Facebookページを見ていると、カバー写真に静止画ではなく動画を使っている企業を見たことはないでしょうか。設定の仕方は簡単ですが、動画にできるサイズや秒数が決まっています。そこで本記事では、Facebookページのカバー写真を動画に変更する方法を徹底解説。
Facebookページに動画を組み込んで、自社・自身のプロモーションをしたい方は参考にしてみてください。
適切な動画サイズと再生時間
Facebookページのカバーに使える動画は、以下の条件を満たす必要があります。
- 推奨サイズは820×462ピクセル
- 再生時間は20秒 ~ 90秒
ここで注意したいことが2点。サイズは312ピクセル未満、動画の長さが20秒未満の場合動画として登録不可です。
カバー写真を動画に変更する手順
条件を満たした動画の準備ができたら、それをFacebookのカバー写真として設定していきましょう。記事執筆時点では、カバー写真を動画に設定できるのは、パソコンからのみとなります。
手順1Facebookにログインし、自分のページを開く。 手順2作成した写真をアップロード。写真のタブをクリックし、写真を追加でアップロードできます。 手順3次にカバー写真左上にある「カバー写真を変更」→「写真を選択」をクリック。 手順4アップロードされている動画をクリックし、エンコードされるのを待ちます。動画の位置を修正したら、設定は終了です。「変更を保存する」をクリックすると、作業は完了となります。
カバーを動画にする際の注意点
ガイドラインに反するのは使用できない
カバー写真は全世界に公開される可能性があります。そのためFacebookではカバー写真に認証チェックマークを付けてはいけないという規約があります。また、自分とは無関係の第三者の製品、ブランド、スポンサーの動画も同様です。
他にも、虚偽のカバー動画や誤解を招く恐れのある動画、著作権を侵害している物も認められません。
カバー動画を消してもライブラリに残る
Facebookにアップロードした写真や動画は、ライブラリに保存されます。そのため、カバー動画を削除しても、ライブラリ内にある動画は残ります。
スマホだと表示されない場合がある
Facebookのカバー写真を動画にした場合、スマホアプリだと正しく表示されます。しかし、スマホのプラウザでFacebookを表示していると、動画が表示されない場合があります。
カバー動画の導入事例
実際にFacebookのカバー写真を動画にしている、企業の事例を紹介します。紹介する企業はFacebookページのカバー写真を動画にすることで、訪れたユーザーに対してインパクトを残すことに成功しています。自社サービスを展開している企業と、動画カバーの相性は抜群です。
Tech Insider
Tech Insiderとは1400万人がいいね!をした、最先端テクノロジーを中心とした動画コンテンツです。いま、世界で研究されている最先端テクノロジーを、動画をメインとして紹介し、多くのファンが記事を読んでいます。この企業は動画でのインパクトを重視しているため、使われているカバー動画も、驚きの内容ばかりです。
どんな内容の記事が掲載されているのか、カバー動画から推測する事が出来ます。Tech Insider以外にも、ニューヨークを拠点に情報を発信しているCheddarも、自分の世界観を全面に出した動画をカバーにしています。
BMWJapan
世界的な車ブランドのBMWも、Facebookのカバー写真を動画にしています。時期によって種類は違いますが、大抵は主力となる車のCMをカバー動画として表示させています。普通なら、自社商品のCMをテレビなどで放映するには、同じ秒数でも何千万とかかります。しかし、Facebookのカバー写真として使用すれば、その経費を必要とせず、宣伝することが可能になります。
BMW以外にも任天堂など大手企業は、自社製品のCMをFacebookのカバーに多く使用しております。
The Bartender Project
The Bartender Projectは、世界中のバーテンダーと繋がる事を主軸にしたプロジェクトです。投稿されている記事には、世界各国の有名なバーテンダーの写真や動画が掲載され、飲んでいるお客さんとの交流などもあります。このプロジェクトで使われているカバー写真の動画は、様々なバーテンダーがお酒を注ぐ内容です。文章だけでは伝えきれない情報を、カバー動画にする事でより強烈に宣伝しています。
まとめ
以上、Facebookページのカバー写真を静止画から動画に変更する方法の紹介でした。
記事のまとめ
- 動画はパソコンからしか設定できない
- 設定できる動画サイズや秒数が決まっている
- カバー動画の導入で、文章では伝わらないことをプロモーションできる