誰もが一台持つようになったスマートフォン。その分、個人情報の流出や、犯罪行為の踏み台にされるというリスクが高まっています。その中でもAndroidは、ウイルス対策アプリ等を入れておいたほうが良いとされています。
本記事では、自分の大切なAndroidをウィルスの脅威から守る為におすすめな、アンチウィルスアプリを紹介します。
アンチウィルスアプリを入れるべき理由
紹介する前におさらいですが、アンチウィルスアプリを入れるべき理由はウィルスからスマホを守るためです。もしも、自分だけは大丈夫だと考えているなら、それは危険な考えです。
ウィルスに感染するリスクは常に増しています。攻撃性は激しくなり、感染させる方法はより巧妙になっていきます。スマホがウィルスに感染しているかどうか目に見える訳でもありません。いつの間にか感染して、知らぬ間に情報が盗まれてしまいます。そうなった時には手遅れです。
病気の予防と同じで、感染する前に対策をするのが一番有効なのです。
無料版と有料版の違い
アンチウィルスアプリには無料版と有料版の二種類があります。基本的に、ウィルスをスキャンして駆除する性能に大きな差はありません。
有料版だとウィルススキャン以外の機能が多数搭載されているのが大きな特徴です。余計な機能はいらずに、ウィルススキャンだけを求める方には無料版が、色々な機能でスマホをより安心して使いたい方には有料版がオススメです。
無料で使えるオススメのアンチウィルスアプリ
1.Avira Antivirus Security
日本でも有名なセキュリティソフト会社『Avira』のandroid用アンチウィルスアプリです。
セキュリティ性能は高水準で、『AV-TEST』というアンチウィルスアプリの性能を評価する機関でも高評価を取るほど優れています。CPUに対する負荷もさほどではなく、最近のandroidスマホなら負荷を感じずに操作できます。
無料アプリですが、多くの機能を備えています。他の無料アプリだと本体データまでしかスキャンしない所を、SDカードまでチェック。定期的に行われるスケジュールスキャンは曜日や日数を指定できます。
また、スマホの紛失時には、インターネット経由で端末が何処にあるのか現在地を確認、場合によってはロックやデリートも行えます。
変わった機能では、インストールされているアプリを個人情報にアクセスできてしまう危険度別に分けて教えてくれます。高リスクに分類されたアプリで、知らないアプリや提供元不明のアプリならアンインストールする目安になります。
Google PlayストアでDL2.AVL
面倒な機能や設定よりも、シンプルで軽快なアンチウィルスアプリを求めるなら『AVL』がオススメです。
『AV-TEST』において高スコアを叩きだしたこのアプリは、ウィルスの検出率は100%に近い数字を出しています。ウィルス対策の面では十分満足する性能といえます。動作が非常に軽いのも特徴で、インストールして他のアプリが重くなったり、電池の減りが早くなったという実感はほとんどありません。
スマホを守る為に、ウェブサイト安全評価が搭載されています。ウィルスに感染する恐れがあるウェブサイトへのアクセスを自動でブロックしてくれます。そのための必要な設定は無く、インストールすれば後はアプリが自動で作動してくれるので、安心してネットが使えます。
高いウィルス検出率を誇る一方で、それ以外の機能を削ぎ落したアプリです。余分な機能は要らないという方にはオススメですが、日本語対応されていないのが難点です。
Google PlayストアでDL3.Avast Mobile Security & Antivirus 2018
シンプルな『AVL』とは逆に、Avastから出ているアンチウィルスアプリは非常に多機能で知られています。
ウィルス検出率では上記二つに一歩及びませんが、無料アプリとしては十分な性能を持っています。また、注目なのはインストールされているアプリのアップデート漏れを検知する機能が搭載されています。これは有料アンチウィルスアプリでも導入されていない機能の為、非常にありがたいです。
他にも撮った写真を誰にも見せないように、パスワードを掛ける写真保管庫や端末のバッテリー消費を押さえる独自の調整機能など変わった機能も搭載しています。
