dカード GOLDを持っているけれど「他のクレジットカードばかり使っている」「クレジットカードの枚数が増え過ぎて整理したい」「ドコモを解約したから、他の会社のクレジットカードに乗り換えたい」などの理由から、解約を検討している方もいるでしょう。
dカード GOLDを解約する際に気を付けることや、解約の手順について紹介します。
dカード GOLDを解約する前に確認したいこと
dカード GOLDを解約する前に確認しておきたいことを紹介します。
年会費が発生するタイミングを知る
dカード GOLDは解約のタイミングを間違えれば、年会費発生直後の解約となり、無駄な年会費を支払ってしまう可能性があります。
一番良いのは、年会費が発生する直前に解約することです。しかし、タイミングがずれたり忘れていたりすると、年会費がかかってから解約する事体になりかねません。
解約する際は、dカード GOLDデスクで年会費の支払いタイミングと、年会費がかかる前に解約できるタイミングを確認しておきましょう。
dカード GOLDは保有しているだけでも、様々な特典が受けられます。今年度の年会費分のサービスを全て受けてから解約した方がお得です。
違約金や手数料は発生しない
dカード GOLDはどのタイミングで解約しても、違約金は発生しません。年会費のタイミングを間違えれば10,000円かかってしまいますが、その点だけ抑えておけばいつ解約しても大丈夫です。
解約手数料もかからないので、自分の好きなタイミングで解約できます。
dポイントは解約後も使える
dカード GOLD解約後、一番心配なのがdポイントでしょう。せっかく貯めたdポイントが消滅してしまっては、dカード GOLDを解約するリスクは大きいです。
しかし、dポイントはdカード GOLDではなく、dアカウントに紐づけられているものです。例えdカード GOLDを解約しても、今まで通りポイントを使い続けられるので安心してください。
特典は解約時点で使えなくなる
dカード GOLDにある様々な特典は、解約してしまうと使えなくなります。
- ドコモ料金税抜1,000円ごとに10%還元
- dカード特約店最大5%還元
- 最大10万円のケータイ補償
- 年間利用額特典によるクーポン
- 空港ラウンジ無料利用
- 海外レンタカー優待サービス
- 旅行保険
- 海外旅行サポートVJデスク
このようにdカード GOLDはクレジットカードとしての機能だけではなく、持っているだけで適応される特典がたくさんあります。
dカード GOLDをクレジットカードとして利用しなくなった人でも、保有しているだけで様々なサービスが使えるカードです。
年に数回でも旅行に行く方や、dポイントを貯め続けたい人ならばdカード GOLDを保有するメリットは大きいです。
家族カードやETCカードは主要カードの解約時点で自動解約
dカード GOLDを解約すると、家族カードやETCカードまで自動的に解約されます。家族カードは本カードと結び付けられているものなので、年会費無料の家族カードだけ使うことはできません。
家族カードを持ちながら解約を考えている人は、家族カード保有者にも事前に解約について確認しておきましょう。
また、ETCカードを使っている人は、先に他のETCカードを用意しておかなければ高速道路利用時に困ってしまいます。
dカード GOLDのETCカードを普段使いしている人は、解約前に新しいETCカードを用意しておきましょう。
dカード GOLDを解約する際の注意事項
dカード GOLDを解約する時は、確認しておきたい注意事項があります。これを確認せずにdカード GOLDを解約してしまうと、後々面倒なことになるかもしれません。
dカード GOLDの解約を考える時には、必ず以下の4つを確認しておきましょう。
短期間の解約は信用情報に影響を及ぼす
お得な特典に惹かれてdカード GOLDに入会したものの、年会費が高い、dカード GOLDの特典を結局使わない、という理由で解約を考えている方もいるでしょう。
二年目の年会費がかかる前に解約したいと考える人も多いですが、短期間の解約は信用情報に影響を及ぼす可能性があります。
クレジットカードは利用する毎に信用情報を積み重ねていくものです。すぐに解約してしまうと、カードを作っても使ってもらえない人と判断される恐れがあります。
自分も利用できる特典はないか、年会費分を賄える方法はないか?など、もう一度自分なりの使い方を考えてみましょう。
スマホのiDカード情報削除
dカード GOLDはiD決済できるため、スマホで電子マネーとして使っている人も多いでしょう。dカード GOLDを解約する際は、解約前に必ずスマホに残っているiD情報を削除する必要があります。
iD情報がスマホに残っているままだと、不正利用されるかもしれません。カード情報の削除はiDアプリから行えます。
アプリのメニューにある「各種お問い合わせ」から、「dカードの削除」を選択します。カード削除のメニューが出てくるので「削除する」「OK」を押せば完了です。
カード払い設定しているものの確認
dカード GOLDを使っていた人の中には、公共料金や携帯代など、毎月の固定費をdカード GOLDでまとめて支払っている人もいるでしょう。
お支払い方法を変更しないままカードを解約してしまうと、毎月の支払が止まってしまいます。
カード払いが完了しないと郵送で請求書が届けられますが、支払先によってはその時点で延滞金が発生する可能性があります。
延滞の事実は信用情報に記録されるので、信用情報に傷がついたり、サービスが止まってしまうかもしれません。
様々な支払い先にdカード GOLDを設定している人は、解約しない方がいいでしょう。
それだけdカード GOLDを活用できているということでもあり、支払先を変更する作業だけで手間がかかるからです。
それでも解約をする場合は、dカード GOLDで支払い設定しているものは、先に他のカードか他の決済方法に変えてから解約しましょう。
解約前に支払い料金を確認しておこう
dカード GOLDを解約したからと言って、残りの請求金額が0になるわけではありません。リボ払いや分割払いをしている方は、解約後も毎月決まった金額が引き落とされます。
しかし、dカード GOLDを解約してしまうと、ご利用明細照会サービスが確認できないので、これまでのように毎月の請求金額をWeb上で確認できません。
分割やリボ払いなど、定期的な支払い金額が残っている人は、解約前に管理しておきましょう。
解約と同時に残りの支払いを一括で行いたい人は、dカード GOLDデスクに電話すれば手続きしてくれます。
dカード GOLD本当に解約していいの?
