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無料(フリー)Wi-Fiスポットの危険性/公衆無線LANに潜むセキュリティ問題とは

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近年、街中に無料で使えるフリーWiFiスポット(公衆無線LAN)が充実してきており、スマホのWiFi設定画面を見ると、多くの無料WiFiスポットが表示されるようになりました。

2017~2018年には「ギガが減る」という言葉もあるくらいで、自身のモバイルデータ通信容量を消費しないためにも、無料WiFiスポットを利用している人も多いのではないでしょうか。しかし、便利なものには落とし穴があり、何点か注意すべきこともあります。

そこで本記事では、無料WiFiスポットの危険性やセキュリティ問題について紹介していきます。

無料(フリー)WiFiスポットとは

無料WiFiスポットとは、別名「公衆無線LAN」と呼ばれ、街中で誰でも自由に利用できるWiFi設置エリアのことを指します。

ドコモやドフトバンクなどの携帯電話3大キャリアでは、利用ユーザーに向けて無料のWiFiスポットを至る箇所に設置しており、街中や店内で使えるようになっています。

さらに、セブンイレブンやファミリーマートといったコンビニ、ドトールやマクドナルド、スターバックスといった有名店舗でも公衆無線LANを設置している店舗が増えてきています。

無料WiFiスポットの危険性

そんな街中に貼り巡られている公衆無線LANですが、利用する際に危険性はないのか心配な方もいらっしゃるかと思います。

一般的な有名店舗や企業が提供している無料WiFiスポットは安全性が比較的高いと言えますが、全ての公衆無線LANで安全とは言い難く、危険性を孕んでいるWiFiスポットも存在します。

例えば、暗号化されていない、もしくはWEPではないWiFiスポットにアクセスした場合、その通信内容が全て筒抜けになってしまうという危険性。

それが有名店舗の無料WiFiスポットなら良いですが、身元不明のアクセスポイントに「パスワードの設定もされていないし勝手に使ってしまおう」と接続してしまうと、先程の暗号化されていない通信の罠に引っかかり、通信内容が悪質な第3者に盗み見られる可能性もあります。

全ての無料WiFiスポットが安全とは言い切れない、という事は念頭に置いて公衆無線LANを利用しましょう。

無料WiFiスポットを安全に利用するための3箇条

【1】身元不明のアクセスポイントは接続NG

まず大前提として、見た覚えのないSSID名、パスワードが設定されていないオープンなアクセスポイントに接続することは避けましょう。

パスワードなしでタダ乗りラッキーと思うかも知れませんが、そのWiFiに接続してパスワードやメールアドレスを入力してしまうと、最悪の場合盗聴されて、後々被害を被る可能性があります。

無料のWiFiスポットを利用する際は、見たことのあるSSID名のWiFiに接続して使いましょう。

【2】無料WiFi接続時のセキュリティ対策

iPhoneなどでWiFiの設定画面を開くと、WiFiアイコンに鍵がついているものと、そうではないものがあります。この鍵がついているWiFiアイコンが暗号化された通信となっています。

有名所の無料WiFiスポットで、暗号化されていない公衆無線LANは次のとおりです。

  • マクドナルド(00_MCD-FREE-WIFI)
  • ソフトバンク(0001softbank)
  • FON_FREE_INTERNET

利用してはいけないというわけではありませんが、利用する際はセキュリティに気をつけながら使いましょう。

SSL化されたサイト以外でパスワード等は入力しない

もし、マクドナルドのような暗号化されていない無料WiFiスポットを使うのでしたら、SSL化されていないWEBサイトでメールアドレスやパスワードなど、個人の情報に関する入力は避けましょう。

SSL化されていないサイトでこのような行動を取ってしまうと、盗聴の危険性がグッと高くなります。

また、アプリでも同様のことが言えますが、アプリの場合、暗号化された通信を行っているかをチェックするのは、パケットキャプチャをしない限り難しいです。

なので、心配な方はVPNサーバーを介して通信をすることをおすすめします。

【3】VPNサーバーを使って接続

暗号化されていない無料のWiFiスポット使う場合、VPNサーバーを使って無理やり通信を暗号化させることが可能です。

無料のVPNサーバーの探し方がわからない場合には、「VPN Gate」と呼ばれるサービスの利用をおすすめします。ここでは、世界中のVPNサーバーが無料で公開されています。

VPNサーバーへの接続方法もVPN Gate内で解説されているので、通信を確実に暗号化させて使い危険性を減らしたい場合は利用してみることをおすすめします。

比較的安心と言える有名WiFiスポット一覧

有名所の企業が公開している無料WiFiスポットをまとめました。

店舗/企業名 SSID
NTTドコモ 0000docomo
0001docomo
au au_WiFi/au_WiFi2
Wi2premium_club/UQ_WiFi など
ソフトバンク 0001softbank/mobilepoint
セブンイレブン 7SPOT
ローソン LAWSON_Free_WiFi
ファミリーマート Famima_WiFi
スターバックス at_STARBUCKS_Wi2
タリーズ tullys_WiFi
ドトール Wi2premium
ルノアール Renoir_Miyama_WiFi
マクドナルド 00_MCD-FREE-WIFI

ほとんどが暗号化されているフリーWiFiスポットですが、マクドナルドやソフトバンクなどの一部が暗号化通信に対応していないことに注意して下さい。

しかし、比較的有名所の公衆無線LANなので、盗聴の心配はそこまでないと言えます。

無料WiFiスポットの危険性/まとめ

以上、無料WiFiスポットの危険性や安全に使うための方法の紹介でした。

2020年の東京オリンピックに向けて、街中では公衆無線LANの数が着々と増えてきています。便利な面の一方で、多少の危険性もあるのを認識しておくことで、盗聴などのリスクも避けることが出来ます。

自分でポケットWiFiを持つのもひとつの手段です。

下記ページではそれぞれのポケットWiFiについて詳しく紹介しています。参考にしてください。
→Mugenwifiのレビューページへ
→縛りなしWiFiへのレビューページへ
→よくばりWiFiのレビューページへ
→大容量WiFiのレビューページへ
→どんなときもWiFiのレビューページへ

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