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Cube Mix Plusの実機レビューと日本語化設定方法!お絵描きタブレットとしても優秀な一品に

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先日お絵描きできるようなタブレットがないのか探していた所、GearBestで販売されている「Cube Mix Plus」という海外製タブレットを目にしました。

このタブレット、なんとWacomのデジタイザ機能を搭載しており、筆圧感知レベルは1024。充分にお絵描きタブレットとしての必要最低限の機能は果たしていると考え、国内ではなく海外のタブレットを初めて購入することに。

そこで今回は、Cube Mix Plusの実機レビューと日本語化設定方法を紹介していきます。

Cube Mix Plusのスペック

Cube Mix PlusはタブレットではありますがHDDではなくSSDを搭載しており、前機種からメモリやストレージ容量も更に増えて隙のないタブレットに進化しました。これが4万円以下で購入できるってのが驚き。それではまず、Cube Mix Plusのスペックから紹介していきます。

  • OS:Windows10 64bit
  • CPU:Intel Kaby Lake Core M3-7Y30
  • GPU:Intel HD Graphice 615
  • 画面サイズ:10.6インチ(IPS液晶)、1920*1080のフルHD
  • ストレージ:SSD 128GB
  • 外部ストレージ:microSDカード 最大128GB
  • メモリ:4GB
  • ネットワーク:WiFi 802.11a/b/g/n
  • Bluetooth:あり
  • バッテリー:4300mAh
  • その他:Wacomデジタイザ(筆圧感知レベル1024)

Windowsタブレットとしてはかなり完成度が高いと言いますか、そこら辺の国産ノートパソコンよりもスペックは遥かに上です。

特に注目して貰いたいのが赤文字の部分で、CPUは第7世代のKaby Lakeを使用していることにより、動画再生時のバッテリー性能などのパフォーマンスが向上しています。さらに128GBのSSDを搭載しており、静音にも優れデータのやり取りも高速に。

そして忘れてはいけないのが、お絵描きタブレットにはほぼ必須なWacomデジタイザの搭載。Cube Mix Plusにも搭載されており、筆圧感知レベルは1024とまずまずの性能。Wacomタブレットの2048までには届きませんが、お絵描き専用タブレットではなくノートパソコンとしても使えるということを考慮すると、大きく太鼓判を押せる性能に仕上がっているのではないかと考えます。

Cube Mix Plusの実機レビュー

Cube Mix Plusの驚くべきスペックを紹介した所で、早速Cube Mix Plusの実機レビューに移りたいと思います。

今回はGearBestという海外ガジェットを取り扱っている通販サイトからCube Mix Plusを購入しました。EMSでの配送となっており、このような包装で日本まで届きます。少し見た目は悪いですが、きちんとエアクッションに守られているので箱が凹むことはほとんどないでしょう。

1.外観レビュー

では早速包装を剥がしてタブレットの外観をレビューしていきたいと思います。箱から取り出してみると、ちょっとおしゃれなかわいい感じのタブレットが登場。付属品はACアダプタ、OTGケーブル、保証書などがついてきております。正面にはフロントカメラがついています。

電源ボタンはタブレットを真正面から見て上部についており、その隣のボリュームコントロールボタンがついています。電源ボタンは柔らかいので非常に押しやすいです。

右の側面に2つのスピーカーがついております。スピーカーで音楽を聞いてみましたが、そこまで音質が良いわけではないので、3.5mmのイヤホンジャックにイヤホンを挿して音楽を聴いたり動画を視聴したほうがいいでしょう。

そしてタブレットの下部にはCube Mix Plus専用キーボードをドッキングさせるためのメス端子がついております。Cube Mix Plusは2in1タブレットなので専用キーボードをタブレットと一緒に購入するのがベストです。キーボードについてのレビューは記事の下部で紹介しています。

タブレットの左側面には、各種ポートが備わっています。

左から、イヤホンを挿すための3.5mmオーディオジャック、最大128GBまで読み込めるmicroSDカードスロット。

そして真ん中はUSB Type-Cポートがありますが、このポートはType-C対応の充電アダプターなどを使うと急速充電が可能になります。と言ってもDC12V対応の充電ポートも備わっていますので、充電ではあまり使う機会はないでしょう。ですが、USB Type-Cを使ったデータの出力や入力には役立つポートです。

