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P9 lite PREMIUMの実機レビュー!UQmobileの格安SIMと相性が良すぎた

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UQmobileで販売中のHuaweiの格安スマホ「P9 lite PREMIUM」を手に入れました。

もはや格安スマホの代表格と言ってもいいHuaweiのスマートフォン。このP9 lite PREMIUMは唯一WiMAX 2+に対応しているスマートフォンで、Huaweiの公式オンラインショップでも販売されていない、UQmobile独自のスマートフォンとなっています。デザインは、P9シリーズとほぼ同じですが、プロセッサやメモリ周りは強化されています。

そこで今回は、P9 lite PREMIUMのデザインからカメラ性能、そしてゲーム動作などのレビューをしていきたいと思います

P9 lite PREMIUMのスペック

まずは簡単に、P9 lite PREMIUMのスペックを見ていきましょう。

メーカーHuawei
製品名P9 lite PREMIUM
サイズ高さ:約146.8 mm
幅:約72.6 mm
厚さ:約7.5 mm
重さ:約147 g
カラーホワイト、ゴールド、ブラック
OSAndroid 6.0
CPUSnapdragon 617(MSM8952)
メモリ3GB
ストレージ16GB
バッテリー3000mAh
ディスプレイ5.2インチ / FHD(1920×1080ドット)/ IPS(in- cell)
アウトカメラ1300万画素(開口部F2.0/AF/BSI)
インカメラ800万画素(開口部F2.0/FF/BSI)
通信方式4G LTE / WiMAX 2+
Wi-Fi802.11b/g/n(2.4GHz)
SIMサイズnanoSIM
その他センサー:GPS/AGPS/Glonass

P9 lite PREMIUMはかなり薄くて軽いです。手に持った感じでは、iPhone 7よりも軽いかも、と感じました。

Huaweiの P9 liteと比較すると、サイズと見た目的には全く同じですが、P9 lite PREMIUMではメモリとプロセッサが強化されました。プロセッサに関してはHuawei独自のKirinシリーズではなく、Snapdragon617(MSM8952)と、Moto G4 PlusやAndroid Oneと同じプロセッサを使っています。このプロセッサは安心のQualcomm製のミドルクラスのチップですが、意外とゲームもイケるとMoto G4 Plusでは立証されていました。詳しい記事はコチラ

ゲームに関して実際どんな感じなのかは記事の後半でご紹介します。

対応周波数帯(バンド数)について

P9 lite PREMIUMが対応しているバンド数は以下のとおりです。

  • Band1/3/8/19/26/41

UQmobile向けの端末なので、au系の回線しか使えないと思われるかもしれませんが、docomo、ワイモバイルの主要バンドにも対応しているようです。したがって、P9 lite PREMIUMはほとんどの格安SIMで使えることとなります。キャリアの対応バンドについては下記の表をチェックしてください。ちなみにWiMAX2+に該当するバンドは「41」となっています。

周波数帯(バンド)DocomoauUQソフトバンクワイモバイル
2100MHz(Band1)W-CDMA
LTE
CDMA2000
LTE
W-CDMA
LTE
1800MHz(Band3)LTELTE
800MHz(Band6)W-CDMA
900MHz(Band8)W-CDMA
LTE(プラチナ)
W-CDMA
LTE
1700MHz(Band9)W-CDMA
1500MHz(Band11)LTEW-CDMA
800MHz(Band18)CDMA2000
LTE(プラチナ)
800MHz(Band19)W-CDMA
LTE(プラチナ)
1500MHz(Band21)LTE
800MHz(Band26)LTE
700MHz(Band28)LTELTE
2.5GHz(Band41)TD-LTELTE
3.5GHz(Band42)LTELTELTE

P9 lite PREMIUMのデザインをチェック

見た目はP9 liteと変わらないのでそこまで斬新さは目立ちませんが、やはり側面のメタルフレームが非常に高級感を醸しだしてくれます。ひんやりと冷たいメタルフレームの素材は、アルミ合金となっており、強度や軽量化に優れているようです。また、高級感を出すために表面はさらさらしたダイヤモンドカット加工が施されています。

