モバイルバッテリーなどで有名なAnkerでは、ACアダプタ対応のUSB充電器も販売しています。かなり評価も良いので、今回はQuick Chargeに対応した5ポートのUSB充電器を購入することに。
そこで本記事では、USB充電器 Anker PowerPort Speed 5のレビューを行っています。また、microUSB、Type-C、Lightningケーブルを使った充電を行い、正常に電力が出力されているか、高速充電に対応できているかもチェックしています。
Anker PowerPort Speed 5のスペック
型番 | AK-A2054521 |
入力 | AC 100-240V 50/60Hz 1.7A |
出力合計 | 63W |
出力:Quick Charge 3.0 2ポート |
3.6-6.5V/3A 6.5-9V/2A 9-12V/1.5A |
出力:PowerIQ 3ポート |
5V/2.4A |
サイズ | 102 × 75 × 28 mm |
重量 | 205g |
5ポート合計の出力は63W。5ポートもあり、1ポートあたり10W以上の出力が期待できるので充電速度に関しては問題ないスペック。
また、Anker PowerPort Speed 5は5ポート中2ポートがQuick Charge 3.0に対応しています。QC3.0に対応している国内スマホはそこまで多くありませんが、利用できる環境であれば充電速度が爆速になります。
残りの3ポート、およびQCに対応していない時にQCポートにケーブルを挿すとAnker独自のPowerIQにより、5V/2.4Aの出力で充電が可能。
Anker PowerPort Speed 5の外観レビュー
ここからは、Anker PowerPort Speed 5のレビューを行っていきます。まずはUSB充電器本体の外観からチェック。
箱を開封すると、USB充電器本体、延長ケーブル、取扱説明書の3点が入っていました。充電器を直接コンセントに挿すタイプではなく、ケーブルを延ばして接続する充電器になっています。
今回はホワイトをチョイスしましたが、Amazonの商品ページにはブラックカラーもあります。USB充電器本体はそこそこ大きいです。
裏面には製品仕様、どのポートがQuick Charge 3.0、PowerIQに対応しているのかが書かれています。QC3.0対応ポートは上2つです。
側面部分を確認。5つのポートの反対側にはコンセントと繋ぐためのケーブルを差し込むポートがついています。
実際にコンセントに挿すと、ポート部分のLEDが点灯します。LEDが点灯していると充電可能な状態になっている証拠です。
あとはType-C、microUSB、Lightningケーブルなどを使ってスマホに接続し、充電が行なえます。
USB Type-Cの電力出力具合
ここからは、肝心のUSB充電器としての性能をレビューしていきます。まずはUSB Type-C対応のスマホで充電をした時に、どの程度電力出力をするかをチェック。
今回レビューに使った端末は、Galaxy S8 Android 8.0となります。
テスターをAnker PowerPort Speed 5挿して、そのままUSB Type-CケーブルとGalaxy S8を接続した時の出力結果が下記となります。
「DC 8.77V/1.60A」、出力電力は13.357Wとなりました。
Galasy S8はQuick Charge2.0対応のスマホです。QC2.0は最大18Wまでの出力で、出力電圧は5/9/12Vのいずれかになります。数値を見る限りでは最大出力の18Wまで遠く感じますが、それでも通常よりも充電速度は速くなっています。
急速充電器という面で見ると合格だと思います。
Lightningケーブルの電力出力具合
次にiPhoneと接続した時の電力出力具合をレビューしていきます。
今回レビューに使った端末は、iPhone 8 iOS11.3となります。
先程同様に、テスターをAnker PowerPort Speed 5に挿してライトニングケーブルとiPhone 8を接続。その時の出力結果が下記となります。
「DC 4.85V/1.40A」、出力電力は6.825Wという結果に。
iPhoneはiOS11.2以降から急速充電に対応しました。しかし、あくまでもPD接続時に急速充電できるだけなので、今回のUSBケーブルで接続するタイプの充電器ではその真価を発揮できないのが残念なところ。
iPhoneで急速充電をする場合は、PD対応の充電器を購入しましょう。
microUSBの電力出力具合
最後にmicroUSB対応Androidスマホと接続した時の電力出力具合をレビューしていきます。
今回レビューに使った端末は、Huawei nova lite 2となります。
先程同様に、テスターをAnker PowerPort Speed 5に挿してmicroUSBケーブルとHuawei nova lite 2を接続。その時の出力結果が下記となります。
「DC 4.87V/0.95A」、出力電力は4.659Wという結果に。
一応Huawei nova lite 2は急速充電に対応しているので、5V/2Aの出力が理論上はでるはず。念の為急速充電対応のmicroUSBケーブルも同時購入して出力具合をチェックしてみましたが、約5Wの出力で想定を下回る結果になりました。
調べてみると、Huawei純正のACアダプタなら最大2A、AnkerのPowerIQなら1.5~1.7Aの電流が流れるようです。今回もPowerIQを使っているので急速充電はできるはずですが、結果的には5W以下。
考えられる原因は購入したケーブルが急速充電対応ではないこと。商品説明では急速充電対応とは書かれていますが、実際には購入するまでわからないのがケーブルの難点。今回はハズレを引いたのかもしれませんね。
電力出力も良好!Anker PowerPort Speed 5は買いのUSB充電器
ここまで、Anker PowerPort Speed 5を徹底レビューしてきました。
結果から言うと、Anker PowerPort Speed 5は買いです。Quick Charge、急速充電に対応していますし、電力出力結果も申し分ありません。
今回レビューした「Anker PowerPort Speed 5」の購入を検討している方の参考になれば幸いです。
合わせて読まれています
-
QC対応USB充電器 Anker PowerPort Speed 4(43.5W 4ポート)のレビュー【A2040111】
以前下記記事にて、Anker PowerPort Speed 5のレビューをしました。 ただ、折りたたみ式プラグではなくサイズも大きく重さも結構あるため、持ち歩きするには少し不便かなと感じました。なの ...
続きを見る