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グーグルホームの実機レビューと初期設定方法

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2014年に米Amazonから発売された、Amazon Echoから始まったスマートスピーカーの歴史。

ようやくスマートスピーカーも日本で見かけるようになり、Google社の「Google Home」やLINE社の「Clova」、そして元祖「Amazon Echo」が2017年になり続々と登場しました。

そんなスマートスピーカーの一つである「グーグルホーム」について今回はピックアップ。本記事ではグーグルホームの実機レビューと初期設定方法を紹介しています。

グーグルホームのスペック

名称 Google Home(グーグルホーム)
ネットワーク 802.11ac(2.4GHz / 5GHz)Wi-Fi
サポートオーディオ形式 HE-AAC/LC-AAC+/MP3/Vorbis/WAV(LPCM)/FLAC
サイズ 直径:96.4mm
高さ:142.8mm
重量 477g
ポート DC電源ジャック
価格 オープン価格(14,000円前後)

グーグルホームはスマホと連動してオペレートするので、Android4.2以降もしくはiOS9.1以降のスマホが必須となります。

使用方法も簡単。初期設定が完了したら、「OK Google」または「ねぇ、Google」のどちらかの音声をキーとして、グーグルホームに音楽をかけてもらったり、1日のスケジュールを登録・管理することができるようになります。

その他にも多々機能はありますので、機能レビューのほうで詳しく紹介していきます。

グーグルホームの外観レビュー

グーグルホームは通常のモノとスペックダウンした「グーグルホームミニ」が存在します。今回は普通のグーグルホームのレビューとなります。

Amazon Echo同様に筒状の姿となっているグーグルホーム。それほど大きく感じず手のひらに乗せてしまえるほどのサイズ感。

いまいちどっちが表か裏かわかりづらいグーグルホーム。表面っぽいところには音声によるコントロールをミュートにするボタンとGマークがついていました。なお、一度ボタンで音声コントロールをミュートした場合、再度ボタンを押すことでミュートを解除することが可能です。

底を裏返すと、DC電源ジャックコネクタがついていました。グーグルホームはこれ以外コネクタが存在しません。シンプルと言えばシンプルですが、外部スピーカーとつなぐための3.5mmイヤホンジャックがあっても良かったのでは、と感じました。

実際に電源コネクタを差すと、グーグルホームの頭が光り始めます。音声による操作ができるようになるには15秒後くらいかかりました。

その他同封物です。紙にはグーグルホームの簡単な使い方と紹介が掲載されています。

以上がグーグルホームの外観レビューでした。シンプルすぎて特にツッコミどころも何もないスマートスピーカーです。強いていうならば、電源を入れた際にホームの頭がクルクル発光するのですが、その色合いがキレイだなーくらい。

グーグルホームの機能レビュー

グーグルホームの機能についれレビューしていきたいと思います。今回機能としてレビューしていきたいのは次の4点です。

  1. スピーカーの音質
  2. 声の反応精度
  3. 周辺施設の検索
  4. 連携できるアプリ

【1】スピーカーの音質

軽く音楽を流して確認してみました。正直な感想を言ってしまうと「スピーカーとしての音質はそこまで良くない」ということです。

高音域に関してはそれなりにクリアに聞こえますが、問題は低音。かなり低音がクッキリハッキリ鳴らそうとしている影響なのか、低音の音が大きいこと、若干こもって聴こえること、音の広がりが個人的には苦手。

EDMを良く聴くのですが、いつも使っているスピーカーやイヤホンよりも低音部分が耳につく感じでした。しかしながら、このスピーカーの音質は個人的な感覚が大きいと思うので、人によっては丁度いい低音と感じるかもしれません。

【2】声の反応精度

カスタマイズなしのグーグルホームは「OK Google」もしくは「ねぇ Google」の音声がキーとなり、スピーカーに指示を出せるようになります。

実はグーグルホームの初期設定で、自分の音声を読み込ませる作業があります。この読み込み作業は複数声を登録することができ、音声の質に合わせてそのユーザーを判断するようになっています。