カラーは全部でホワイト、ゴールド、ブラックがありますが、高級感をよりいっそう感じたいのであれば、断然ゴールドのカラーがおすすめとなります。Huaweiのゴールドカラーは派手すぎず地味すぎずのちょうどいい加減の鮮やかさになっているので、見た目は非常に良いです。

iPhone 7とP9 lite PREMIUMのディスプレイ比較です。5インチと5.2インチなのでそこまで差はないかなと思いましたが、実際に写真で見てみると結構差が出ているかなと感じます。iPhone 7のほうが断然小さいです。おそらくベゼル幅の影響もあるかと思います。

そして、P9 lite PREMIUMのほうがエッジ部がちょっとカクカクしている感じです。個人的にはもう少しエッジ部が丸い方が持ちやすく感じました。iPhone 7くらいにエッジ加工してくれたら最高に持ちやすいと思います。

側面部分はこんな感じです。iPhone 7にはクリアケースをつけちゃってるので少し厚いです。外すとP9 lite PREMIUMと同程度の厚さかなと思いました。P9 lite PREMIUMは右側の側面に電源ボタンと音量調節ボタンがついており、左側にはSIMトレイのみがついています。余計なボタンがないのでかなりデザインはスッキリしているかなと思いました

最後に背面をチェック。カバーなしの状態ですが、裏面はすごいサラサラで触っていて気持ちいいです。カメラは完全に端末内に埋め込まれているので、バンプがありません。メインカメラは1300万画素のF2.0の明るいレンズが採用されています。指紋認証部分はいつも通り背面上部についている感じでした。

デザインに関してはスタイリッシュで高級感あふれる仕上がりになっています。軽量ボディも素晴らしい。

カメラ性能をレビュー

スマホを購入するときに結構重視されがちなカメラ性能もレビューしていきたいと思います。最近はデジカメを持ち歩かずスマホで撮影という人がほとんどですからね。

P9 lite PREMIUMはアウトカメラが約1300万画素、F値2.0で、インカメラが約800万画素、F値2.0のレンズを採用しています。P9 liteと変わらないカメラ性能ですね。選べるカメラモードは豊富に用意されていて、撮影後にピントの位置を調整できる「全フォーカス」や食べ物の撮影にピッタリな「フードモード」、さらには、夜の撮影にピッタリな「夜間撮影」モードなどのカメラモードが存在しています。

自撮りの機会が多い方には「パーフェクトセルフィー」というモードもおすすめです。このモードは陰りのある被写体をキレイに映してくれて、より美肌に近づくように10段階で調整することが可能なモードです。インカメラの性能もそこまで悪くはないので、結構な効果が期待できるかもしれませんね。

実際にパーフェクトセルフィーモードと通常モードで撮影した写真がコチラです。

これはビューティーモードをMAXにして撮影してみた写真です。若干ですが、右側の方がりんごの繊維などが消えてツルツルの表面になっていることがわかります。背景も若干白っぽくなっているきがしないでもないです。人を撮影したときもこのような効果が得られると思います。

では次にiPhone 7で撮影したりんごと比較してみます。

だいぶ色合いが違いますね。どっちが本物に近いかというと、iPhone 7のほうが近いです。P9 lite PREMIUMは全体的に暗いです。画素数的にはiPhone 7は約1200万画素とP9 lite PREMIUM未満ですが、異なってくるのはF値ですね。

iPhone 7のF値は1.8なのに対して、P9 lite PREMIUMのF値は2.0です。この差が明るさに影響してくるところです。ですので、このことから言えるのは、「カメラのスペックを見る時は最初に画素数ではなく、F値をチェックしよう」ということです。

バッテリーは3000mAhと大容量

3000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、電池持ちは結構いいです。ただ単にバッテリー容量が大きいだけでなく、省エネ設計された作りとなっているのでバッテリー効率が良いのでしょう。

