Amazon.co.jpにて、定価23,920円でEnacFire社のBluetooth イヤホンが約79%オフとなっていたので購入。Amazonのレビューを見る限り口コミも多い上、悪くない評価がったのでチョイスしてみました。
そこで本記事では、EnacFire社のe19 Bluetooth イヤホンを開封レビュー。音質は装着感などをレビューした上で、約4,980円(税込)の価値があるかどうかを判断しています。完全ワイヤレスイヤホン選びの参考になれば幸いです。
この商品は、2018年6月25日にAmazonへ登録されました。
【EnacFire】e19 Bluetooth イヤホンのレビュー評価
まずはサックリと、EnacFire社のe19 Bluetooth イヤホンレビューの結果を5段階で評価。
- 見た目:
- 装着感:
- 音質:
- 費用対効果:
- 総合評価:
ハッキリ言ってしまうと、EnacFireの個人的評価はイマイチ。音質は低音も弱く全体的にのっぺりとしているため、どのジャンルの曲を聴いてもその音楽が持つ抑揚感がイマイチ感じられません。また、音が非常に雑。聴けなくはないですが、この価格帯ならもっと良いイヤホンが販売されているので、わざわざEnacFire社のe19を購入する必要はないでしょう。
また、対応コーデックについては一切書かれていないので、おそらくSBCのみとなっています。少なくとも音質的に、AACやapt-xには対応していないと感じました。詳しいレビューは、次章から細かく紹介します。
【EnacFire】e19 Bluetooth イヤホンの開封レビュー
Amazonのレビューを見ていくと、「形が良くてカッコいい」、「音質がかなり良い」、「コスパがいい」などなど、賛美の声が多数書かれています。ただし、中華イヤホンのAmazonレビューはステマの口コミが多いため鵜呑みにできません。
箱を開封。中には、イヤホン充電収納ケース、日本語マニュアル、保証カード、USBケーブルなどが同封されています。
イヤーピースは全部で6セット。それぞれ、S、M、Lサイズが2セットずつ同封れされいるので、自分の耳にフィットするイヤーピースを選びやすいのがポイント。また、予備のサイズが1セット余分にあるので、紛失の心配をせずに利用することができます。
最大3時間の連続再生が可能
EnacFireのBluetooth イヤホンは完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。左右分離型となっているので、イヤホン本体の紛失には注意したいところです。Bluetooth 5.0を採用しており、従来のバージョンより遅延は少なくなっています。
イヤホンの最大再生時間は2~3時間。イヤホンのバッテリー残量が少なくなると、「Battery Low」とアナウンスが流れます。なお、iPhoneを含むiOSデバイスでBluetooth接続をしていると、右側のイヤホンのバッテリー残量は表示されます。左イヤホンは右イヤホンと繋がっているだけなので、iPhone側では表示されません。
充電ケースは500mAh/約2、3回分のフル充電が可能
充電ケースはmicro USBケーブルでの接続で充電が可能。バッテリーが500mAhとなっており、両耳のイヤホン合わせて2~3回分のフル充電が出来るようになっています。micro USB入力端子は、充電ケースの背面についています。
充電ケースの前面には、4つのLEDインジケータがついており、充電中になると白色のライトが点滅します。ケースの充電がMAXになると、4つのLEDランプは白色の点滅から点灯に変わります。
充電ケースの電力入力は、最大5V/1A。ACアダプターの出力電力が5Vを超えるようなやり方で充電は控えるようにしましょう。
ボックス形状のBluetooth イヤホン
EnacFireのBluetooth イヤホンは非常に軽い作りになっています。プラ素材が使われているので軽いのだと思いますが、その分安っぽさが目立ちます。
イヤホンの形状は、量産型完全ワイヤレスイヤホンによくあるボックスタイプ。個人的に耳にフィットしない形状なのであまり好みではない。また、今どき珍しく防水機能が一切ないBluetooth イヤホンとなっているのが残念です。
イヤホンの表面は、マルチファンクションボタン(以後、MFボタン)。裏面にはデカデカとL、Rの文字が印刷されており、どっちが左右のイヤホンなのかがすぐに分かるようになっています。
装着感はどこか頼りない
イヤホン自体が非常に軽いため、耳に装着しても重さを感じさせないのは良かったです。
ただし、筆者の耳の形には合わないため装着感はイマイチ。イヤーピースも全て試してみましたが、これといってしっくり来るサイズはありませんでした。また、1時間ほどの散歩ならイヤホンが落ちることはありませんでしたが、走るとなると話は別。イヤホンを落としてしまうのではないかという不安感を多少覚えました。
イヤホン充電中の様子
Bluetooth イヤホンを充電するには、一度絶縁シートを剥がさないといけません。
絶縁シートを剥がした状態で充電ケースにイヤホンを入れると、マグネットに引き寄せられて「カチッ」とハマります。すると自動的に充電が開始され、MFボタンのLEDインジケータが白色に点灯。
ペアリングは自動的に行われる
絶縁シートを剥がした状態で一度ケースに戻して再度イヤホンを取り出すと、自動的に電源がオンになります。それと同時に自動的にペアリング待機状態になるので、あとは接続したいデバイスからペアリングの設定をするだけです。
ペアリング待機状態になると、右イヤホンのLEDインジケータが、白色、青色と交互に点滅します。モノラルモードで使う場合、右イヤホンだけを取り出してペアリングを完了させましょう。
iPhoneからペアリングをするには、設定アプリを開いてBluetooth画面まで移動します。するとその他のデバイスに「E19-R」と表示されるのでタップ。これでペアリングは完了となります。
高音質に期待していた人にはガッカリの音質
音質は期待できません。冒頭でも述べましたが、低音弱く全体的にまっ平らなのっぺりとした印象を受けました。特に低音域はイヤホンをしっかりと耳にハメないとスカスカで、ベースの音すらほぼ聞こえません。無音時のホワイトノイズも若干大きめなのがマイナスポイント。
また、EnacFireのBluetooth イヤホンの性質上、左側が若干途切れやすくなっています。Amazon内でのレビューにもあった、「たまにプツプツ音が切れる」のは、この製品の宿命かもしれません。左側はオーディオ再生機器とペアリングされないため、音が切れやすくなっている可能性があります。
【EnacFire】e19 Bluetooth イヤホンの簡単な使い方
このBluetooth イヤホンは、基本的にMFボタンを使って操作ができます。1回MFボタンを押すと、音楽の一時停止/再開、通話状態だと受話/終話の操作が可能です。2回MFボタンを押すことで曲送り(次の曲へ)、もしくは通話拒否ができます。
なお、音量の調整は全てデバイス側で行わなければならなく、イヤホン側からの操作はできません。ついでに曲送りができるのに、前の曲に戻ることができないという不親切な設計。5,000円近いBluetooth イヤホンにしては、少々機能面が他の製品よりも劣っていると感じました。
まとめ
以上、EnacFire社のe19 Bluetooth イヤホンの開封レビューでした。
冒頭のレビュー総合評価でも書きましたが、5,000円近い製品ならば、もっと良いBluetooth イヤホンが存在します。当メディアでも色々と低価格帯の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしているので、一度そちらの記事をチェックしてみてはいかがでしょうか。