例えばスケジュールを登録した場合、それぞれの声でスケジュールが管理されるので、バラバラの予定を管理しても大丈夫。そこで2種類の声で登録して実際に聞き分けられるか試してみました。

その結果、ある程度遠い声質ならば聞き分けられるようで、逆に近いと意図せぬ反応を返されます。家族と共有してグーグルホームを使う場合は、スケジュールの登録などには気をつけたいところです。

【3】周辺施設の検索

周辺施設の検索を試してみました。

「近所のドラッグストアを教えて」と聞くと、「◯◯の近所には10件のドラッグストアがあります。最寄りのドラッグストアは△△で距離は□□mです。」と結構詳細に答えてくれました。

個人店などはまだまだ難しいと思いますが、さすがグーグルマップやグーグルアースのサービスを展開しているだけあって、グーグルホームは周辺施設の検索には案外強いのではないかと感じました。

【4】連携できるアプリ

私の場合スマートスピーカーの主な用途が「音楽を聴くこと」になりそうなので、それに関する連携アプリなどはないかを確認してみました。

すると、Google Play Musicの他にSpotifyとも連携することができるようになっていました。Spotifyは私のメイン音楽アプリなので早速リンクして、グーグルホームで使えるようにしました。

その他に連携できるアプリがあるかを確認してみましたが、どうもグーグルホームはほぼGoogle産の機能を使わされるので、Amazon Echoのようなスキル拡張というものはなさそうです。

グーグルホームの初期設定方法

超簡単に、グーグルホームの初期設定方法を紹介していきます。※ Googleアカウントは必須なので必ず用意しておくこと

まずは電源アダプタをグーグルホームに繋ぎましょう。電源ボタンなどは存在しないので接続するだけでOKです。15秒程度経つとグーグルホームがスタンバイ状態になります。

グーグルホーム

App Store Google Play

次はスマホ側の操作となります。その前に、まずはグーグルホームアプリをインストールしましょう。インストールしたアプリを使って初期設定を行っていきます。

アプリを開いたらグーグルホームとのデバイス接続を行います。この時点でスピーカーの電源を入れてスタンバイ状態にしていないと、接続できない原因となってしまうので注意。Wi-Fi接続もスマホ側ですでに接続していたら何もする必要がありません。

あとはVoice Matchをセットアップ。「OK Google」、「ねぇ、Google」の2つを2回ずつ登録していきます。後は位置情報の許可などをしてセットアップ自体は完了です。初期設定はこれで終わりなので、後は音楽などをリンクさせたい人は別途やっておきましょう。

音楽アプリのリンク方法

初期設定の最後で音楽のリンクをするかどうか聞かれます。この段階でリンクしてもいいですし、後からでもリンクの設定は行うことができます。今回は後から音楽アプリのリンク設定をする場合の方法を紹介していきます。

全ての初期設定が終わると、アプリのホーム画面に移動します。ここから音楽アプリの設定をするには「デバイス設定 → 音楽」と進みます。

Googleアシスタントでデフォルトの音楽プロバイダを設定していきます。つまりは「OK Google、音楽をかけて」と伝えた時に再生される音楽アプリの設定です。今回はその他の音楽サービス一覧に「Spotify」があったのでリンクボタンを押して設定をしてみました。

Spotifyのログインを促されますのでログインしてください。これでリンクは完了です。

試しに「OK Google、音楽をかけて」と伝えてみると良いでしょう。そうすると、スマホ側でもSpotifyが立ち上がって、楽曲の再生が始まります。

グーグルホームの実機レビュー&初期設定方法/まとめ

以上、グーグルホームの実機レビューと初期設定方法の紹介でした。

個人的に感じたのは、スマートスピーカーを使って周辺地域の検索や、Spotifyを使いたいのでしたらグーグルホームは使いやすいのかなと感じました。

あとはアシスタントアプリがどのくらい充実するかで使い勝手も変わってくるでしょう。下記でAmazon Echoについてレビューもしています。購入を迷っている方は合わせてチェックしてみてください。

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