dカード GOLDのケータイ補償は、携帯電話のトラブルに最大10万円まで補償される手厚いサービスです。
ただし利用には条件や手続きが必要なため、正しい利用方法を知らないと、お得な補償を受けられない可能性も…。
この記事では、dカード GOLDのケータイ補償の利用方法や条件、ドコモのケータイ補償サービスとの違いなどを解説します。
dカード GOLDのケータイ補償とは
dカード GOLDのケータイ補償のサービス内容を確認しましょう。
対象会員 | dカードまたはdカード GOLD本会員・家族会員 |
適用例 | 紛失 / 盗難 / 焼失 / 全損など |
対象端末 | 利用中の携帯電話番号と紐づいた端末 |
補償金額 | dカード:最大1万円 dカード GOLD:最大10万円 |
補償期間 | dカード:端末購入から1年以内 dカード GOLD:端末購入から3年以内 |
補償方法 | dカード利用代金の請求額から補償分を減額 |
dカード GOLDのケータイ補償は、ご利用中の端末が使えなくなった場合の「再購入」金額を補償してくれるサービスです。
利用条件や審査をクリアすれば、最大10万円まで補償してもらえます。
ただし補償されるのは、下記に当てはまる再購入のみです。
- 同一機種・同一カラーの端末
- 再購入の支払いはdカード GOLD
後でdカード GOLDの請求額から、再購入金額が差し引かれる形で補償されます。
もし同一機種・同一カラーの携帯電話端末の在庫がなければ、指定の携帯電話端末となります。
dカード GOLDとdカードで補償内容を比較
dカード GOLDとdカードではケータイ補償の内容に2つ違いがあります。
異なるのは「補償金額」と「補償期間」。
dカード GOLDなら購入から3年以内、最大10万円補償してくれるのに対し、dカードは購入から1年間、最大1万円までです。
dカード GOLDの方が断然お得であることが分かりますね。
dカード GOLDのケータイ補償は機種変更しても使える
dカード GOLDのケータイ補償は、機種変更後も引き続き使えます。
新しい携帯電話をdカード GOLDで購入していれば、その購入日から新たに3年間のケータイ補償がついてきます。
ただし機種変更前の端末については、新しい端末に電話番号を引き継いだ時点から、補償の対象外となります。
dカード GOLDのケータイ補償の利用条件
dカード GOLDのケータイ補償を利用するには、いくつか条件があります。
dカード GOLDのケータイ補償の条件
- dカード GOLDと電話番号の紐づけ
- 端末が修理不可能な場合のみ
- 指定の店舗で再購入する
- dカード GOLDで一括支払いする
dカード GOLDと電話番号の紐づけ
dカード GOLDのケータイ補償を利用する前に、携帯電話番号と紐づけてあることが必要です。
紐づけ設定は、ドコモショップ・電話・ドコモ公式サイトで手続きできます。
家族カードの場合も、それぞれの電話番号とdカード GOLDを紐づけてないと補償されません。
端末が修理不可能な場合のみ
dカード GOLDのケータイ補償は、端末が修理不可能なときの再購入にしか対応していません。
故障した場合は、修理できるかどうか、ドコモショップやAppleストアで端末の状態を確認してもらう必要があります。
もしも、修理可能(=補償対象外)と判断された場合、修理代は自己負担になるので覚えておきましょう。
指定の店舗で再購入する
dカード GOLDのケータイ補償を利用するには、必ずドコモショップやAppleストアなどの対象店舗で再購入しましょう。
非正規の店舗での購入はもちろん、ドコモオンラインショップでも適用されないので注意してください。
dカード GOLDで一括支払いする
dカード GOLDのケータイ補償で、端末代金を補償してもらうには、dカード GOLDで一括払いする必要があります。
分割支払いで購入してしまうと、端末代金は自己負担となり、頭金と事務手数料しか補償されません。
dカード GOLDのケータイ補償の利用方法
dカード GOLDのケータイ補償を利用するには、正しい手続きが必要です。
紛失・盗難・故障など、トラブルの種類や端末機種によっても手続きが異なるので、注意してください。
どの場合でもトラブル発生から60日以内に申告しないと、補償を利用できないため、早めに対応しましょう。
紛失・盗難の場合
紛失・盗難の場合は、まず携帯電話番号を利用中断して、警察署へ遺失届または盗難届を出してください。
火災による焼失の場合は、消防署への届け(罹災届)を出して、罹災証明書をもらう必要があります。
手続きが済んだら、ドコモショップ窓口で「dカード GOLDのケータイ補償を利用したい」と伝えましょう。
修理不能(水濡れ・全損等)の場合
端末が故障した場合は、ドコモショップまたはAppleストアで、故障の状態を確認してもらう必要があります。
