AndroidでSDカードを内部ストレージ化させアプリを保存する方法

本記事では、AndroidでSDカード(microSD含む)を内部ストレージ化させ、ゲームアプリなどを保存する方法について解説しています。

最近のゲームアプリは、滑らかなグラフィックに激しいエフェクトを採用しています。そうなると、アプリの容量も大きくなり、内部ストレージが一杯になってしまいがち。そんな時に容量を気にせず使えるSDカードが非常に便利になります。

注意
SDカードの内部ストレージ化は保証外の操作となります。実行する際は自己責任でお願いします。

SDカードを内部ストレージ化させるメリット

最近のスマホは、アプリの進化に合わせてある程度の容量が最初から用意されています。しかし、写真や動画などを撮ったりしていると足りなくなり、格安スマホだとそこまでの容量が無いケースが多いです。

例えば容量が小さいものだとたったの8GB。標準のスマホでも16GB程度しかない場合もあります。

そんな時に、外付けの大容量SDカードを内部ストレージ化すると、重いアプリを幾つ入れてもスマホが軽快に作動します。

SDカードを内部ストレージ化させる方法

SDカードを内部ストレージ化するにはスマホの他に、パソコンとケーブルが必要になります。今回の方法はパソコン初心者でも簡単に導入できる方法なのでご安心ください。

ちなみに筆者が1から行った際は、10分足らずで作業が終了しました。

実践環境
  • Androidスマホ:SONY Xperia SO-4J
  • パソコン:Windows 8.1

AndroidをUSBデバッグモードにする

下記のように、ストレージ画面を表示するとSDカードは外付けのデバイスとして認識されています。今回は、このSDカードを内部ストレージ化します。

スマホ側で必要な操作は、SDカードのフォーマットです。その際に残しておきたいデータは、別のデバイスやオンラインストレージなどにバックアップを取っておきましょう。

SDカードのフォーマットが完了したら、スマホをUSBデバックモードにします。Xperia SO-4Jでは、ビルド番号を数回タップすることで「開発者向けオプション」が表示されます。

ご使用のスマホマニュアルから、開発者画面の表示方法をご確認ください。

次に、開発者向けオプションのUSBデバッグをオンにします。

ひとまずここまでがAndroid側の操作になります。次にパソコンから操作をしていきます。

AndroidSDKのダウンロードとパスの追加

まずはAndroidとパソコンをUSBで接続しましょう。

内部ストレージ化するには、パソコンで「Android Debug Bridge(adb)」コマンドを使えるように設定しないといけません。そのためには、「AndroidSDK」の利用が必要になってきます。

まず、「Androidの開発者向けページ」からAndroidSDKをダウンロードします。今回はWindows環境なので、「SDK Platform-Tools for Windows」をダウンロード。

解凍先について
ダウンロードしてAndroidSDKを解凍しますが、その時の解凍先は「Cドライブ直下」がおすすめです。今回の実例でもC直下に置いています。

次に「コントロールパネル → すべてのコントロールパネル項目 → システム」から「システムの詳細設定」を開きます。

「システムのプロパティ」が開くので、「環境変数」をクリックします。システム環境変数の「Path」選択した状態で編集をクリックするとポップアップが表示されます。Pathを通したいので、今回は「変数値」にAndroidSDKのルートパスを入力します。

AndroidSDKを解凍した場所、今回の場合は「C:\android\sdk\platform-tools」となりますので、それをPathの変数値にコピペします。

これでAndroidSDKのPathが通るようになりました。

ADBコマンドを実行し、SDカードを内部ストレージ化させる

まずはコマンドプロンプトの表示から。

コマンドプロンプトは「Windowsキー + R」を押して、ファイル名を指定して実行というポップアップに「cmd」と打ち込むと表示されます。

Pathが通っているかを確認するため、コマンドプロンプトに「adb」と打ち込んでください。成功している場合、下記のようなログが表示され、一度閉じて、再び開きます。

次は、下記を順番に入力してください。

  • adb shell
  • sm list-disks

するとコマンドプロンプトに「disk:179,0」と表示されます。この数字部分は、ご使用の環境によって違います。おそらくdisk idか何かでしょう。

次に、下記を入力してください。

  • sm partition disk:179,0 private

数字の部分は、先程コマンドプロントに表示された数字を入力してください。

しばらく待つと、スマホ側の表示が変わり、下記のようにSDカードが内部ストレージ化した事が確認できました。作業はこれで終了となるので、後はUSBデバッグモードをオフにしても大丈夫です。

おまけとして、内部ストレージ化前後での、機器ストレージの違いを載せておきます。

イメージとしては、内部共有ストレージにSDカードも追加されたという感じです。

ご利用は自己責任で
冒頭でも書きましたが、Android標準の動きとは違う開発者向けの設定方法なので、ご利用は自己責任でお願いします。

内部ストレージ化させたSDカードにアプリの移動方法

SDカードを内部ストレージ化に成功すると、基本的にはアプリのインストール先がSDカードへと変更されます。

また開発者向けオプションの「外部ストレージへのアプリの書き込みを許可」をオンにすると、既にインストール済みのアプリをSDカードに移動できるようになります。

設定アプリのストレージから個別のアプリ情報を開き、「変更 」をタップすると、ストレージの変更先が表示されます。ここでSDカードが選べるようになっているので、内部共有ストレージの容量を減らしたい方はSDカードに設定してあげましょう。

SDカードを外部ストレージに戻す方法

SDカードを元の外部ストレージに戻すのは至って簡単です。

まず、設定アプリを開いて「ストレージ」をタップします。

SDカードをタップし、右上のメニューアイコンをタップ。次に「外部ストレージとしてフォーマット」をタップすると、あとはSDカードが勝手にフォーマットされ、外部ストレージとして認識されます。

SDカードを内部ストレージ化させる際の注意点

SDカードを内部ストレージ化する際、必ずフォーマットをしなくてはいけません。

そのため、既に大切なデータが入っている場合は別のデバイスなどに移動する必要があります。内部ストレージ化したSDカードを戻す際も同様です。

また、アプリの全てがSDカードに保存/移動できるわけではありません。故障した時も保証外になる可能性もあります。

この記事のまとめ

SDカードを内部ストレージ化させるには、一度パソコンでの操作が必要になります。今回はWindowsでの紹介でしたが、Mac、Linuxでも同様の手順で内部ストレージ化させることが可能です。

SDカードにアプリを入れる事で、より多くのアプリをインストール出来るようになります。

もしAndroidスマホの容量が足りないなと思ったら、一度やってみるかを検討してみてください。