ドコモは5Gを2020年から開始しようとしています。
しかし、まだ料金がどうなるか発表されていません。
5Gになることで、料金が上がってしまったらと不安の方もいるでしょう。
そこでこの記事では、ドコモの5Gで料金がどのようになるのか説明します。
まだサービスが始まっていないので現状でどうなるかわかっていることのみまとめてみますので、ぜひ参考にしてください!
ドコモの5G料金はいくら?わかってることまとめ
ドコモの5Gの料金はいくらになるかすでに発表されているのなら問題になりません。
実際には現状、いくらになるかというのは分かっていません。
しかし、ドコモが料金をどのようにするのかという情報は出てきていますので、それに関してまとめて紹介します。
政府の「携帯料金は4割下げられる」という発言
携帯料金が高いというのは一般消費者からだけ言われていることではありません。
実は政府の側からも携帯料金が高いということで、携帯料金は4割下げられるといった発言もされています。
楽天モバイルが、かなり格安の携帯料金プランを提示すると見られていましたが、現状、それほど安いプランにはなっていません。
一方ドコモは、こうした政府の発言を受けて、安い料金プランを提示しました。4割とはいかないまでも、プランによっては携帯料金が下がったのは確かです。
こうした値下げの流れは、5G時代になっても変わらないと考えられています。
5Gなっても料金は上げるべきではない
まだ正式な発表はなされていませんが、報道等でインタビューに答えるドコモの社長の発言によれば、5Gになったとしても、料金は上げるべきではない旨の発言をしています。
そのため、5Gになったからといって、大幅な料金の値上げは考えられないと思われます。
通信料込みの料金プランになるのでは?
大幅な値上げは考えられないのですが、料金プランに関しては、大きく変わることが予想されています。
理由としては、通信料が込みの料金プランが考えられているからです。
詳しくは後ほど述べますが、通信料込みで月額いくらと言うような料金プランになることが予想されています。
韓国KTは月額8000円プラン
ドコモの社長のインタビューによれば、韓国など5Gを先に導入した国の事例を参考にするとも話しています。
例えば韓国では、月額で8000円というプランで、使い放題となっています。
韓国と日本では事情が違うので、全く同じ料金になるとは考えられませんが、このようなプランをある程度参考にして料金設定を行うと考えられます。
アマゾンプライムの料金も込みになる?
NTTドコモは、ギガホプランを契約しているユーザに限り、アマゾンプライムの年会費4900円が1年間無料になるというキャンペーンを始めました。
今回は、1年間無料という形になっていますが、今後アマゾンプライム料金を含むような形の契約プランも出てくる可能性はあります。
KDDIが、Netflixと組んでいるので、ドコモがアマゾンと組むということは十分考えられます。
5Gになれば、動画が見放題でも通信量を気にしなくて良くなることが予想されるので、こうした共闘が他社でも組まれる可能性はあります。
アマゾンとドコモが組むということが実際に起これば、大きな影響力を日本にもたらすことができるでしょう。
今後は、どこと組んでどのような料金プランが出てくるのか注目すべきですね。
ドコモの5G料金は「使い放題?」
先ほどドコモの料金について述べましたが、現状では使い放題になるのではないかというのが有力です。
ではなぜそのように考えられているのでしょうか。
ここではドコモの料金が使い放題になる理由として、4つ紹介します。
ギガホ60GBへ増量
ドコモはギガホ増量キャンペーンとして、月60GB使えるようになるキャンペーンを開始しました。
これまでギガホは30 GBだったわけですが、これをいきなり倍の60 GBにしたわけです。
しかも、ギガホを契約していればすべてのユーザが60GBになるわけです。この流れから考えると、5G時代を見据えて行われた施策であり、最終的には使い放題になるのではないかと考えられるわけです。
韓国は「使い放題」プラン
ドコモでは、すでに先行で5Gを導入している国を参考にするとしていますので、先ほど紹介した韓国が使い放題プランで行っているわけですから、ドコモとしても使い放題のプランを考えていることが予想されます。
実際に、他の国では使い放題が主流になっているわけですから、ここで使い放題ではないプランを考えるというのは現実的ではありません。
通信量を区切っても意味がない
ドコモの社長もインタビューなどで答えていますが、そもそも通信料を区切って料金を設定することの意味がなくなってしまいます。
その理由としては、5Gになることで通信速度が速くなり、大容量の通信が可能になるわけですから、通信量はかなりの量になるのは間違いありません。
そこで通信量で料金を区切ってもほとんど意味がないのです。そのため、使い放題になるのが有力だと考えられるわけです。
他社サービスとの連動を考えれば使い放題が妥当
5Gの時代は、大容量で高速通信が実現することを前提に、他社サービスと連携しています。
また、低遅延と言われリアルタイムに遠隔地の機械を操作できたり、同時に多数の端末を接続できたりします。
その際に、通信制限が設けられたらどうでしょうか。これらのサービスを有効に活用することができないはずです。
そのため、使い放題以外のプランは考えにくいといえます。
ドコモの5Gが実現すると何が可能になる?