その隣にぐにゃっと曲がった変なポートがありますが、こちらはOTG変換ケーブルを使ってUSB3.0接続をおこなうことができます。これを利用し、USB3.0対応のハブなどを使ってポートを増やすことも可能です。

一番右に充電ポートが存在します。中国では昔からACアダプターでの充電という部分は変わっていないようですね。そろそろUSBから充電するのをデフォルトにしてもらいたいと思いますが。

2.カメラ性能

Cube Mix Plusには前面カメラと背面カメラの2つが存在します。正直画質はそこまで期待できません。

背面カメラは5.0MPの約500万画素、そして前面カメラは2.0MPの約200万画素。背面カメラにはオートフォーカス機能がついていますが、使う機会はほぼないかもしれません。

実際に背面カメラで撮影した写真とiPhone7で撮影した写真を比較すると、Cube Mix Plusはかなり画像の粗さが目立ちます。ですのでカメラはあくまでもおまけと考えて使うほうがいいでしょう。

3.お絵描きタブレットとしての性能

Cube Mix PlusはWacomデジタイザ搭載で筆圧感知レベルが1024です。ガッツリ絵を描くには物足りないかもしれません。ですが絵を仕事にしている人でしたらWacomタブレットなりを購入すると思うので、ちょっと落書きしてみたいという感覚で使う分にはCube Mix Plusは充分すぎます。

スタイラスペンに関してはGearBestで別売りで売っているのですが、Amazonで購入できるスタイラスペンでもモノによっては反応します。私が使っているのは、「Wacom Bamboo Stylus feel CS300UK」。

Amazon

Wacomのデジタイザに対応しているペンなら他のものでも使えると思いますので、きちんと商品説明やレビューを見てからペンを購入するようにしてください。

CLIP STUDIOで文字などを書いてみると、きちんと筆圧に感知して先の太さが変わっているのがわかります。これくらいなら軽いお絵描き程度なら充分過ぎるかと思います。

Surface PRO3と比べると正直Cube Mix Plusのほうが描きやすいです。やはりWacomデジタイザ搭載なのは大きなメリットかと思います。

Cube Mix Plusの専用キーボード(CDK09)は必須アイテム

Cube Mix Plusは2in1タブレットですので、Cube Mix Plus専用のキーボードを使うことをおすすめします。ハッキリ言ってかなり使い勝手のいいキーボードですので、必須とも言っていいでしょう。

まずは外観からチェック。シルバーの外観はプラスチックではなくどちらかというとアルミのような感覚でした。ドッキング部分はかなりごつい作りとなっていて、指で曲げようとしてもほとんど回りません。ですが、タブレットをドッキングさせると簡単に回すことが出来ました。

実際にタブレットをドッキングさせるとこんな感じになります。閉じた姿はどこかしらMacBookAirを彷彿させるデザインになっております。キーボードの背面は4つ角にゴムがついているので、地面においてもアルミカバーに傷がつかないように作られています。

正面から見ると完全にノートパソコンにしか見えません。ドッキング接続部分は全くグラグラせず安定しており、開く角度は最大120度までに対応しています。

このキーボードの注目すべき点は、キーボードの両サイドにUSB2.0対応のUSBポートがついていることです。タブレット自体にはmicroUSB3.0やUSB type-Cポートがついていますが、USBポートがなかったのでうれしいですね。これでワイヤレスマウスや有線マウスも取り付けることが可能です。

タッチパッドの操作方法はMacBookと同じです。2本指でのタッチ感知、さらには3本指でマルチタスクを呼び出したりと、色々な操作が可能になっているのでタッチパッドの性能はかなり良いです。

キーボードはブラックとホワイトの2カラー存在しています。GearBestでは50ドル以内で販売していることがあるので、普通のBluetoothキーボードを購入するよりもコスパが高いと思います。このキーボードの弱点は若干重いことです。タブレットと一緒に持ち歩くとなるとかなりしんどい重さになるかもしれません。

>>CubeMixPlus専用キーボードはコチラ

Cube Mix Plusの日本語化設定方法

Cube Mix Plusは海外から取り寄せたタブレットなので、もちろん初期状態では言語が英語の状態となっています。ですので自分でOSの日本語化設定をしないといけません。ツールなどを使って強制的に日本語化する人もいるようですが、そんなことをせずともWindowsの言語設定を変えるだけで日本語化できますので、今回紹介する方法を試してみてください。

