ビューアアプリとして根強い人気を誇る「クリップボックス」。しかしクリップボックスはビューアの他にも様々な機能が搭載されており、このアプリを使うことで動画の保存なども行えてしまいます。
そこで本記事では、クリップボックスの使い方をインストールから動画保存の仕方まで、徹底的に解説しています。
クリップボックスとは
クリップボックスとは、iPhoneで利用できるビューアアプリです。
例えば、カメラロールに保存してある動画や画像、さらにはPDFファイル等のドキュメントもクリップボックスを使うと閲覧することが可能です。
ビューアアプリとしての機能だけでなく、クリップボックスでは様々な事ができるようになっています。
クリップボックスで出来ること
クリップボックスでは、主に次のような事ができます。
- 各種ファイルの閲覧機能(画像/PDF/テキストなど)
- 圧縮ファイルの解凍
- カメラロールからクリップボックスへのコピー
- クリップボックスからカメラロールへのエクスポート
- ブラウザ機能
- ブックマークや履歴閲覧機能
- 動画や画像のクリップ(保存)
様々な機能が備わっている便利アプリですが、ユーザーのほとんどは「動画や画像のクリップ(保存)」を目的として使っている傾向があります。
クリップボックスのインストール/機能説明
ここでは、クリップボックスの使い方についてインストールや画面機能解説まで、順番にご紹介していきます。
【1】インストール手順
まずはクリップボックスをiPhoneにインストールする作業から始めます。
iPhoneのトップ画面からApp Storeアプリを起動し、検索窓に「クリップボックス」と打ち込んで下さい。すると、検索結果一覧のトップにクリップボックスアプリが表示されます。インストールするために「入手」をタップしてください。
クリップボックスのインストールが完了すると、先程「入手」だったボタンが「開く」に変化します。念の為iPhoneのトップ画面を確認し、「Clipbox」と書かれているアプリのアイコンが追加されていたら正常にインストール完了です。
【2】クリップボックスの画面説明
次にインストールが完了したクリップボックスアプリを開いて下さい。アプリを開くと、初回起動時は次のようなポップアップが表示されます。
iPhoneにクリップボックスからの通知を表示するかどうか聞かれています。もし、通知を知らせてくれなくても良い場合は「許可しない」をタップして下さい。逆に、通知が欲しい方は「許可」をタップします。
通知設定の確認が終わると、クリップボックスのトップ画面が表示されます。トップ画面に表示された4項目は、それぞれどんな意味を持っているのかを下記にまとめました。
- [1]マイクレクション:クリップもしくはカメラロールから保存した動画や画像を保管する場所
- [2]クリップ:インターネットに接続し、ネット上から動画や画像を保存する機能
- [3]カメラロール:端末内に保存している写真や動画にアクセスし、マイコレクションに追加する機能
- [4]広告枠:クリップボックス内に設置された広告枠(特別な意味なし)
広告枠はクリップボックスとは関係ないので、特に触る必要はありません。また、画面下のフッターバーの上にも広告枠が1つ設置されています。
クリップボックスの主な使い方
クリップボックスの主な用途は、カメラロールやクリップ経由から動画や画像をダウンロードして再生等をすることにあります。
そこでここでは、クリップボックスで動画や画像をダウンロードする方法についてご紹介します。
【1】保存したい動画や画像があるページヘアクセスする
まずはクリップボックスアプリを立ち上げましょう。
立ち上げたら、「クリップ」をタップします。次の画面では「ブラウザ」と「URL」がありますが、もし保存したい動画や画像があるページのURLがわかっている場合は「URL」をタップして下さい。
それ以外、ブラウザ経由で検索しながら探したい方は「ブラウザ」をタップしましょう。今回はブラウザ経由からダウンロードを試してみます。
ブラウザをタップすると、Googleのトップページが表示されます。次に検索窓に「YouTube」等を打ち込んで検索をしてみましょう。
すると、Googleの検索結果が表示されます。今回は例としてYouTubeへアクセスし、動画の保存を試してみるので、検索結果一番上のYouTubeをタップします。
もしここで、クリップボックスからYouTubeアプリへ飛んでしまう場合、動画を保存することができません。下記記事に対処方法を書いていますので参考にしてみて下さい。
参考:クリップボックスでYouTubeアプリに飛ぶのを防ぐ方法