dカード GOLD解約前に確認しておきたいことと、解約時の注意事項について見てきました。
解約前に確認しておきたいことでも見てきたように、dカード GOLDを解約してしまうと、不随している特典が全て使えなくなってしまいます。
dポイントの還元率も低くなってしまいますので、これまでのようにdポイントを貯められません。dポイントだけは貯めようと、クレジット機能のないdポイントカードに切り替えても、還元率は大きく変わります。
dカード GOLDを保有しているだけで受けられる特典を改めて確認しましょう。
dカード GOLD保有特典
- dカード GOLD優遇特典
- dカード特約店でのポイント高還元
- ドコモ料金税抜1,000円に対して10%のポイント還元
このように、dカード GOLDは保有しているだけでもお得が満載です。
解約してしまうと「やっぱりdカード GOLDを使い続けたい!」と思った時に、もう一度使えるかどうかはわかりません。本当にお得な特典を失ってまで、解約する必要があるのか今一度考えてみましょう。
dカード GOLDのメリットデメリットを改めて確認した上で、dカード GOLDを持ち続けるべきかどうか考えるのも一つの手です。
dカード GOLDの年会費は本当に高い?
dカード GOLDは解約を検討するほど、本当に年会費は高いのでしょうか?dカード GOLDは1年目は入会キャンペーン特典で年会費が実質無料になり、2年目以降も使い方次第で実質無料にできます。
年間利用額特典もあるので、dカードGOLDは実は使えば使うほどお得を感じられ、増え過ぎたクレジットカードを一枚にまとめるのに適したカードです。
dカード GOLDを実質年会費無料で使う詳しい方法は、下記の記事を参考にしてください。
dカード GOLDの解約方法
dカード GOLDの解約を決めた人のために、dカード GOLDの解約方法を解説していきます。dカード GOLDの解約は電話か郵送で行えます。
本人が解約を行う場合は電話、本人以外が行う場合は郵送で解約しましょう。
dカード GOLDを作る時はドコモショップで行った人もいるかもしれませんが、解約手続きはショップではできないので注意してください。
Webでの解約もできないので、必ずdカードゴールドデスクに電話しましょう。
電話による解約手順
dカード GOLDの解約手続きを電話で行う場合は、以下の電話番号に連絡しましょう。
- 0120-700-360
- 受付時間午前10時~午後8時(年中無休)
手続き事体は長くても10分あれば完了します。ただし、時間帯によっては電話が繋がりにくい場合もあるので、余裕をもってかけるようにしましょう。
解約手続きを進める場合は、カード番号と暗証番号が必要になるので、必ずdカード GOLDを手元に置いて連絡しましょう。
- 繋がると音声ガイダンスが流れる
- 解約は「3」を選ぶ
- 本会員カード解約は「1」を選ぶ
- お手元にカードがある場合は「1」を選ぶ
- オペレーターに繋がる
- オペレーターの案内に沿って解約手続きを進める
数字はガイダンスの途中で入力すれば、案内を飛ばしてすぐにオペレーターまで繋げられます。
繋がりにくい場合が多いので、余裕のある時は繋いだままスピーカーにして放置しておくとイライラしません。通話料金は無料なので、放置している間も通話料が発生しないので安心です。
支払日周辺や12時~13時の昼の時間帯は混みやすいです。受付時間が始まる朝一も混みやすいので、時間帯をずらして連絡するようにしましょう。
郵送による解約手順
郵送による解約は、手続きが完了するまでに3週間はかかってしまいます。しかし、本人以外の家族でも解約できます。
忙しくて本人が電話をするタイミングがない場合は、郵送で手続きしましょう。
郵送の場合はdカード GOLDに電話し、郵送で解約したいと伝えれば、必要な書類が送られてきます。
必要書類を受け取ったら、必要事項を記入して返送すれば完了です。
dカード GOLDからdカードへのダウングレード
dカードGOLDは、実はdカードにダウングレードできます。年会費を払うのが勿体ない、dカードは使いたいけれどGOLDカードでなくてもいいという方は、dカードにダウングレードするのも一つの手です。
ドコモ料金の税抜1,000円につき10%還元や、ゴールドカードならでの特典は受けられませんが、dポイントを貯め続けたい方にはおすすめです。
dカードへのダウングレード手続きは簡単にできます。
- dカードゴールドデスクに連絡し切替用の入会申込書を送ってもらう
- 必要事項を記入して返送
- 2週間ほどで切替完了
ただし、ダウングレードでもdカードに新たに入会するのと同じなので、入会審査が必要です。
dカード GOLDを解約してdカードに切り替えるべき?
