日々の生活を便利にしてくれるグーグルホーム。
なんとなくその利便性は知っていても、具体的にグーグルホームでどんなことができるのかは知らない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、グーグルホームの購入を検討している方や、他社AIスピーカーと比較検討している方へ向けて、グーグルホームで何ができるのか、音声コマンドや追加アプリも含めて紹介していきます。
グーグルホームが最初からできることは?
まずは、グーグルホームを購入してすぐにできることが何なのかを紹介していきます。
あわせて、グーグルホームの基礎的な知識も解説します。
「そもそもどんなものか分からない」
「基本的にどんなことができるか知りたい」
という方は、じっくりチェックしてみてくださいね。
そもそもGoogle Homeとは?
グーグルホームとは、2016年に北米で発売されたGoogle製の『スマートスピーカー』のことです。
スマートスピーカーとは、音声AIに話しかけることにより、さまざまな操作を自動で行ってくれるシステムのことで、Amazon Echoなどもそれにあたります。
グーグル製ということもあり、一般的なスマートスピーカーの機能である音楽の再生や、家電製品の操作だけではないのが特徴です。
Googleのサービスとの連携が多く、言葉の検索やスケジュール管理もしてくれる、多機能スマートスピーカーとなっています。
Echo Show 5 (エコーショー5) スクリーン付きスマートスピーカー with Alexa、サンドストーン
Google Play MusicやSpotifyから音楽の再生が出来る
「何か音楽をかけて」
「カフェの曲をかけて」
グーグルホームに声をかけるだけで、好きな音楽が再生されるという機能は、やはりスマートスピーカーならではの機能でしょう。
単純に音楽をかけるのではなく、音楽ストリーミング配信サービスとの連携によって、数千万曲のなかから自分の今の気分に合わせて曲がかけられるのが最大の特徴です。
好きな曲は「この曲好き」と声をかけると、お気に入りへ自動で追加。お気に入りリストを作ることもできるのです。
ちなみに、グーグルホームを複数持っていると、グーグルホーム同士が同期し、音楽再生ができるのも面白いポイントです。
パーティやイベントなどで役に立ちそうですね!
ニュース・ラジオ・Podcastの再生ができる
「スポーツニュースをかけて」
「次のニュースをかけて」
自動で再生してくれるのは、音楽だけではありません。ラジオやPodcastの再生も、一声かけるだけで可能です。
現在日本では、朝日新聞アルキキ、NHKラジオニュース、公式ITニュース、J-WAVE TOKIO HOT 100など、13のラジオ局・サービスに対応しています。
今後、対応になるデバイスはより増えていくでしょう。
日本語を他の言語でどのように言うか翻訳ができる
「こんにちは」を英語で。
「おやすみなさい」をスペイン語で。
グーグルホームは、「翻訳」もお手の物です。
英語・中国語などの比較的使われやすい言語だけではなく、ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語などのマイナーな言語まで対応しているのは、さすがグーグルといったところでしょうか。
日本語を多言語に翻訳するのはもちろん、外国語を日本語に翻訳することもできます。グローバルな集まりでも活躍しそうですね。
アラーム・タイマーをセットできる
「アラームをセットして」
「XX時にアラームをセットして」
「アラームを消して」
グーグルホームは、目覚ましの代わりにも、アラームの代わりにもなります。
タイマーとしても活用できるので、時間を図るという点で、料理のお手伝いもしてくれるのです。
ちなみに、アラーム解除も声で行えますが、いちいち設定するのが面倒な場合は、アラームを登録しておくのも上手な活用方法のひとつです。
アラームは複数登録できるので、よく使うものに名前を付けておけば、音声だけでさっと登録できるのも便利ですね。
グーグルホームが「スキル追加」でできること
次に紹介するのは、グーグルホームに「スキル(アプリ)」を追加してできるようになることです。
グーグルホームは、基本的に上記で紹介した機能が主になりますが、スキルを追加することによって、より自分の生活に合うようにカスタマイズできるのです。
『WEBGYM』を追加で筋トレやストレッチができる
「OK Google, WEBGYMにつないで」
運動をしようとしてもなかなか出来ないという方、多いのではないでしょうか。ジムに通うお金も、走る元気もない。そんなときに役立つのが、WEBGYMです。
WEBGYMは、トレーナーによる音声のナビゲーションに従って、筋トレやストレッチといったエクササイズができるスキルです。
体を動かしたい・固まった筋肉をほぐしたいときに手軽に使えますよ。
『ヤマト運輸』を追加で届く荷物と予定時刻を知らせてくれる
「OK Google, クロネコヤマトにつないで」
