!iPhoneアプリを使えば簡単最後に
以上が、インスタグラムの注意点はどんなものがあるのか、そしてプライバシーを守るための自己防衛方法の紹介でした。
自分の投稿などが絶対バレないようにするのは不可能です。最後に紹介したとおり、リポストという機能を使われてしまうと、非公開に設定しているアカウントの投稿内容も、簡単に第3者の目に触れられてしまいます。
ですので、極力個人のプライバシーを守るために、プロフィールには住所や個人を特定されるような編集をしない。そして投稿の際は位置情報を追加しない、身バレしないようにタグ付けするなど注意して使うようにしましょう。