【2】保存したい動画/画像のページへアクセスする
無事YouTubeにアクセスできたら、次はYouTube内の検索窓に保存したい動画や音楽のキーワードを打ち込んで下さい。
検索結果一覧を見て、保存したい動画や音楽があったらタップしてアクセスします。今回は試しに赤色で塗りつぶした動画ページへアクセスしました。
【3】動画/画像を保存する
ここまで出来たら、後は実際にクリップボックスの機能を使って動画/画像の保存を行う作業となります。
クリップボックスの下のバー(以降、フッターバー)にアイコンが色々と並んでいるのがわかります。動画や画像を保存したい場合、赤枠で囲った「+アイコン」をタップします。
すると、ポップアップが表示されますので、「Are you ok?」をタップして下さい。「ブックマークに追加」では保存ができないので注意して下さい。
「Are you ok?」をタップすると、今度は別のポップアップが表示されますので、次は「Really?」を選択して下さい。洗濯が完了すると、ダウンロードするファイル情報の設定画面が表示されます。
特に変更しなくていい場合は「OK」をタップして下さい。もし、ファイル名や保存先を変えたい場合は、それぞれタップして変更しましょう。今回は保存先だけ変更したいので、「マイコレクション」をタップします。
【4】ファイルの保存先を設定する
先程の画面で「マイコレクション」をタップすると上記のような画面が表示されます。保存先のフォルダをまだ作っていない場合は「フォルダ作成」をタップして下さい。
フォルダ名の入力を求められますので、入力が終わったら「OK」をタップして下さい。
すると、新しくフォルダが作られるので、保存したいフォルダを選んだら「選択」をタップします。前の画面へ戻るので、保存先が変更されていることを確認した後、「OK」をタップしましょう。
【5】ファイルのダウンロードと保存先の確認
先程の画面で「OK」タップすると、動画のダウンロードが開始されます。ダウンロードが完了すると、クリップ中とダウンロード状態を表していたバーが消え、「完了」という文字が表示されます。
最後に、きちんと保存先にファイルが格納されているか確認しましょう。トップ画面へ戻り、「マイコレクション」をタップして下さい。
マイコレクションにアクセスすると、今回作った「作業用」というフォルダがきちんと作成されており、そのフォルダの中に保存した動画がきちんと格納されていることが確認できました。
【6】動画や音楽の再生
保存した動画や音楽は、クリップボックス内で再生することが可能です。
マイコレクションに移動し、再生したい動画や音楽のあるフォルダまで移動してください。そして再生したいファイルをタップします。
すると、再生ページが表示されますので、真ん中下部にある「再生ボタン」アイコンをタップして下さい。そうすると、音楽や動画の再生が開始されます。
勝手にYouTubeアプリに飛んでしまう原因と対処法
クリップボックスをiPhoneなどのiOS端末で利用している方限定となりますが、iOS10、11にアップデートしてから、クリップボックスから勝手にYouTubeアプリが開いて飛んでしまうようになりました。
しかし、クリップボックス内でとある操作をすることでこの問題が解決でき、正常にダウンロード出来るようになります。その手順を下記記事にまとめていますので参考にしてみて下さい。
参考:クリップボックスでYouTubeアプリに飛ぶのを防ぐ方法
動画をダウンロードできない時の対処方法
クリップボックスで動画がダウンロードできない原因は様々あります。例えば、そのサイトがクリップボックスに対応していない動画サイトだったり、iOSのバージョンと相性が悪かったりと様々です。
下記記事にてダウンロードできない原因と対処方法についてまとめていますので、参考にしてもらえたら幸いです。
関連記事:クリップボックスでYouTube動画等がダウンロードできない原因と対処法
ファイルのバックアップ方法
機種変更などでスマホを変える場合、クリップボックス内に保存した動画や音楽ファイルをバックアップしておきたいと思ったことはないでしょうか。
そのバックアップの手順について下記記事にまとめましたので、参考にして頂けたらと思います。
関連記事:クリップボックス内のデータをバックアップする方法【iPhone編】
クリップボックスの使い方/まとめ
以上、クリップボックスの使い方をインストールから動画の保存、再生までご紹介してきました。
クリップボックスは保存、再生まで一つのアプリで完結することができる優秀なアプリです。ですが、著作権のある動画や音楽などの利用には使わず、ルールの範囲内で使用するようにしましょう。