dカード GOLDとは異なり、dカードは年会費永年無料です。年会費をネックに感じていた人にとっては、dカードの方がお得に感じられるでしょう。
しかし、本当にdカード GOLDよりもdカードの方がお得なのでしょうか?利用状況から確認しましょう。
- ドコモ利用額月額9.259円以上ならdカードGOLDがお得
- 年間利用額100万円以上ならばdカードGOLDがお得
ドコモ利用料金9,259円以上ならdカード GOLD
毎月のドコモ利用料金が9.259円を超える人ならば、dカード GOLDがお得です。
dカード GOLDはドコモ利用料金税抜1,000円に対して10%ポイント還元されます。
年会費10,000円分を取り戻そうと考えれば、月々9.259円以上使えば年会費10,000円がポイントで返ってきます。
ドコモ光利用分も税抜1,000円ごとに10%還元されるので、ドコモ料金とドコモ光料金を支払っている人ならば、dカード GOLDを使うのがお得です。
年間100万円以上使うならdカード GOLD
dカード GOLDは年間利用額100万円以上ならば、10,800円相当の5つのクーポンがもらえます。
年間100万円と聞けば、ショッピングに多くのお金を使わなければいけないように感じられます。しかし、公共料金やケータイ代など、毎月の固定費の支払いをdカード GOLDでまとめてしまえば、意外と100万円はすぐに到達します。
月々84,000円以上使えば、12ヶ月で100万円以上。毎月の支払をdカード GOLDにまとめれば、支払を一括管理できるだけではなく、お得な特典も受けられます。
公共料金など全ての支払いをまとめても、100万円を超えない場合はdカードの方がお得かもしれません。
このように、dカード GOLDをそのまま使うか、dカードにダウングレードするかは、自分のカードの使い方で決めるのがいいでしょう。
dカードGOLDは解約後再入会できる?
dカード GOLDを解約したけれど、やっぱりdカード GOLDが魅力的だった!と実感する人もいます。
dカード GOLDは解約後も再入会は可能です。しかし、再入会の場合でも再度入会審査を受ける必要があります。
解約してから再入会するまでの期間にもよりますが、再入会する際は入会審査だけではなく、再入会の理由も聞かれます。
解約後すぐに再入会手続きをすると、入会キャンペーン目的の不正利用者と勘違いされるかもしれません。
解約してから後悔した場合も、最低でも再入会までは3ヶ月は期間をあけるようにしましょう。
dカード GOLDを強制解約された場合
dカード GOLDを使っていたら、ある日突然強制解約されてしまったという方がいます。基本的に普通に使っていれば、解約させられることはありません。
- 3ヶ月以上の支払いの延滞
- 督促状を無視し続けた
- dカードからの電話に出なかった
どのクレジットカードでも、支払を延滞すると督促状が送られてきたり、カード会社から支払いについての電話がかかってきます。
数日の延滞や、引き落とし振替日に支払いしていれば強制解約される心配はありません。
しかし、3ヶ月以上督促状を無視し続けて料金を支払わなかった場合、dカードの会員資格が喪失されます。ブラックリスト入りになるので、dカードだけではなくクレジットカード事体が作れなくなります。
強制解約後は裁判沙汰になったり、差し押さえされたりする危険性もあります。
支払いは無視し続ければいいものではありません。支払いが遅れてしまった場合や、すぐに支払えない理由がある場合は、まずはカード会社に相談しましょう。
dカード GOLD解約のメリットデメリットを改めて考えよう
dカード GOLDを解約する前に確認すべきこと、注意点、解約方法について見てきました。
dカード GOLDはdカードへのダウングレードや、解約後の再入会もできます。しかし、再入会手続きをしたからといって、必ずしもdカード GOLDを再度持てるわけではありません。
年会費を負担に感じてdカードへのダウングレードを検討している方も、今一度dカード GOLDのメリットを確認してみてください。