驚きの機能が、『ヤマト運輸』を追加することで配達の有無をチェックできるだけでなく、届く荷物と予定時刻を知らせてくれるものです。
受け取りの日時で都合が悪い場合は、受け取り日時の変更も音声でできてしまいます。いちいち入力して調べなくても荷物の個数もチェックできるので、便利です。
ユーザーの声を聞き分ける『Googleカレンダー』でリマインダーをセットできる
「OK Google, 明日の15時に会議の予定を追加して」
グーグルホームを購入したら、ぜひ追加していただきたいスキルが、『Googleカレンダー』です。Googleカレンダーと連携し、スケジュールの管理やリマインダーをセットできるようになります。
ビジネスシーンでは、今日の会議の予定を知らせてくれたり、営業先と自社の経路の所要時間を聞いたりできます。
また、リマインダーを登録しておくと、リマインドの時間に近づくとスマホへ通知してくれます。
事前にGoogle Assistantアプリをダウンロードしておく必要はありますが、忙しい時間に声のやり取りだけで知りたい情報を取得できるのは、グーグルホームの大きなメリットといえるでしょう。
『ヨミ子』で気になるニュースをチェックできる
「OK Google, ヨミ子と話す」
朝の忙しい時間にニュースを聞きそびれてしまったり、特定の情報だけ知りたいときに便利なのが、『ヨミ子』です。
『ヨミ子』は、ビジネス、気象・災害、国際などから最新のニュースを選択して読み上げるNHKのAIアナウンサーです。
知りたい情報だけを耳からキャッチアップできるので、いちいち検索する手間を省けます。
その日の時事ネタを仕入れることもできますので、ビジネスマンにも受験生にも人気の機能です。
グーグルホームが「追加機器」購入でできること
最後に紹介するのが、グーグルホームが「追加機器」と接続することでできることです。
機器代は別にかかってしまいますが、『スマートホーム』化することにより、日々の生活がより便利になっていきます。
グーグルホームをつかって、スマートライフを送りたい方はぜひ参考にしてくださいね。
Chromecastと連携して動画をテレビに表示できる
グーグルホーム特有の機能として、Chromecastと連携して動画をテレビに表示できるというものがあります。
これは、グーグルホームからChromecastを通じて、動画をテレビに表示するよう指示したり、スケジュールをテレビに表示したりするもので、TVのスマート化ができるツールになります。
ちなみにChromecastはHDMI経由でテレビのオン・オフやボリュームのコントロールが出来るので、グーグルホームにつなげば声で音量の上げ下げ・電源のオンオフができるようになるわけです。
Chromecastは5000円前後で家電量販店で販売されており、Youtube、Netflix、AUビデオパス、Huluが視聴できます。
家電のスマート化だけでなく、見られる番組の幅も広がり、豊かな時間が得られることでしょう。
iRobotのルンバと連携して自動で掃除できる
お掃除ロボットとして有名なiRobotのルンバと連携すれば、自動で掃除をしてくれます。
グーグルホームへ「Ok Google, ルンバ を使って掃除して」と話しかければ、掃除を開始してくれる仕組みです。
ほかにも、Wi-Fi対応ロボットであるブラーバの連携も可能です。
名前を付けることもでき、グーグルホームを通じて、ロボットとコミュニケーションが可能となるのです。
同じように、Wi-Fi対応の電灯と連携することで、グーグルホーム経由で電気のオン・オフができますよ!
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スマートホーム対応家電で珈琲も自動で?!
このように、テレビや電気・掃除製品は実用化されていますが、スマートホームデバイス家電は、まだ日本では余り馴染みがない製品です。
しかしすでに米国では多くの製品が販売されており、今後、日本でも更なる普及が見込まれます。
海外製品になりますが、グーグルホームと連携できるコーヒーメーカーも販売されており、グーグルホームへ「コーヒーを淹れておいて」というだけで、コーヒーが自動で淹れておけるようになっています。
在宅で仕事をしている人や、育児で手が離せないお母さん、忙しいビジネスマンなど、多くの人の助けになってくれる可能性のあるスマート家電とグーグルホームは、今後も注目したいコンテンツとなるでしょう。
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まとめ
グーグルホームは、それ単体で使用するだけでも十分便利なデバイスですが、様々なスキルや周辺機器と連携することで、よりその力を発揮します。
今後、より多くのスマート家電が発売されれば、グーグルホームは家庭・企業における電化製品の中心的な役割を果たすことになるでしょう。
スマートホームの一端を担っていくグーグルホーム。今後の動向から目が離せませんね!