実際に1日使ってみた感想は、普段ゲームをしない人なら電池の持ちが非常に良い。ただし、ゲームを頻繁にする人は1日持たないかもしれない。という印象を受けました。スマホアプリゲームを3時間程プレイしてみたところ、電池が半分くらいなくなったので、おそらく続けてゲームをすると半日程度でバッテリーが切れるのではないかと感じました。

長時間使うと若干背面の指紋認証部分が熱くなってきます。とくにゲームをしているときは熱さがダイレクトに伝わってきましたね。

充電はmicroUSBでの利用が可能です。今流行ってきているUSB Type-Cではないので急速充電には非対応です。

指紋認証の設定も可能

画面のスリープロック解除だけでなく、指紋認証ボタンを使って様々なジェスチャーをすることが可能です。

例えば長押しジェスチャーとして、「アラームの停止」、「写真/ビデオの撮影」、「電話にでる」などを設定することが出来、さらには、スライドジェスチャーで「通知パネルの表示」、「写真の閲覧」など、アプリをわざわざ起動しなくてもクイック起動ができるようになっています。この機能はぜひ使っておきたいです。

ゲーム(デレステ)の使用感

ゲームの使用感も確かめてみました。例のごとくゲームの使用感チェックには欠かせない「デレステ」でP9 lite PREMIUMをチェックしていきたいと思います。まず、デレステ側が勝手に決めた、P9 lite PREMIUMの描画設定は「3D標準」でした。とりあえず第一関門はクリアですね。

ジャギジャギ感もプロセッサがKirinではなくSnapdragonなのでそこまで感じません。Androidだとこんなもんじゃないかなと。

ただし、3D標準でノーツ数が多いMASTER以上をプレイすると若干重く感じます。やはりプレイするときは「2D標準」、「2D軽量」のどちらかをおすすめします。隣接反応についてですが、親指でプレイした限りではちょっとだけ危なげ。端末自体が大きいのでそこまで指と指が触れることはないのですが、触れたときに同時押ししたらノーツが1個抜けました。

ちょっと離してあげると普通に反応します。ただ画面が大きいので親指でプレイするのはちょっとしんどい。

UQ mobileの組み合わせでサクサクの通信速度を体感

WiMAX2+のエリア外なので、P9 lite PREMIUM × UQ mobileの本領は発揮できていませんが、LTE4Gでもお昼にもかかわらず爆速です。アップロード速度もそこそこ良いのでかなりサクサク通信が可能です。

現状ワイモバイルとUQmobileが私のおすすめですね。この通信速度を保てる格安SIMはこの2つしかありません。体感速度もテスト値とさほど変わらないといった印象です。かなり満足度の高い組み合わせとなりました。

P9 lite PREMIUMはUQmobileのみで販売中

現在 P9 lite PREMIUMはUQmobileでのみ新品で販売しております。ヤフーオークションなどを見るとたまに端末が売っていたりしますが、結構高いです。ですのでUQmobileで購入するのがおすすめですが、購入するときのワンポイントアドバイスもあります。

もし端末のみが欲しいのでしたら、データSIMとのセットで購入してください。もっと安く購入するには「端末アシスト」という購入方法を選ぶのが良いのですが、この方法だと、ぴったりプランか、たっぷりプランなどの音声通話への加入が必須となります。

ですので、端末購入方法を「一括払い」にして、「データ高速プラン」で契約すると端末を最安値で購入することが出来ます。初期手数料のSIM代金が3000円かかりますが、これがP9 lite PREMIUMを正規ルートで最安値購入するための方法です。なおデータ高速プランは「最低利用期間」が存在しません。

もし、音声プランつきで購入したい場合は「端末アシスト+ぴったりプラン or たっぷりプラン」が最強の組み合わせです。端末代金も含めて月々かなりやすくスマホを運用可能なので、音声通話プランを考えている人はこの方法をご検討ください。

最後に

以上が、P9 lite PREMIUMの実機レビューでした。現在UQmobileでの販売のみとなっているので、ご購入を検討している人は一度公式ページで料金プランなどを確認してみて下さい。

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