日々Androidスマホを使っていると、「なんだか動作が重くなってきた」、「アプリが突然落ちたりする」ような経験をしたことはないでしょうか。原因の一つとして、Androidのキャッシュがたまりすぎた事が挙げられます。そこで本記事では、Androidスマホのキャッシュを削除する方法を徹底解説。
この記事でわかること
- キャッシュ削除をする意味とは
- キャッシュの削除方法
その他、キャッシュの削除ができない人も今回紹介する手順を試してもらえたら幸いです。
スマホのキャッシュを削除する意味とは?
キャッシュとは、一時的にデータを保存しておく仕組みを指します。キャッシュをつくることで、同じものを何度も作り直す必要がなくなり、データのやり取りが高速化できます。スマホでいうと、アプリの利用履歴や、ブラウザのアクセス履歴などがキャッシュで保存されます。
WEBブラウザでよくアクセスするページを読み込む際は、一度端末にページデータを保存されますので、2回目以降のアクセス時はページの表示速度が上がるようになっています。しかし、キャッシュが貯まりすぎると逆にスマホの動作に支障をきたしてしまうため、定期的にキャッシュを削除してあげる必要があります。
キャッシュデータの削除方法は3つ
スマホで作られるキャッシュデータを削除する方法は、大きく分けて3つあります。
- Androidの設定画面から一括削除
- アプリごとにキャッシュを削除
- キャッシュ削除アプリを使って削除
Android 8.0からは、スマホ本体の無駄なデータを管理する機能が追加されました。そのため、Android 8.0以前のスマホで使われていた「キャッシュ削除アプリ」の効果はかなり薄くなっています。
キャッシュの削除手順をこれから解説していきますが、機種によって多少やり方が異なる場合があります。ここでは、Galaxy S9、Android 8.0、およびAndroid One X4環境で手順を示しています。
1.Androidの設定画面から一括削除
1.設定アプリを開く。一覧から「端末のメンテナンス」をタップ。
2.「ストレージ」をタップ。
3.「今すぐ確保」をタップし、キャッシュデータの削除完了。
2.アプリごとにキャッシュを削除
1.設定アプリを開く。一覧から「アプリと通知」をタップ。
2.アプリ一覧から、キャッシュを削除したいアプリを選ぶ。
3.「ストレージ」をタップ。
4.「キャッシュを削除」をタップして完了。
3.キャッシュ削除アプリを使った削除
基本的にAndroid 8.0以降のスマホであれば、キャッシュ削除アプリを使う必要はありません。ですが、それ以前のバージョンの方はアプリを使ったほうがキャッシュ削除が簡単なケースもあります。様々なキャッシュ削除アプリがありますが、その中でも無料で使えるものが下記3つとなります。
- CCleaner
- Clean Master
- ノートンクリーン
今回は「Clean Master」を例に、アプリを使ったキャッシュデータの削除手順をご紹介します。
「Clean Master」を使ったキャッシュ削除手順
1.アプリを立ち上げ、「開始」をタップ。
2.「ジャンクファイル」をタップ。
3.「権限を与える」をタップ。既にアクセス許可をしている場合、この手順を省略。
4.様々なジャンクファイルやキャッシュ表示を確認し、「クリア」をタップ。
5.数秒待つと、キャッシュやジャンクファイルの削除が完了。
まとめ
以上、Androidスマホのキャッシュデータを一瞬で削除する方法の紹介でした。
この記事のまとめ
- スマホのキャッシュは定期的に削除しても大丈夫
- Android 8.0以降は本体の設定からキャッシュ削除を推奨
- Android 8.0未満はアプリを使ったキャッシュ削除も
キャッシュ削除による影響を気にする方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に端末の動作を遅くする要因となりやすいです。定期的にキャッシュを削除して、スマホを快適に利用しましょう。