ドコモの施策として2017年に提供されたサービスプランに「docomo with」と「シンプルプラン」という2つの料金プランが存在します。
この2つの料金プランはいずれも料金プランが従来のものよりも安くなっており、もしかすると今後ドコモに乗り換えしようと考えている方や、現在契約中でこの料金プランに乗り換えようとしている方もいるかもしれません。
そこでこのページでは、docomo withとシンプルプランの簡単な解説と、この2つの料金を組み合わせた時の驚異的な月額料金についてお伝えしていきます。
docomo withとは
docomo withとは対象のスマホを購入に限り、docomo withの対象の端末を利用している期間はずっと毎月の月額料金が1,500円割引になる料金プランです。2年縛りなどという事もないので非常にお得な料金プランかと思われます。
現時点(2017年8月22日)でdocomo withの対象となっている端末は「arrows Be」と「Galaxy Feel」の2機種しかありません。今後のドコモの展開としては、秋冬モデルとしてdocomo withに何機種か加えたいと話していることから、今後は半月に1回のペースで対象機種が増えて行くのではないかとも考えられます。
そして、docomo withの適用条件は次のとおりです。
適用条件 | |
---|---|
対象オーダー | 新規/MNP/機種変更/契約変更 |
契約種別 | Xi |
契約者名義 | 個人名義・法人名義 |
契約者年齢 | 中学生以上(個人名義の場合) |
対象料金プラン | カケホーダイプラン(スマホ/タブ) カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ) シンプルプラン(スマホ) |
必須パケットパック | データパック(S/M/L)・ウルトラデータパック(L/LL) シェアパック(5/10/15/20/30)・ウルトラシェアパック(30/50/100) ビジネスシェアパック(5~3000)・ウルトラビジネスシェアパック(30/50/100) |
docomo withを適用するには、最低でもカケホーダイライトプランとデータパックSを利用しなければなりません。契約する料金プラン自体は従来通りのイメージです。
もしこれに、「ずっとドコモ割」を付けられる方の場合は、docomo withを適用できた時の月額料金は次の通りになります。
従来 | docomo with | docomo with +ずっとドコモ割 |
|
カケホーダイライトプラン | ¥1,700 | ¥1,700 | ¥1,700 |
SPモード | ¥300 | ¥300 | ¥300 |
データSパック(2GB) | ¥3,500 | ¥3,500 | ¥3,500 |
docomo with | ー | -¥1,500 | -¥1,500 |
ずっとドコモ割 | ー | ー | -¥800 |
月額料金 | ¥5,500 | ¥4,000 | ¥3,200 |
ずっとドコモ割はドコモを15年以上使っている猛者でないと適用できない割引サービスですが、もし使えるのでしたらdocomo withと組み合わせた時に月額3,500円で利用することが可能になります。
格安SIMで高速データ通信容量2GB+音声通話プランを契約した場合は、MVNOによって違いはありますがおよそ2,500~3,200円くらいになります。ですので、格安SIMと比べても遜色ない月額料金とも言える料金プランです。
シンプルプランとは
シンプルプランとは電話サービスに関する料金プランで、月額980円で「家族内通話無料+国内通話20円/30秒」となっている料金プランです。
この料金プランを使うには、シェアパックの契約が必須となってきます。なお、定期契約ありの場合980円で利用することが可能ですが、定期契約なしの場合は2,480円の月額料金となってしまいますので注意してください。
従来のカケホーダイライトプランが月額1,700円、カケホーダイプランが月額2,700円と考えると非常にお得なイメージを持つと思いますが、シンプルプランの場合はシェアパックに入っている家族以外との通話料金が30秒毎に20円かかるのが注意ポイント。
カケホーダイライトプランの場合は5分以内の通話が無料、カケホーダイプランに関しては国内通話が24時間無料となっているため、この2つのプランと同様の感覚で使っていると痛い目に合ってしまいます。
ですので、もしシンプルプランを使うのでしたら「あまり自分から発信しない方、通話をあまりしない方」におすすめです。通話をある程度使う方にとってはおすすめできる料金プランではありません。
docomo with + シンプルプランのタッグが実は最安値級?
実は風のうわさで「docomo withとシンプルプランを組み合わせると月額料金が大幅に抑えられる」と言われています。
ただし調べてみた所これにも条件があり、「シェアパックで家族でドコモを使っている」「家族全員がdocomo with対象機種を契約」「家族以外の通話はあまりしない」この3つが必要となってきます。
まずシンプルプランを適用するということなので、当然通話を頻繁にする人には向いていないのですが、家族内の通話に関しては無料です。そして従来のカケホーダイライトプランから家族3人がシンプルプランにすると、今までよりも毎月2,160円月額料金を抑えることが出来ます。
さらにdocomo withを組み合わせることで毎月1,500円割引となるので、3人家族なら4,500円抑えられ、結果的に全体の料金が毎月6,660円抑えられることになります。
従来の月額料金
父 | 母 | 子供 | |
カケホーダイライトプラン | ¥1,700 | ¥1,700 | ¥1,700 |
SPモード | ¥300 | ¥300 | ¥300 |
シェアパック(10GB) | ¥9,500 | ¥500 | ¥500 |
月額料金 | ¥11,500 | ¥2,500 | ¥2,500 |
総額 | ¥16,500 |
docomo with + シンプルプランの月額料金
父 | 母 | 子供 | |
カケホーダイライトプラン | ¥980 | ¥980 | ¥980 |
SPモード | ¥300 | ¥300 | ¥300 |
シェアパック(10GB) | ¥9,500 | ¥500 | ¥500 |
docomo with | -¥1,500 | -¥1,500 | -¥1,500 |
月額料金 | ¥9,280 | ¥280 | ¥280 |
総額 | ¥9,840 |
これがお得かどうかはやはり通話部分にかかってくるでしょう。例えば子供が家族以外で電話をするのが多いのでしたら、子供だけカケホーダイライトプランにしても良いですし組み合わせ方は人それぞれです。
肝心の機種代金に関してですが、現在最も安いarrows Beは約26,000円ですので、家族3台分用意するとなると78,000円かかってしまいます。これをペイできるのは大体1年くらいなので、2年目以降から「docomo with + シンプルプラン」のタッグが生きてきます。
SIMフリー運用も考えても良い
「docomo with + シンプルプラン」のタッグで月額料金がグッと抑えられることがわかりました。
しかしこのプランでネックとなってくるのが「機種変更」です。もし、docomo withの対象外端末に機種変更する場合はdocomo withの適用が解除されてしまうので、現状では好きな端末が使えないのが残念な所。
しかし、docomo withを契約したままドコモで機種変更するのではなく、SIMフリー端末を購入することでこの問題は解決することが出来ます。詳しくは下記記事を参考にしてください。
参考:docomo withとSIMフリー端末を使い月額料金を大幅に抑える方法
いずれにせよ今回説明した組み合わせは、少し縛りのある条件ではありますがコストカットをとことん追求するのでしたらありの組み合わせでしょう。格安SIMにも負けない月額料金なので、もし格安SIMに乗り換えようかなと考えている方は、一度「docomo with + シンプルプラン」のタッグも考えてみてはいかがでしょうか。