特におすすめなのが、危険なアプリやスパイウェアが自動でインストールされるのを防ぐ機能で、ウェブサイトだけでなくSMSメッセージやSNSアプリの監視もしています。
他の有料アプリに匹敵する多機能ぶりですが、その分、若干ですが動作が重くなるというデメリットもあります。
Google PlayストアでDL高性能/多機能な有料アンチウィルスアプリ
1.ノートン モバイルセキュリティ
パソコンでもお馴染のノートンのAndroid版アンチウィルスアプリです。
高いセキュリティ性に加えて豊富な機能、使い勝手の良さから人気のアプリで、ウィルス検出率も非常に高く、独自の機能としてアプリアドバイザーが備わっています。
さらに、インストールしたアプリをリスク別に分類、どこに情報を発信しているのかまで表示されます。これによってセキュリティにおいてどこにリスクがあるのか分かりやすくなります。
また、GooglePlayからアプリをインストールする際にも、そのアプリが危険かどうかを判断します。公式にあるから安全とは限らないため、便利な機能です。
フィッシング対策も万全で、chromeやFirefox、Operaなどの一般的なブラウザアプリに対応しているため、追加でプラグインする必要はありまっせん。盗難、紛失した時も公式ホームページからスマホを操作可能。端末をロックしたりデリートする以外に、周囲の状況をカメラで撮影、アラームを鳴らす、SIMカードの抜き取り防止など様々な機能が揃っています。
こういった多くの機能を持つのが有料版のセールスポイントと言えます。価格は1台/1年3024円、2年5130円となっています。
Google PlayストアでDL2.マカフィー モバイルセキュリティ&アンチウィルス
マカフィーから発売されているアンチウィルスアプリの特徴は、スマホ内の操作を制限できる点です。
アプリを起動する際にパスワードを要求するロック機能や表示するアプリをユーザー事に素早く切り替えられる機能などあります。これらのメリットは、お子さんにスマホを渡す際に効果を発揮します。スマホを買い与える時にPlayストアをロックすれば危険なアプリをインストール心配は無くなり、貸す際にも子供に使ってほしくないアプリを表示しないように設定を切り替える事が出来ます。
もちろん、アンチウィルスアプリとしての機能も万全です。ウィルス検出率も高く、最近のバージョンは動作も軽快になっています。一日に一回、自動で電話帳や端末内のデータをマカフィーのサーバーにアップロードするバックアップ機能も完備しているため、もしも紛失してもデータの復旧は容易です。
価格は1台/1年3065円ですが、マカフィーはパソコン版を所有しているとandroid版を無料で使える特約などありますので、複数の端末を使う方にはオススメです。
Google PlayストアでDL3.ウイルスバスター モバイル
コストパフォーマンスを重視する方には『ウイルスバスター モバイル』がオススメです。標準的なウィルス検出率と一通りの機能が揃っていて、価格が非常に抑えられています。
標準的といっても、ウィルス検出率は100%近い数字を残していて、アンチウィルスアプリとしては十分な数字です。WEBサイトの安全性を独自に評価して、危険なサイトへのアクセスをブロック。盗難・紛失時には公式サイトから遠隔操作が可能となっています。また、保護者によるフィルタリングが可能となっており、お子さんが危ないサイトやアプリをインストールするのを制限できます。
最大の特徴は安さで、1台/1年3065円が2年だと3940円と破格の安さになっています。アンチウィルスアプリとしての性能も十分なため、コスパに優れていると言えます。
Google PlayストアでDL最後に
以上、Androidスマホにおすすめなアンチウイルスアプリを、無料、有料に分けて紹介してきました。
今回紹介したアンチウィルスアプリはほんの一例です。Androidには多くのアプリがあるため、自分のスマホや環境に合ったアプリがあるかもしれません。
ですが、気を付けなければいけないのは、アプリの中に極わずかですが悪意を持って配信されている物もあります。アンチウィルスアプリの振りをしてウィルスを感染させるアプリも、過去に実例がありました。
ダウンロード数が多いから安全とは限りません。今回紹介したアプリは、全て安全なアプリです。くれぐれも、提供元不明のアプリをインストールしないように気を付けましょう。