まずはWindowsマークをクリックして、歯車の設定画面を開きます。次に設定画面の「Region & language」をクリックし。デフォルトでは英語しか言語の設定がされていませんので、Languages項目の「Add a language」をクリックします。

次に追加したい言語を選択します。もちろんここは「日本語」を選択してください。選択しましたら元の画面に戻るので「Set as default」をクリックし、Cube Mix Plusで利用するデフォルト言語を日本語にしてあげましょう。

設定が終わりましたらタブレットを再起動します。全ての表示が日本語になっていることを確認できました。

言語を日本語化するのは非常に簡単なので、できればツールなどは使わずに手動で設定してあげましょう。

Cube Mix Plusの初期設定

1.タイムゾーンを日本に変更

初期状態だと現在時刻が日本のタイムゾーンに合っていません。ですので、設定からタイムゾーンを変更しましょう。

まずはWindowsマークをクリックして、歯車の設定画面を開きます。次に設定画面の「時刻と言語」を開いてください。その中の「日付と時刻」を選択肢、タイムゾーンがデフォルトだと香港になっていると思いますので、大阪・東京の日本軸に設定してあげましょう。

設定が終わったら、閉じて終了です。もし、海外旅行の際にCube Mix Plusを持っていくのでしたらタイムゾーンを自動的に設定するをオンにしてもいいかもしれませんね。その場合は位置情報もオンにしてあげる必要があります。

Cube Mix Plusのキーボード設定方法

Cube Mix Plusのキーボード設定は初期状態だとUSキーボードになっているので日本語・英数字の切り替えをしようとするとシングルクォーテーションが打ち込まれます。ですので日本のキーボード(JIS)を使うのでしたら日本語入力にキーボードの設定を切り替えて上げる必要があります。

切り替えるには、Windowsマークをクリックし、歯車の設定画面を開きます。そして日本語を選択しオプションを開きます。オプションを開いた後、キーボードのレイアウトを変更するをクリックし、「日本語キーボード」を選択して一度サインアウトすると、デフォルトで日本語キーボードが使えるようになります。

もし、Cube Mix Plus専用キーボードであるCDK09を使う場合はUSキーボードですのでこの先程のキーボード設定をする必要はありません。もし、USキーボードでローマ字入力をしたい場合は、「Alt + ~」を押すと切り替えることが可能ですのでお試しあれ。

Cube Mix Plusを日本から購入する方法

Cube Mix Plusを日本から購入するには、ヤフオクなどを使うのが良いですが割高です。ですのでGearBestで購入するのがベストかと思います。GearBestでは少し型番が古くなったガジェットのタイムセールなどを行っているのでCube Mix Plusも安く購入できる場合があります。

私が購入した時点では399ドルだったのですが、執筆時点で価格を見たら309ドルまで値下げされていました。このように頻繁にタイムセールを行っているのでGearbestはかなりおすすめです。

※ GearBestをこちらから登録すると「初回限定のGearBest特別割引50pt」をもらうことが出来るようです。期限によってはもらえないこともありますので、チェックしてみてください。

今回私がGearBestで購入した商品は、次の2つです。

  • Cube Mix Plus 2in1タブレットPC
  • Cube Mix Plus専用キーボード(CDK09)

GearBestでの購入方法は下記記事にてまとめていますので、初めて購入するという方は住所の書き方など参考にしてみてください。

参考GearBestでの買い方ガイド!海外のガジェットをクーポン利用で安く購入しよう

約半年ほど使ってみてわかったCube Mix Plusの欠点

※ 2017年12月4日追記

Cube Mix Plusを半年ほど使い倒してわかったのは、「発熱量が凄い」ということです。1時間ほど使っていると背面が非常に熱くなってしまいます。この発熱がCube Mix Plus唯一の欠点と言ってもいいかもしれません。

私は発熱対策として、背面に冷却シートを貼ったり、時には冷却ファンを使ったりしてきました。これからCube Mix Plusを購入しようと思っている方は、発熱量が結構あるということを念頭に入れておきましょう。

最後に

以上が、Cube Mix Plusの実機レビューでした。

お絵描きタブレットとしても使えるコスパの高いおすすめタブレットです。ノートパソコンとしても使えますので様々な場面で活躍すること間違いなしです。

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