ドコモの5Gのサービスが始まるのは、2020年の春からだと言われています。
現在、体験ブースなども設けられており、実際にどのようなサービスが始まるのか見えてきていますが、最終的にどうなるのかは分からない方も多いはずです。
そこでここでは、最終的にどうなるか現状で分かっていることを紹介したいと思います。
他の家電・機械との連携が可能に
今でも他の家電との連携は行われていますが、5Gが実用化されれば、複数の家電と同時に接続することが可能です。
つまりウェブカメラと掃除機洗濯機などが同時に連動し、生活をより便利にしてくれると言うわけです。
また、家電だけではなくて、外の監視カメラと連動し、危険な情報をいち早く知らせてくれるということも可能になってきます。
さらに、こうした他の端末との連携は、今後実現されるであろう自動車の自動運転にも関係してくる話になっているのです。
高度化警備サービス(ALSOK)
NTTドコモは、5Gに関して様々な企業と提携をしています。
そのひとつがALSOKです。
ALSOKは皆さんご存知の通り、警備会社です。
ALSOKとドコモが提携することで、ALSOKは複数のカメラでとらえた情報を5Gを使って、コントロールセンターへ送信することが可能になります。
それをAIを使って監視し、犯罪や事故を未然に防ぐという取り組みが行なわれています。
こうしたサービスが提供されれば、様々な情報を共有することが可能になり、犯罪に対する取り組みが大きく変わるでしょう。
建設機械の遠隔制御ができる(KOMATSU)
NTTドコモは、建設機械を作っているKOMATSUと提携し、建設機械の遠隔制御にも取り組んでいます。
これにより、自宅にいながら、遠隔制御で建設機械を動かすことが可能になるのです。
5Gになると、リアルタイムで命令が反映されるわけですから、これまでよりもスムーズに遠隔操作が行えます。
これが実用化すれば、危険な場所での建設作業も可能になりますし、現地に赴かなくても作業が可能になるわけですから、コスト削減にもなるでしょう。
MRの実用化へ(Magic Leap)
皆さんはMRという技術をご存知でしょうか。
MRと言うのは複合現実という意味です。
皆さんがよく知っているのはVRだと思いますが、VRは仮想現実です。
VRは仮想現実に人間が入っている感じです。
それに対してMRは、実際の現実の中に、より仮想世界を融合させる技術です。
MRを使うことで、複数の人間が同時に世界を共有することも可能です。
また、3Dの映像を実際に操作することもできます。
この技術を使えば、現実の世界に、3Dで作った建物を表示させて、そこで修正を加えるなどもできるわけです。
こうした作業も5Gが実現することで可能になってきます。
まとめ
ここまでドコモが5Gになることで料金がどのように変わるかという話を、現時点でわかっている範囲で紹介してみました。
今後また新たな発表があるかもしれませんが、現状では、使い放題のプランとなり、料金は大きく変わらないと予想されます。
5Gになることでできることがかなり増える事は間違いありません。今後どのようなことが可能になり、料金はどうなるのかドコモの発表に注目していきましょう。
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