Androidスマホを使用していると、上からアプリやスマホの状況を教えてくれる通知が表示されます。バッテリーの残り時間やLINEのメッセージ、ゲームアプリの時間など便利な事もありますが、大事な時に表示されて集中を乱されるのは嫌ですよね。
また、通知の中にはスワイプでは消せないシステム通知なども存在します。そこで本記事では、システム通知の消し方や、プッシュ通知の設定方法を徹底解説。スマホの通知に関する疑問を解消できれば幸いです。
システム通知/プッシュ通知とは
スマホの通知は大きく分けて二つあります。インストールしたアプリから発信されるプッシュ通知と、使用しているスマホの状態・状況を知らせてくれるシステム通知です。プッシュ通知は、アプリごとに通知のオンオフを細かく設定でき、スワイプすれば表示を消す事が出来ます。しかし、システム通知の中にはAndroid8.0になってから普通のスワイプでは消せない物もあります。
通知バーの面積は決まっており、一度に表示される通知の数にも限りがあります。システム通知がいつまでも残っているため、他の通知を見逃した、などという事がないようにシステム通知の消し方・非表示の方法を最初にご紹介します。
システム通知の消し方は全部で2つ
システム通知をスワイプで消す方法
普通のプッシュ通知なら、通知バーを左から右へとスワイプする事で消えます。ところがシステム通知は左から右へとスワイプしても消す事が出来ません。基本的にシステム通知はお知らせしている状態・情報が変更されるまでは残り続けます。
しかし、これもとある方法を使えばスワイプで一時的に消す事が出来ます。左から右へとスワイプするところを、右から左へとスワイプします。すると、このように歯車のマークと時計のマークが表示されるので、右の時計のマークをタップします。
これはプッシュ通知を一定時間後に再表示させるスヌーズ機能です。15分・30分・1時間の中から設定が出来、一時的にですがシステム通知を通知バーから消す事が可能になります。
しかし、これはあくまで一時的です。設定した時間が来れば再び表示されてしまいます。そこで、もう一つの方法をご紹介いたします。
そもそもシステム通知を表示させないようにする方法
まず、設定を開き「アプリと通知」タップ。次に「通知の設定」をタップします。
ここでは通知に関する様々な事が設定できますが、今回は1番上の「通知」をタップしましょう。ご利用のスマホにインストールされているアプリがずらりと並んでいます。右上のメニューアイコンをタップします。
「システムを表示」をタップすると、目的であるAndroidシステムが表示されるようになります。表示された画面の「その他」の項目にある、「バックグラウンドで実行中のアプリ」をタップ。
「重要度」の項目をタップして、一番下の「低」をタップすれば設定は完了です。
これで消せないシステム通知が表示されることは無くなります。
プッシュ通知の設定を変更する方法
ロック画面のプッシュ通知をオフにする方法
設定アプリを開き、「アプリと通知 → 通知」の順にタップ。
ロック画面の通知をタップすると、3つの選択肢が表示されます。通知を一切表示したくない場合は「通知をすべて表示しない」をタップしてください。
アプリ毎にプッシュ通知をオフにする方法
設定アプリを開き、「アプリと通知 → 通知」の順にタップ。
「アプリの通知」をタップ。
通知の設定を変更したいアプリを選んでタップ。「通知ドットの許可」のオン・オフを切り替えることで、通知の設定を変更することができます。
システム通知をスワイプで消す事が出来ない理由
Android8.0にアップデートされた時、通知関係も新しい機能が追加さ、ホーム画面にあるアプリの右上に青い丸が表示されるようになりました。
これは通知ドットと呼ばれ、通知のあるアプリを一目で見れるシステムです。この便利な機能と同時に、消せないシステム通知がたびたび現れるようになったのです。システム通知をスワイプで消せない理由の一つに、バックグラウンドで勝手に動いているアプリをユーザーに知らせるという目的があります。
ユーザーの目が届かない場所で勝手に情報や許可を発信するアプリは、ウィルスアプリの可能性があります。また、バックグラウンドで実行していると電力の消費が増すため、警告の意味を込めて通知しているのではないかと考えられています。
まとめ
ここまで、Androidスマホのシステム通知・プッシュ通知の設定を変更する方法を紹介してきました。
プッシュ通知は溜まっていけばスマホのパフォーマンスを若干ですが低下させます。一時的、あるいは表示させないようにしていれば余計な通知を表示させなくて済みます。ですが、自分の意図しない所で勝手に起動するアプリを見逃してしまうというリスクもある事に注意しましょう。