いずれに行く場合も「故障した端末」と「dカード GOLD」を必ず持って行きましょう。
Androidの場合
Androidの場合は、ドコモショップ窓口で「故障したのでdカード GOLDのケータイ補償を利用したい」と伝えてください。
修理担当者に「修理不可能」と判断されたら、端末を回収してもらい、新しい機種を購入しましょう。
iPhoneの場合
dカード GOLDのケータイ補償とApple care+の両方に加入している場合、どちらか1つのみ利用できます。
どちらの補償を利用できるかは、正規のAppleストアへ行って確認してもらわなければなりません。
「保証対象外修理サービスによるiPhone交換」と判断されたら、dカード GOLDのケータイ補償の対象になります。
dカード GOLDの補償には「補償対象外修理サービスで端末交換を行った」と記載されている書面の写しが必要です。
Appleストアでこの書面を受け取ったら、ドコモショップへ持って行って補償申請をしましょう。
dカード GOLDのケータイ補償の注意点
dカード GOLDのケータイ補償は便利ですが、注意点もいくつかあります。
利用できるのは年1回のみ
dカード GOLDのケータイ補償は3年間有効ですが、利用できるのは年1回までです。
2回目以降の補償を利用できるのは、前回の利用から1年以上経った後になるので注意しましょう。
補償されるタイミング
dカード GOLDのケータイ補償は、補償の決定日を含む「カード利用期間」の翌月のdカード GOLD利用代金に適用されます。
例として、1/1に端末にトラブルが起きた場合の流れを見てみましょう。
トラブル発生の申告からドコモの審査が下りるまでには、多少時間がかかります。
再購入の支払いから補償が清算されるまでの間、一時的にマイナスが生じることに注意してください。
なお、適用月のdカード GOLDの利用代金が補償金額より少ない場合は、差額分が決済口座へ振り込まれます。
dカード GOLDとドコモのケータイ補償を比較
dカード GOLDのケータイ補償とは別に、ドコモで契約できるケータイ補償サービスもあります。
dカード GOLDのケータイ補償との違いは、下記の4つのポイントです。
ドコモのケータイ補償サービスの特徴
- 月額料金がかかる
- 補償の際にも負担金がかかる
- 修理やデータ復旧にも対応
- トラブルがあれば機種交換可能
月額料金がかかる
dカード GOLDのケータイ補償は、dカード GOLD会員であれば無料で利用できます。
しかし、ドコモのケータイ補償サービスに加入するには、機種代金に応じた月額料金がかかります。
自己負担金がかかる
dカード GOLDのケータイ補償では、補償金額を超えない限り、自腹での支払いは発生しません。
一方、ドコモのケータイ補償サービスは、利用する際に「自己負担金」が発生します。
そのため機種代金が10万円以内であれば、dカード GOLDのケータイ補償を利用するのが賢明でしょう。
修理やデータ復旧にも対応
dカード GOLDのケータイ補償にはない最大のメリットが、修理代金の補償です。
例えばディスプレイのひび割れや、コネクタ部分の破損といった故障なら、簡単な修理で済むことも多いですよね。
ドコモのケータイ補償サービスなら、ドコモでの修理代金をサポートしてもらえます。
ただし、製品の保証対象内(iPhoneなら購入から1年)を超えている場合は、サポート額に上限があるので注意してください。
その他、水濡れや破損した際のデータ復旧代金や、紛失時のケータイお探しサービスも一部補償してもらえます。
トラブルがあれば機種交換可能
dカード GOLDのケータイ補償と同じように、紛失・盗難・水没などの全損があった場合は、新しく同じ機種が手に入ります。
しかしドコモのケータイ補償サービスは、購入金額の補填ではなく「交換機種の提供」という形で補償されます。
「何が違うの?」と思うかもしれませんが、交換には2つメリットがあります。
- 一旦自腹で支払う必要がない
- 機種代金が10万円超でも大丈夫
ただし、サービス利用時に負担金がかかるので、基本的にはdカード GOLDで補償してもらう方がお得です。
dカード GOLDのケータイ補償まとめ
dカード GOLDのケータイ補償は、dカード GOLD会員なら知っておきたい便利なサービスです。
最大10万円まで補償してもらえるので、最新機種をお持ちの方でも安心です。
利用条件さえクリアしていれば、月額や手数料も発生しないので、いざという時に使って損はありません。
修理には対応していませんが、ドコモのケータイ補償サービスと併用すれば、ほとんどの端末トラブルで補償してもらえます。
これからdカード GOLDを利用する方は、お得なケータイ補償を含めて検討してみてください。